W2が製品リブランドを実施 「事業領域で選べる」シンプルなサービス体系に再編
W2株式会社(以下、W2)は2025年8月26日、多岐にわたる製品群を“事業領域ごとのわかりやすさ”で再編する製品リブランドの実施を発表。あわせて、柔軟に拡張できるプラグイン/付帯サービスの提供を開始した。
製品リブランドで対応領域を拡大
今回の製品リブランドに伴い、これまで個別に提供していた食品販売向け「W2 Repeat Food」と医薬品販売向け「W2 Repeat Medical」を、総合ECプラットフォーム「W2 Unified」に統合。薬機法準拠や三温度帯管理など各業界固有の要件を「W2 Unified」で対応できるよう標準装備し、単一の管理画面での運用を可能にした。
また、法人取引用ECプラットフォーム「W2 BtoB」を新たにプロダクト化し、見積・与信・掛売などBtoB特有の商習慣を装備。さらに、海外ECの立ち上げ・オフライン進出を支援する海外進出ソリューション「W2 Asia」をリリースし、戦略設計からスピード重視の現地EC構築、現地店舗出店までを一気通貫して支援できる体制を整えた。
※画像元:製品リブランドを実施し対応領域を拡大(W2株式会社)
課題や戦略に合わせて柔軟に拡張できる新プラグイン/付帯サービス
今回新たに登場したプラグイン/付帯サービスは以下の3つ。現場の課題に直結する新プラグイン/付帯サービスを用意し、必要なものを素早く足せる拡張性を高めている。
▼メディア開発プラグイン/付帯サービス「Co-media」
記事コンテンツ、スタッフ投稿、動画、ライブ配信をECサイトにシームレスに連携し、CVR向上と顧客のファン化を促進する。
▼ノンカスタマイズ拡張モデル「AIインハウス」
事業課題に合わせて必要なAI機能だけを追加し、自社仕様に継続育成できる拡張プラグイン。
▼AIカスタマイズ開発「AI Buddy」
オリジナルAI機能の開発から効果検証・実運用までをワンストップで支援し、現場で成果が出るAI活用を実現する。
※画像元:製品リブランドを実施し対応領域を拡大(W2株式会社)
あらゆるビジネスモデルをワンストップで支援
今回のリブランドは、多岐にわたっていた製品群を“事業領域で選べる”シンプルなサービス体系に再編するもの。同時に、コマースのメディア化やAI活用を容易にするプラグイン/付帯サービスを新たにリリースした。
W2株式会社 代表取締役CEOの山田大樹氏は、本件について次のコメントを発表している。
「W2は、消費者取引・法人取引・海外展開までcommerce事業者様を支援し、20年目を迎えました。私たちW2は、この節目を、新たなステージへの出発点と捉えます。
これからは、AIやコマースのメディア化、データ活用、そしてその先にある技術を積極的に取り込み、お客様と共に“commerceをhack”を標榜し、これまでにない顧客体験価値を創造していきます。私たちは、技術を技術のまま終わらせず、産業や企業規模の枠、国境を越えて、実装と改善を重ね、次の10年を見据えたコマースの新基準を共創してまいります」
同社が「国内外・法人/消費者向けを問わず、あらゆるビジネスモデルをワンストップで支援できる体制へと刷新した」とする、サービス体系の再編。絶えず変化し続けるEC業界において、次の時代を見据えた、導入事業者にとって競争力強化の可能性を広げるリブランドと言えそうだ。