アジアマネーで、お・も・て・な・し!NTTデータ、共通決済加盟

日本企業として初めてAPNへ加盟

株式会社NTTデータは1月8日、アジア太平洋地域内の共通決済制度構築を目指す団体である、Asian Payment Network(以下APN)の加盟承認を受けたと発表した。これは日本企業として初めてで、アジア太平洋各国企業との決済ビジネスが広がる。

2014年中にシステムを開発、ATM連携へ

NTTデータは2014年をめどにシステムを開発。国内金融機関とASEAN10カ国の金融機関とをオンラインで接続する。

現在の加盟国はシンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリア、マレーシア、インドネシア、韓国、中国、ニュージーランド。日本は11カ国目の参加となる。

これによりアジア・太平洋地域各国の訪日外国人が自国のキャッシュカードを用いて、日本国内で現金の引き出し、ショッピングが可能となる。同様に、日本人がASEAN各国で現地通貨を引き出すことも可能となる。

NTTデータでは将来的にデビットカード、クレジットカード、ファンドトランスファー、モバイル・ネットバンキングへの展開を検討している。さらにはこの活動を活発化することが、ドルを介さない市場の形成による、日本円の国際化につながるとしている。