Google、App EngineのIP範囲変更
固定IP前提のアプリケーションに注意
Googleは3月25日、ウェブマスター向けにApp Engine の利用する IP 範囲変更を通知した。変更はすでに3月から実施されている。
Googleのサービスは広い範囲の IP アドレスを利用しており、それらは予告なく変更されることが前提とされている。
App Engine アプリケーションを特定するために
Google App Engine は様々なサードパーティ アプリケーションがホストされている Platform as a Service(PaaS) 。今回は IP アドレス範囲および、Google App Engine URLFetch や Sockets API が送信するヘッダーに対して変更が加わっている。
エンドユーザのISPや地理的ロケーションによって、同じApp EngineアプリケーションへのアクセスでもIPアドレスは異なる場合がある。DNSのロケーション依存も原因の一つとなる。
HTTP User-Agent ヘッダー 文字列を用いたアプリケーションの特定は非推奨となり、新しく導入された Sockets API の利用を推奨している。詳細な説明とサンプルコードは英語ページにて提示されている。
ECサイトの機能強化にPaaSとしてGoogle App Engineを使ったクラウドコンピューティングを利用している管理者は、今後も引き続き注意が必要だ。