2025年越境ECキーワード「推し活コレクター消費」 BEENOS調査
BEENOS株式会社は2026年2月27日、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」 の2025年1月から12月までの購買データに基づいた「越境EC×ヒットランキング2025」を発表した。
「トレーディングカード」が2冠を達成
2025年の「越境ECヒットランキング」1位は「トレーディングカード」となり、2024年に続き2冠を達成した。
けん引するポケモンカードは高い人気を継続。「AR(アートレア)」「SAR(スペシャルアートレア)」といったアート性が高いカードや、ヴィンテージ価値のある「旧裏(きゅううら)」などを商品名に含むアイテムの購入が目立った。
2位の「おもちゃ・ホビー・グッズ」では、「ぬいぐるみ」やカバンにつけられる「マスコット」「キーホルダー」などの推し活購入がけん引。近年はアニメ関連商品が増加しており「ちいかわ」や「ポケットモンスター」「サンリオ」などのコンテンツが人気を博している。

※画像元:「越境EC×ヒットランキング2025」を発表(BEENOS株式会社)
伸長率ランキングの1位は「おもちゃ・ホビー・グッズ」
総合ランキング1位だった「トレーディングカード」は「北米」「南米」「東南アジア」「ヨーロッパ」の4エリアで1位を獲得。2位の「おもちゃ・ホビー・グッズ」は「東アジア」「中東」の2エリアで1位となった。
全エリアを通して20代~30代の利用者が多いが、「東アジア」はメインユーザーが男女とも「20代~40代」と、幅広い層が支持している。
※画像元:「越境EC×ヒットランキング2025」を発表(BEENOS株式会社)
なお、伸長率ランキングの1位は「おもちゃ・ホビー・グッズ」となり、2位の「タレントグッズ」とともに圏外から躍進している。「トレーディングカード」は伸長率でも3位に入った。
※画像元:「越境EC×ヒットランキング2025」を発表(BEENOS株式会社)
「推し活コレクター消費」がキーワード
BEENOSは本調査結果を受け、次のようにコメントしている。
「2025年の越境ECキーワードは『推し活コレクター消費』です。2025年は人気上位の各分野でコレクション需要や趣味性の高まりを反映した購入が増加しました。その中身を分析すると具体的な商品ブランドを求める消費の拡大が顕著でした。ジャパニーズコンテンツの海外人気がけん引して越境ECの利用が進み、大量の商品群の中から偏愛対象を選択できる海外ユーザーの消費傾向は、単なる推し活から粒度細かく対象を限定した購入を行う『推し活コレクター消費』に進化を遂げています」
2024年の伸長ユーザーは「10代男女」であったが、今回はシニア層でも利用が拡大していることが明らかとなった。商品カテゴリに着目すると、伸長率1位の「おもちゃ・ホビー・グッズ」は「東アジア」「ヨーロッパ」「中東」の3エリアでランクインしたが、「タレントグッズ」は「東アジア」のみのランクインに留まり、需要が局地的に拡大していることがうかがえる。
さらなる発展が期待される、越境EC市場。引き続き動向を追っていきたい。


