【朝刊】進むメディア化、ECサイトが運営する意味とは(4月27日版)

利根川 舞

まだまだ4月に入ったばかりだし、と思っていたらあっという間に4月が終わりそうです。久しぶりに「光陰矢の如し」という言葉が頭に浮かびました。同じ時は二度と来ませんが、過去を振り返ることはできます。ということで、今朝も昨日のニュースを振り返っていこうと思います。

楽天もYahoo!もAmazonも。注目の女性向け情報サイト

 昨日、楽天株式会社(以下「楽天」)が女性向け情報サイト「ラケア(RaCare)」をリリースしました。今、ECサイトがメディアを始める、というケースが最近増えてきていて、中でもキュレーション型のメディアに注目が集まっています。

 そもそも、何故ECサイトがメディアを始めるのかといえば、ECサイトが多すぎるがゆえに、商品の差別化が必要だからというのが大きな理由ではないでしょうか。例えば同じような商品であったとしても、そこに販売者の想いや、商品を利用方法、そして実際に使ってみての感想などが添えられているだけで、その商品の見え方が変わってくるものです。

 これらの想いを商品ページに綴るのも良いのですが、そのページにアクセスしてくれるのは、”その商品が気になる人”だけということを頭の中に入れておく必要があるのではないでしょうか。その一方で、メディアとして、記事を掲載するのならば、商品に惹かれた人だけでなく、テーマに惹かれた人も取り込むことができます。

 今回、楽天がリリースした「ラケア」は、女性の美容と健康の悩みに特化した情報サイトとなっています。美容と健康は女性ならばいつまでだって追求したいものですよね。楽天だけでなく、ヤフー株式会社(以下「Yahoo!JAPAN」)の「Yahoo! BEAUTY」も美容や恋愛に関するメディアですし、アマゾン ジャパン株式会社の運営する「Amazon Beauty Lab.」もやはり、女性向けの美容情報を発信しています。

 この、美容に関する情報のニーズに上乗せして、キュレーションメディアの盛り上がりがあるからこそ、楽天をはじめとする大手モールなどもメディア事業に参入しているのだと考えられます。このECサイトのメディア運営は、EC業界にとっても、今の時代を象徴であると言っても過言ではないのではないでしょうか。

4月26日のNews一覧

ecbeing×日本郵便!45,000か所以上で商品受取可能に
・ecbeingと日本郵便の「コンビニ等受取サービス」がシステム連携
・国内のコンビニ45,000か所・郵便局・はこぽすなどで受取可能に

・コストを抑えて、「コンビニ等受取サービス」が導入可能

詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8821/

ECへの影響は?楽天、女性向け情報サイト「ラケア」誕生
・女性が抱える悩みに沿った”情報”や”実践可能な手法”などを配信

・楽天会員であれば実践をサポートしてくれる「トライ機能」などが利用可能に

・Yahoo!やAmazonもメディアを運営
詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8832/

Amazon、聴き放題のプライムラジオで生活シーンの提案
・「Prime Music」に新機能「プライムラジオ」を導入
・会員であれば追加料金なし
・利用者の好みに合わせて楽曲をランダムでエンドレスに再生
詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8816/

SoftBankTの最新鋭サービスでクラウドを監視・守る
・マネージド・セキュリティ・サービスの販売を決定

・「セキュリティ運用」に「クラウド運用」を連携・融合

・2016年6月の提供開始を予定
詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/build/8831/

TBSディグネット、越境ECを支援「優日購」を共同運営
・TBSディグネットが実績豊富な中国テレビ通販販路への販売をサポート

商品情報の翻訳、登録、物流までをサポート
・ノウハウ、人材、コストの面で多くのハードルを下げる
詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8836/

今年の夏は猛暑?夏物商品が売れる予感!【ライフビジネスウェザー調べ】
・この夏ラニーニャ現象の発生が予想される

・「くもりや雨で蒸し暑い」という地域が多くなることが考えられる

・今夏の西日本では夏物商品の販売数が大きく伸びるか

詳細はこちら↓
https://ecnomikata.com/ecnews/strategy/8815/


記者プロフィール

利根川 舞

メディア編集部
ロックを聴きつつ平安時代に思いを馳せる文学人間。タイムマシンができたら平安時代に行きたいです。
ライブハウスやフェス会場に出没しては、笑って、泣いて、叫ぶ姿が目撃されている。ACIDMANや10-FEET、ROTTENGRAFFTYが大好き。

サービスやその場の雰囲気がイメージしやすくなるような記事を書いていきたいと思います。

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