Firework、実店舗さながらの接客を構築する新ソリューションを提供開始
Firework Japan株式会社(以下、Firework)は2026年1月28日、リテール(小売)とブランド(メーカー)がオンライン上で連携し、実店舗さながらのシームレスな接客体験を構築する新ソリューション「Firework Retail Connect」の提供を開始した。
なお、本ソリューションのローンチパートナーとして、日本最大級のコスメ・化粧品・美容の総合情報サイト@cosmeの公式ストア「@cosme SHOPPING(株式会社アイスタイルリテール)」「HANKYU BEAUTY ONLINE(株式会社阪急阪神百貨店)」「Alpen Online(株式会社アルペン)」の参画が決定している。
「コネクテッド・コマース」を実現
「Firework Retail Connect」の特徴について、Fireworkは次の内容を挙げている。
◆「コネクテッド・コマース」を実現
▷ブランドは自社のSNSやD2Cサイトにある動画資産を、URLひとつでリテールサイトへ即座に同期できる。リテール側は制作コストゼロで、ブランド公式の高品質なコンテンツを自社の棚(PDP)に実装可能となる。
◆AIO/GEO(AIによる検索最適化、生成エンジン最適化)時代のデータ基盤となる「2階層のPDP構造」
▷第一層:縦型動画やライブ配信アーカイブを表示し、テキストでは伝わらない質感や動きを直感的に伝える。
▷第二層:動画内の音声や文脈を解析し、「構造的なHTML階層」としてページ内に実装。これにより、検索エンジンや生成AIが内容を正確に理解できるようになる。
◆「動画連動型AI」による精度の高い接客
▷構造化データを元に、Fireworkの「AI Shopping Agent」が回答を生成。ページ内の正確な情報を元に即答するため、ハルシネーション(嘘の回答)を防ぎ、精度の高い接客を実現する。
ブランド・リテールのメリット
Fireworkは「Firework Retail Connect」の導入によって、ブランドとリテールはそれぞれ次のようなメリットを享受できると説明している。
◆ブランド(メーカー)企業のメリット
▷自社ECの「AIO/GEOデータ基盤」構築:検索エンジンや生成AIから「信頼できる一次情報源」として認識されやすくなり、流入競争力を高める。
▷資産の「多重利用」によるROI最大化: 一度のクリエイティブ投資で、自社サイトの検索対策とリテールサイトでの接客強化を同時に実現。
▷体験の分断防止: どのプラットフォームでも同じ「動画連動型AI」が接客を行うことで、一貫したブランド体験を担保。
◆リテール(小売)企業のメリット
▷運用の自動化: ブランド側の高品質な動画資産をそのまま受け取る(シンジケーション)ことで、制作コストをかけずに売り場を最新化。
▷検索評価の向上: ブランドから供給された構造化データにより、リテールサイト自体の検索ランクやAI推奨において優位性を発揮する。
▷リテールメディアとしての新収益源: 動画資産を「協賛型プロモーション」枠として活用し、新たな広告収益モデルを創出。
PDPの抜本的な構造改革が不可避
近年、消費者は複数のECサイトを横断して比較検討することが当たり前になり、EC事業者には差別化が強く求められている。
Fireworkはこうした状況を背景に「急速に普及する次世代検索においては、AIが正しく理解・参照できる『質の高い構造化データ』を持つサイトが選ばれる時代に突入しています」と指摘。「顧客体験の向上ニーズ」と「次世代検索への対応による流入強化ニーズ」の両面から、PDPの抜本的な構造改革が不可避となっていると続ける。
「Firework Retail Connect」は第1弾として、「@cosme Shopping」「HANKYU BEAUTY ONLINE」「Alpen Online」への導入が決定している。次世代のAI検索のデータ基盤となるコネクテッド・コマースを実現させる取り組みとして、今後の動向に期待が寄せられる。


