エクスクリエ、日本未発売商品で「越境トライアルマーケティング」を開始

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ECのミカタ編集部

在庫リスクゼロで「売れるか」を試す。エクスクリエとPADA、韓国食品大手「オットギ」の日本未発売商品で「越境トライアルマーケティング」を開始

株式会社エクスクリエは2026年1月6日、韓国企業の日本進出を支援する株式会社PADAとの協業を公表した。

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日本の生活者のリアルな購買意欲を検証

本施策では、エクスクリエが運営する国内有数のサンプリングプラットフォーム「モラタメ」を活用。「モラタメ」での越境トライアルマーケティング支援は、今回が初の試みとなる。

エクスクリエは本施策の特徴について、次の3点を挙げている。

◆実購入に近い評価が得られる
▷「モラタメ」の「タメせる」機能を活用し、ユーザーが送料関係費を負担して商品を申し込む。無料配布(バラマキ)とは異なり「費用を払ってでも試したい」という能動的なユーザーの声を収集できるため、価格受容性や納得感・購買意欲など、実売に近いシビアな評価データの取得が可能。

◆200万人の会員基盤への一斉リーチによる「認知拡大」
▷新商品に関心の高い約200万人(提携先を含む)の会員基盤を持つ「モラタメ」に掲載することで、テスト販売でありながら大規模なプロモーション効果を発揮する。

◆在庫リスクゼロの「越境トライアルマーケティングスキーム」
▷注文が入った数量分の商品のみ韓国から直送(越境配送)する。メーカーは需要が不透明な段階で日本国内に在庫を抱える必要がなく、最小限のリスクで市場性の検証が可能。

メーカーは日本国内に在庫を持たずに韓国から商品を直送することで、在庫リスクを最小化。日本の生活者における、リアルな購買意欲を検証することができる。

確度の高いマーケティングDXを推進

本協業では、PADAは韓国企業への戦略コンサルティングおよび日本進出のハブ機能を担当。エクスクリエはプラットフォームを通じた、生活者との接点創出とデータ分析を担う。第一弾の事例として、韓国市場で人気の「オットギ」商品を対象に実施。中でも日本未発売の「チージーラーメン」は、チーズ好きの多い日本市場での親和性が高いと予測される。一方、本格的な日本市場の進出決定には、具体的なターゲット層の特定が必要になる。

今回の施策を通じ、性別・年代・家族構成などの属性データと紐づいたクチコミ(UGC)を収集し、オットギ社へフィードバックすることで、本格展開に向けたローカライズ戦略を支援する。

両社は今後、食品に限らず化粧品や雑貨など、幅広い韓国企業の日本進出を支援するゲートウェイとして機能し、「在庫を持たずに、購買意欲の高い層でテストする」という確度の高いマーケティングDXを推進する方針を掲げている。ユーザー費用負担型のサンプリングで「本音の需要」を可視化する本施策。今後の動向に期待が寄せられる。