メルカート、マイページ機能と配送リードタイム管理をアップデート
株式会社メルカートは2026年3月24日、提供するクラウドEC構築プラットフォーム「メルカート」の定期購入機能を大幅に強化するアップデートを発表した。
マイページで契約内容を柔軟に変更
本アップデートの主な内容は以下の通り。
◆「理想の継続」をデザインできるマイページ機能
▷契約内容の1画面完結変更:定期契約中の商品を、マイページから同一画面内で変更・追加・一部解約が可能に。
▷柔軟な配送調整:ユーザーの都合に合わせ、次回の配送タイミングを延期・スキップ可能(最大期間は事業者が任意設定)。
◆「注文作成タイミング」の最適化
▷配送エリア別の自動制御:離島や遠隔地などリードタイムが長い地域に対し、システムが自動で注文データ作成や事前通知メールを早める制御機能を実装。
▷オペレーションの安定化:属人的な判断を排除し、地域ごとに最適な出荷サイクルを維持することで、配送トラブルによる顧客満足度の低下を防ぐ。
◆Amazon Pay定期データのスムーズな移行対応
▷他社システムからの乗り換え時、ニーズの高い「Amazon Pay」の定期購入情報を引き継げるよう対応範囲を拡大。
◆「定期購入向け高度な販促キャンペーン設定」の拡充(5月頃にアップデート予定)
▷多様な割引・特典の設定:同一商品の複数購入による段階的割引(バンドル販売)だけでなく、異なる商品の「組み合わせ割」や「よりどり割」、固定額の「値引き」設定が可能に。
▷CRM施策の自由化:「定期2回目以降の送料無料」やポイント加算、手数料無料といった特典も、特定の顧客や商品に限定して柔軟に設定可能。

※画像元:メルカートがマイページ機能と配送リードタイム管理を強化し、顧客体験を最適化(株式会社メルカート)
販促やデータ活用に専念できる環境を提供
メルカートは、「サブスクリプション(定期購入)モデルが定着する一方で、多くのEC事業者は『運用の硬直化』という課題に直面しています。顧客からの『今回だけ商品を変えたい』『お届け日をずらしたい』といった個別の要望に対し、従来のシステムでは事業者の手作業による個別対応が必要なケースが多く、これが現場の大きな負荷となっていました」と指摘する。
こうした手続きの不自由さは、顧客にとってはストレスとなり、結果として「一度解約して検討し直す」という離脱を招く大きな要因となっている。
今回のアップデートは、こうした現場レベルのボトルネックをテクノロジーで解消し、事業者が複雑なオペレーションに追われることなく、戦略的な販促やデータ活用に専念できる環境を提供することを目的として実施される。
伴走型機能を順次実装予定
今後の展望について、メルカートは次のようにコメントしている。
「データウェアハウス(DWH)との連携を深化させ、サイト内のボトルネックを自動解析。新規獲得に向けたSNS・広告運用の提案や、CVR(転換率)向上のためのページ改善案など、AIを活用して『次にとるべき具体的な施策』を提示する伴走型機能を順次実装予定です。テクノロジーと人の支援の両輪で、変化し続けるEC市場において事業者の持続可能な成長を支えてまいります」
離島配送の最適化からAmazon Pay移行まで、中堅・大手企業の多様な運用ニーズに応えるアップデートとして、今後の展開が注目される。


