Bolome、資金調達で【越境EC】No.1へ!

ECのミカタ編集部

Bolomeが3,000万米国ドルの資金調達!

越境ECビジネスを展開する株式会社Bolome(以下「Bolome社」)は、今後急拡大が予想される越境ECの事業領域において圧倒的なNo.1を目指すため、この度Bolome社のホールディングカンパニーであるBolome Holdings Limitedにおいて3,000万米国ドル(日本円換算約36億円)の資金調達を行った。これを機に、営業体制の強化を図るとともに「bolome」に商品を提供している国内商品メーカーやベンダーなどのパートナー企業を募り、商品調達の強化を務めていく。

「bolome」は、これまで合わせて1,300万米国ドル(約15億6千万円)の資金調達を行っている。だが、急成長を続ける越境EC市場の需要に応え、より一層事業を加速していくために、今回グローバル投資を進めるKB Investment、Future Creation Neoplux、Share Capitalなどを引受先とする3,000万米国ドル(約36億円)の第三者割当増資を行うと同時に、中国最大の検索エンジンポータルである「百度」と戦略的資本・業務提携を実施した。中国の株式市場や中国の貨幣である人民元の大幅下落が続く環境下において、わずか半年のスタートアップが、2億米国ドル(約240億円)のバリュエーションで、3,000万米国ドルという大型の資金調達に成功してことは類稀であり、これは「bolome」の先進性や将来性を評価した証だ。

「bolome」は、国境を越えた電子商取引である「越境EC」ビジネスを展開しており、現在は中国の個人顧客に対して、日本と韓国の化粧品をはじめ、日用雑貨、健康食品、ベビー用品など2,000近い商品を販売している。Taobao(淘宝)やTmall(阿里巴巴)などの売り手と買い手をつなぐプラットフォーム提供とは異なり、専用のスマートフォン向けアプリケーションを通じた独自のマーケットプレイスで商品の仕入から販売まで一貫して行っている。既に国内の大手ベンダーや人気メーカーとの連携を行っており、2015年7月の正式なサービスインからわずか2ヶ月目である8月の1ヶ月間で既に1,000万人民元(約2億円)の売上を突破した。

特徴は、日本のお店で売っている金額と同額(中国元換算)で販売しているため、中国人が来日して店頭で購入する場合と変わりが無いことだ(一部送料負担有り)。現在は、情報格差を利用した高額販売が行われているケースが少なくないが、これに一石を投げて、顧客に安価で商品を提供すると同時に本来あるべきの正常なマーケットの樹立に貢献する。
さらに、すべての商品を動画で紹介する形を採っている。生放送で商品を説明しながら販売する、スマートフォン版テレビショッピングのスタイルで、顧客に分かりやすく紹介する。また、中国の越境ECビジネスを展開する各社は、日本側のサプライチェーンの体制が十分ではなく、このため販売する商品が画一的なものに偏りがちだが、ベンダーやメーカーとの関係強化を図ることで、圧倒的な商品調達力を強みとしている。

今回の豊富な資金をベースに、日本側の営業体制強化を図りながら更なるメーカーやベンダー各社との提携を積極的に進め、商品ラインアップの強化を図っていく。また、フラグシップとなるリアル店舗の開設や、オリジナルブランドの商品開発などを視野に入れていく。

「bolome」は、スマートフォン向けアプリケーションを通じて仕入から販売まで行うことができ、大手ベンダーや人気メーカーと提携している。今後、越境ECの事業領域でNo.1を得るために資金調達を行った。これにより、「bolome」がさらなる進化を遂げることだろう。


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