WEB上で動画広告が導入されているのは何故か

ECのミカタ編集部

スマホの広がりからみる広告動画の需要

 皆さんはテレビを見ていて気になったCMはあるだろうか。最近、EC業界で話題を集めたCMといえば、楽天株式会社(以下、楽天)が”楽天スーパーポイント”の貯まりやすさなどを伝えべく、楽天市場のキャラクターである”お買い物パンダ”を起用したCMや(https://goo.gl/infqeH)、少し前の放送となるが、アマゾン ジャパン合同会社(以下、Amazon)のAmazonプライム会員の告知CMも話題を集めた。(https://goo.gl/96pHBU

 こうしたテレビCMが度々話題になる一方で、インターネットの拡大及びスマートフォンなどデバイスの普及により、オンライン上での広告動画も注目されている。

 それは、スマートフォンにおける広告動画市場の広がりが、2020年には2015年の約2倍である7,527億円にまで達すると予想されていることからも言えるだろう。(株式会社サイバーエージェント、株式会社シード・プランニング デジタルインファクト調べ)

 また、テレビの総世帯視聴率が低下傾向にあることも原因として考えられる。(総務省調べ)実際、忙しい現代人にとって、テレビをゆっくり見る時間はないのかもしれない。反対に、スマートフォンであれば、いつでもどこでも画面を確認できるので、オンライン上の広告動画を目にする機会は多いだろう。

 そういった背景を踏まえて、現に、様々なEC企業が次々と広告動画へ力を入れだした。SNSを利用している方であれば、割と最近になってTwitterやInstagramが動画広告導入の場として活用され始めたことに気が付いたはず。

 実際にSNSに動画広告を導入することは効果があるのだろうか。なぜ、動画広告が注目されているのだろか。

SNSやYouTubeにも導入される広告動画

 MMD研究所が、スマートフォンを所有する15歳以上69歳以下の男女562人を対象に実施した「スマートフォン利用に関する実態調査」によると、スマートフォンで利用しているアプリジャンルでは「SNS・コミュニケーション」が72.1%、「動画」が55.5%という結果が発表された。

 スマートフォンを保持している人の約7割がSNSを利用しているということは、それだけ動画広告に接触しているのだ。また、動画のアプリを利用している人は全体のおよそ半数にものぼり、利用している動画アプリについては97.4%もの人が”YouTube”と回答した。

 YouTubeでも5秒の動画広告や、最近では”スキップできない”長めの動画広告が見られる。YouTubeの動画広告は、2006年10月にYouTubeがGoogleに買収された時点で、いわゆるGoogleのディスプレイ広告がYouTubeページに登場したことが始まりとなる。

 このように、スマートフォンを保持している人達によって、SNS及び動画アプリが多く利用されていることが結果として表れているからには、企業が動画広告を利用するのを躊躇う理由がないだろう。

WEB上動画を利用したECサイトの認知

 何かをしながらスマートフォンの操作を行うことを指す”ながらスマホ”という言葉がある。スマートフォンが普及してから、私たちにとってインターネットはより近いものとなり、そして、近すぎるものと化している。ご飯を食べ”ながら”でも、通勤し”ながら”でも、きっとテレビを見”ながら”でもスマートフォンを操作してしまうのだろう。

 現代人の生活にピタリとスマートフォンが張り付いてしまっている今、オンライン上での動画広告が当たり前になってくることは、何もおかしいことではない。特に、テレビを見”ながら”スマートフォンを触るとき、そのタイミングはCM中であることが多いはずだ。

 今後、テレビCMが無くなってしまうとは思わないが、動画広告が導入される勢いは止まることはないだろう。それは、EC事業者にとっても無視できない販促ツールになってきている。

 また、EC事業者はSNSの動画機能を利用することで、無料でよりリアリティのあるプロモーションも行える。SNSや動画アプリの使い方次第で、ECサイトのアピール方法は無限に広がるはず。EC事業者は、こうした時代の流れを掴みながら、オンライン上での動画の活用方法を考えてみてはいかがだろうか。


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