ランサーズ海外デザイナー枠を強化、グローバルクラウドソーシング「designclue(デザインクルー)」買収へ
92ヶ国のデザイン特化ユーザー登録のデザインクルーのサービス買収
日本最大級のクラウドソーシングサービスを運営する、ランサーズ株式会社(代表取締役社長:秋好陽介、以下、ランサーズ)は、デザイン特化のグローバルクラウドソーシングサービス「designclue(以下、デザインクルー)」を運営するCrevo株式会社(代表取締役:柴田憲佑)より、両社合意の元2015年4月1日付でデザインクルーを買収することを発表した。
ランサーズは「時間と場所にとらわれない新しい働き方の創造」をビジョンに掲げる国内最大級のクラウドソーシングサービス「ランサーズ」の運営会社。
昨今、クラウドソーシング業界初のアワードを開催するなど、国内クラウドソーシング市場を活性化させる様々な取り組みを展開している。
一方、Crezo株式会社は、世界92ヶ国以上(記事執筆時)のデザイナーが参加するグローバルなクラウドソーシングサイト「デザインクルー」の運営会社。様々なデザイン制作をコンペ形式で依頼することができ、日本最大級のWEB開発コンテスト「Mashup Awards 9」のロゴ制作を含め、1,500社以上の導入実績がある。
今回、海外デザイナーに特化したデザインクルーの買収によりランサーズは、越境ECの市場を視野に入れ、現地の消費者が好むデザインインターフェイスなどの作成を強化するとともに、競合である海外特化のクラウドソーシングサービス各社を追随していく狙いがあるのではないだろうか。
オフショアの需要が国内でも注目されている昨今において、本格的に自社導入する前段階の試験運用などにも、お手軽に依頼ができる海外デザイナーのクラウドソーシングは有効だろう。幅広い利用形体に期待高まる海外デザイナーのクラウドソーシング業界の今後の動向は見逃せない。