LINE、「LINEギフト」公開でソーシャルギフト事業へ本格参入
「LINE」において、商品の購入・プレゼントができるサービス「LINEギフト」を公開
ソーシャルギフト市場へ本格参入し、将来的には「LINEギフト」を習慣として定着させることを目指す
受け取り側が配送先を設定、贈りたい相手の住所を知らなくてもプレゼントできる
無料メールアプリ最大級のユーザー数を誇るLINEが、ソーシャルギフトの習慣化へ本格始動
LINE株式会社は、運営する「LINE」において、商品の購入・プレゼントができるサービス「LINEギフト」を公開したと4月3日に発表した。
「LINE ギフト」は、LINEで繋がっている友だちにギフトをプレゼントできるサービス。LINEでは、昨年11月より試験的に同社のECサービス「LINE MALL」において同名のサービスを展開しており、その好評さからサービスを独立させ、今回の公開に至ったとしている。取り扱うギフト商品は、これまで取り扱っていたボディケア用品やベビー用品、アルコール類、フラワーブーケなど慶弔事に最適な商品。これに、スターバックスのギフトチケットや、ファミリーマートの挽きたてコーヒー「FAMIMA CAFE」、ローソンのウチカフェプレミアムロールケーキ・ブレンドコーヒー・からあげクンなどを公開に合わせ新たに加えた。
同社は、「LINEギフト」の公開をもってソーシャルギフト市場への本格参入とし、今後もユーザー同士のコミュニケーションを活性化できるよう取り扱い商品の拡充や利便性の向上を推進。さらに将来的には「LINEギフト」を習慣としてユーザーに定着させることを目指すとしている。
ギフトを受け取る側が配送先を設定するので、住所を知らないLINE友だちにも贈れる
試しに「LINEギフト」を実際に利用して、LINE上の友人に“ほんの気持ち”を贈ってみる。まずはLINEアプリの中から「LINE App」を選択。次にLINEバイトやLINE TAXIなどLINEが提供するサービスの中から「LINEギフト」を選択。すると、贈りたい物がコンビニなどで商品と交換する「eチケット」タイプのもの、受取手が設定した場所へ商品を届ける「ギフト」タイプのものが選べるようになる。「ギフト」側には、お菓子やスイーツなどのプチギフトからアクセサリーやブランド小物など高額商品があるが、今回は“ほんの気持ち”なので、コンビニで買えるドリンクチケット(100円)を選択。決済すると、LINEトークから贈りたい相手へ贈ることができるようになる。あとはLINEスタンプ付きのギフトメッセージなどを添えて贈る(送信する)だけ。
実に簡単。『今度、一杯おごるよ』が、住所はもちろん、顔さえも知らない相手にリアルに実現できる。まずは購入しやすい安価なものからだろうが、その手軽さから「LINEギフト」は様々なシーンで活用され、すぐにでも定着していくものに感じられる。