ブラモ、越境ECサービス開始!チャージバック保険も

ECのミカタ編集部

記者の論点:日本最大級のハイブランド専門の「ブラモ!」が越境サービスを開始した。それに伴い、チャージバックによる損害に対して保険金を支払う「チャージバック保険」も開始し、運営しやすくなった!

越境ECサービス「ブラモ!ボーダレス」とは?

株式会社ブラモ(以下、ブラモ)は、国内最大級のハイブランド専門ショッピングモール「ブラモ!」において、アメリカ合衆国、中華人民共和国、EU各国、ロシア連邦、東南アジア各国等を対象とした、越境ECサービス「ブラモ!ボーダレス」を開始した。

「ブラモ!ボーダレス」とは、日本語を含め9か国語で商品情報表示、日本円、アメリカドル、中国元、香港ドル、台湾ドルでの多通貨決済、Paypal、銀聯カード、アリペイ等での決済に対応した。さらに、4月30日までに申し込んだ1,000名を対象に、ルイ・ヴィトンやシャネル、プラダといったラグジュアリーブランドアイテムを“5円”で購入することができる「5円セール」を実施する。また、対象は日本在住以外の人々である。

チャージバックの損害に対する保険金を支払う!

日本国内・国外のEC市場規模は、ボーダレスな急激な成長を続けている。こうしたEC市場の拡大に伴い、商品購入時のクレジットカード不正利用発生額(盗難、紛失、偽変造等)も2015年度で80億円以上と増加しており、ハイブランドを専門に扱う当社でもチャージバックへの対策が急務となっていた。

今回、「ブラモ!」に出店している各店舗に、安心してテナント運営を行ってもらうためにも、チャージバックによる損害に対して保険金を支払う「チャージバック保険」の普及が必要と考えた。そこで三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上火災保険)と提携し、ディスティネーションショッピングモールとしては業界初となる「ブラモ!安心チャージバック保険」の提供を開始した。この提供は「ブラモ!ボーダレス」に伴ったものであり、対象は「ブラモ!」のクレジットカード決済サービスを利用する全加盟店である。

「ブラモ!安心チャージバック保険」とは、盗難や紛失にあったクレジットカードにおいて、「ブラモ!」の店舗で悪意の第三者が不正使用したカードの所有者が支払いの取り消しを要求した場合、店舗側は商品発送済みでもその代金を受け取ることができない。だが、この保険制度により、今後店舗は代金と同額の保険金を受け取ることができるようになる。

ハイブランドが揃っている「ブラモ!」を利用するユーザーが多い。それは嬉しいことだが、不正利用発生額も増加しつつある。その施策となるサービスが「ブラモ!安心チャージバック保険」である。これを利用することにより、所有者ではない第三者が不正にカードを使用した場合でも、店舗は代金と同額の保険金を受け取ることが可能となるため、店舗が損をすることは無い。これにより、店舗が安心して運営をすることができるようになるだろう。


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