ショッピージャパン、「11.11メガデー」のトレンドと消費者ニーズを発表

最終更新日:

ECのミカタ編集部

ショッピージャパン株式会社、「11.11メガデー」において日本越境セラーの注文数が最大16倍に増加

ショッピージャパン株式会社は2025年12月8日、「11.11メガデー」の結果を発表した。

EC運営のパートナー企業を紹介してもらえるって本当?

日本製品の品質・機能性に対する厚い信頼

「11.11メガデー」は、東南アジア、台湾、ブラジル、メキシコで11月11日に開催される、ショッピーの年次大型ショッピングイベント。今年、日本越境セラーの注文数は前年比で大きな成長を遂げ、日本製品の品質・機能性に対する厚い信頼が改めて示された。

高成長市場では、タイが前年比147%増と最も高い成長率を記録。日本製品への需要が急速に拡大していることがうかがえた。マレーシアでも前年比102%増と新たな成長市場として存在感を示した。フィリピンは前年比70%増と、引き続き安定した成長トレンドを維持している。

ブラジルでは日平均比約16倍、台湾では約8倍の注文数を記録し、日本製品の競争力が多様な市場で広がっていることが明確となった。

カテゴリー別トレンドと消費者ニーズ

カテゴリー別トレンドと消費者ニーズとして、今回の「11.11メガデー」では、特に以下のカテゴリーで高い需要があった。

◆ビューティー
フィリピンが最も高い関心を示し、次いで台湾が続く。ヘアケア、スキンケア、バス&ボディケアなど、日本製処方と高い品質が信頼され、幅広い市場で好調な売れ行きを見せた。

◆ホビー・コレクション
フィリピンとタイで特に人気が高く、玩具、キャラクターグッズ、コレクションアイテムが好調に推移した。

◆食品・飲料
フィリピンとシンガポールが主要市場で、飲料、菓子類、昆布だしなどの日本調味料が現地消費者から高い支持を獲得した。

◆ヘルスサプリメント
フィリピンとシンガポールを中心に、健康志向の高まりを背景に安定した成長を維持。また、文房具カテゴリーにおいても日平均比約7倍の注文数を記録。日本製品がさまざまなカテゴリーに渡って、高い競争力を示した。

マーケティングソリューションが成長に大きく寄与

日本越境セラーの注文数は、日平均と比較して大幅に増加。ショッピーが提供するマーケティングソリューションが、成長に大きく寄与した。

東南アジア市場においては、アフィリエイトマーケティングソリューション(Affiliate Marketing Solution) や ショッピービデオを活用したプロモーションが、通常日比で約7倍の注文数を創出した。

ベトナム市場では、日本セラーの注文数の27%がライブ配信、AMS、Videoなどのソリューション由来であり、なかでもAMSは13%を占め、最も強力な転換チャネルとして機能。日本製品の品質と、デジタルマーケティング施策を組み合わせたプロモーションが、購買転換率を効果的に促進したことがうかがえる。力強い成長を続ける越境ECのトレンドを踏まえ、来年に向けた戦略を検討したい。


ECのミカタ Conference 2025