越境EC加速!世界照準の卸サイト「SD export」

ECのミカタ編集部

ラクーンが運営する小売店向け仕入れサイトが輸出販売サービス「SD export」を開始
約500社が「SD export」に利用申し込みを行っているため、約70,000点が出品される
日本国内だけでなく、世界中の企業取引における新しいインフラを目指す

株式会社ラクーン(以下「ラクーン」)が運営する小売店向け仕入れサイト「スーパーデリバリー」が越境ECとなる輸出販売サービス「SD export」を8月25日に開始した。

「SD export」は6月10日のプレスで発表した通り、煩雑な輸出手続きから販売後の代金回収までラクーンが代行する輸出販売サービスである。メーカーは日本国内にあるスーパーデリバリー倉庫に商品を発送するだけで、世界134カ国の小売店・企業と手軽で安全に取引することができる。

6月10日より、海外小売店・企業の事前登録受け付けを行っている。その結果、サービス開始までに2ヶ月強の間に約1,000店舗の登録があった。エリアごとの登録数として特に多い地域はアジア圏であり、特にインドからの登録が最も多く、次に香港・台湾と続く。

また、販売メーカーは税関の輸出入禁止・規制品目に該当せず、かつスーパーデリバリーが出品を許可した商品のみとなるため、食品や化粧品などの輸出できない商品もある。だが、すでに約500社が「SD export」の利用申し込みを行っているため、約70,000点が出品されている。

商品ジャンル内訳は、アクセサリー・ジュエリーが最も多く、次にレディースアパレルジャンルの商品が多くなっている。また、昨今海外で人気のある日本の伝統的な工芸品についてもメーカーの集客に力を入れて、今後も小売店・企業からのニーズをみながら取扱い商品やその数を増やして行く。

「SD export」では、海外からスーパーデリバリーのサイトにアクセスした場合、自動で海外版へ切り替えを行い、英語表示となる。スーパーデリバリーでは、英語の自動翻訳機能を備えているため、商品情報を入力するメーカー側の手間を抑えることができる。

今後は、随時取引状況に応じた商品構成を行う。また、SD exportのプロモーションを通じて、スーパーデリバリー全体の認知度向上や取引額拡大への相乗効果を狙っていく予定。スーパーデリバリーは、日本国内だけでなく世界中の企業取引における新しいインフラとなることを目指す


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