「ブックオフ」がeBayに新規出店 ゲームなどのエンタメ分野でも海外販路拡大を目指す

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ECのミカタ編集部

国内リユース事業のリーディングカンパニー「ブックオフ」がeBayで販売開始

イーベイ・ジャパン株式会社(以下、イーベイ・ジャパン)は、ブックオフコーポレーション株式会社の運営するブックオフがeBayに新たに出店を開始したことを公表した。

コレクティブルズカテゴリーの海外需要の強化につながる

ブックオフは海外事業にも積極的に取り組んでおり、米国では「BOOKOFF (USA)」店舗を、マレーシアやカザフスタンでは「Jalan Jalan Japan」店舗の出店を積極的に進めており、2033年を目標に海外店舗数200店舗体制を目指している。

eBayには、コレクターズアイテムやこだわりの一品を求める「エンスージアスト(熱狂的なファン)」と呼ばれるバイヤーが多数存在することから、イーベイ・ジャパンでは「400万点以上の豊富な商品在庫と、それに対応した在庫連携のスキームを持つ『ブックオフ』の出店は、特に、コレクティブルズカテゴリーの海外需要の強化につながると考えます」としている。

BeeCruiseの「eBay出店支援サービス」を利用

今回のeBayへの新規出店にあたっては、企業の越境EC参入を支援するBeeCruise株式会社(以下、BeeCruise)の「eBay出店支援サービス」を利用している。

BeeCruiseの発表によれば、今回eBayの新規出店で取り扱う分野は「ゲーム」「CD」「DVD」「書籍」「コミック」。BeeCruiseがアカウント開設から商品データの連携、翻訳・最適化、海外ユーザーからの問い合わせ対応、海外配送までを担うことで、ブックオフは少ない手間でeBay向けの商品販売を開始できるようになっている。

ブックオフコーポレーションは今回の出店について、以下のようにコメントする。

「弊社の海外事業は、米国やマレーシアをはじめとする現地法人による店舗展開を中心に展開しており、成長が期待される重要な事業領域と位置付けています。一方で、国内店舗で顕在化しているインバウンド市場は、そうした展開規模を遥かに上回るものであり、eBayというプラットフォームを活用することで、より幅広いニーズにお応えできると考えています」

海外でのニーズも高い日本のエンタメ関連アイテムを欧米圏に強い販路を持つeBayを通してグローバルに販売する今回の取り組み。対象商品は順次拡大予定とのことで、今後の展開にも注目したい。