越境EC海外顧客「関税を支払っても購入したい」アニメグッズがトップ BEENOS調査

最終更新日:

ECのミカタ編集部

BEENOS、「越境ECと関税に関する意識調査」を発表

BEENOS株式会社は2026年3月17日、「越境ECと関税に関する意識調査」の結果を発表した。本記事では越境EC事業者へ向け、一部の内容を抜粋して紹介する。

EC運営のパートナー企業を紹介してもらえるって本当?

調査概要

◆実施時期:2026年1月14日~1月21日
◆回答者数:185名
◆対象者:アンケート開始日より1年以内にBuyeeで商品を購入した顧客のうち、表示言語を「英語」に設定している人
◆対象国 アメリカ、EU、イギリス、シンガポール、ブラジル、トルコ、タイ、ベトナム(2020年以降に関税やVATの免税措置が廃止、縮小した国)
◆調査方法:オンラインアンケート
◆調査主体:BEENOSグループ
◆出典:越境ECと関税に関する意識調査(BEENOS株式会社)

関税率の許容範囲「15%まで」が8割以上

自国の税制改正を認識しているかを質問したところ、「認識」している割合は74.0%を占めた。一方、越境EC利用時に関税がかかる品目かどうかを意識している割合は44.6%。消費行動と結びつけている人は半数未満となった。

関税の許容範囲は「15%まで」が83.5%を占めた。その一方で「許容範囲が『16%以上』という、関税コストが高くなっても日本の越境ECを利用したいという意志の感じられる回答も16.5%あったことは特筆点です」とBEENOSは指摘している。

購入単価は上昇傾向

税制改正により「クーポンやキャンペーンを意識するように変化した」割合は合算して51.4%と半数を超えた。「お得に購入しよう」という意識が高まっている様子がうかがえる。

また、安く商品を購入するための情報収集では「1つの商品を複数のECサイトで価格比較」という回答が、79.3%と突出して最多となった。

越境ECの利用頻度は「月に1回以上」が45.2%、「3カ月に1回程度」が32.6%と大多数を占めた。

回答者の53.1%はアメリカ在住者であるが、2024年11月時点で同じ質問をした際の割合である46.2%(※1)とほとんど変化が確認されなかった。また、1回あたりの購入金額も同様に比較すると、2024年11月時点では60.2%だった「1万円以上」する割合は、70.9%と10.7ポイント上昇した。

この結果についてBEENOSは「前回と今回では調査対象の範囲が異なりますが、購入頻度への影響は少なく、購入単価は上昇傾向にあると言えます。これは、コレクション需要や趣味性の高まりを反映した購入が増加した、2025年の越境ECの消費キーワード『推し活コレクター消費』(※2)の傾向ともリンクします」と分析する。

購入した商品分野は「アニメグッズ」がトップ

関税やVAT(消費税)を支払ってでも購入したい商品分野は「アニメグッズ」46.4%、「書籍」38.7%、「音楽作品」32.0%とコンテンツ関連が上位に並んだ。

その理由については「自国で購入できないから」76.1%、「日本限定商品だから」70.7%、「廃盤品だから」60.3%が上位に挙げられた。

自国で購入できれば越境ECを利用する必要性はないが、動画視聴サイトなどでコンテンツをきっかけにファンとなった海外の消費者は、商品が豊富な日本から越境ECで購入している。

「海外顧客の消費行動」の理解を深められる結果となった本調査。越境ECの施策の参考にしたい。

※1 参考:越境ECサイトで商品購入頻度は増加傾向 BEENOS調査
※2 参考:2025年越境ECキーワード「推し活コレクター消費」 BEENOS調査


次回のECのミカタカンファレンスは、
「ギフトEC」をテーマに、ビームスやTENTIAL、ギフトモールなどが登壇します!
お席には限りがあるため、詳細・お申し込みは下記よりお早めに。