ラクスルが化粧箱印刷に参入 「ラクスルパッケージ」を開始

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ECのミカタ編集部

ラクスルが化粧箱印刷に本格参入!「ラクスル パッケージ」を開始

ラクスル株式会社は、自由に寸法を指定して化粧箱印刷ができる専門EC「ラクスルパッケージ」を開始した。

立体の印刷商品に特化した専門サービス

「ラクスルパッケージ」は、ネット印刷「ラクスル」のサービスの中でも、商品の包装などに用いられる立体の印刷商品に特化した専門のECドメインとなる。

ラクスルは本サービスの特徴について、以下の3点を挙げている。

◆自由に寸法を指定
希望の幅・奥行・高さなどを指定すると、箱として製造可能な寸法かを自動判定。納期・ロット別の価格表を、チラシや名刺の注文と同様に瞬時に提示する。

※画像元:ラクスルが化粧箱印刷に本格参入「ラクスル パッケージ」を開始(ラクスル株式会社)

◆仕様の相談無料
寸法や仕様選択についての相談は常設しているメッセージ機能を使って、パッケージ印刷専門のオペレーターに相談することが可能。

※画像元:ラクスルが化粧箱印刷に本格参入「ラクスル パッケージ」を開始(ラクスル株式会社)

◆箱の試作サンプル無料
要望の多い無地箱の試作サンプルについては、希望の寸法のものを全ての顧客へ無料で提供する。
※無料提供には部数や回数の制限あり。

パッケージ印刷のニーズに応える

ラクスルの祖業である印刷調達領域の中でも、商品の包装に使われる「パッケージ印刷」は、目を見張る成長を続けている。同社試算によると、市場規模はおよそ1.5兆円程度と、これまでラクスルが手掛けてきた商業印刷や事務用印刷と肩を並べるほど巨大で有望視されているマーケットである。

※画像元:ラクスルが化粧箱印刷に本格参入「ラクスル パッケージ」を開始(ラクスル株式会社)

ラクスルサービス会員でもパッケージ印刷のニーズは高く、過去に他社に発注した経験を持つユーザーもいるという。顧客アンケートによると、既存のパッケージ印刷業者に対し発注ロットの大きさと価格が不満点になっている一方で、新たなパッケージ業者を探すことや、条件を満たす商品を見つけることに困難さを感じていることが浮き彫りになった。

こうした課題感を解消すべく、サービスに必要な機能や分かりやすいUI/UXの検証などを経て、パッケージ印刷に特化した専門ECとして「ラクスルパッケージ」を開始。今回は化粧箱(紙器)カテゴリからのスタートとなっており、その他の参入カテゴリは順次公開予定としている。中小企業における商品開発・ブランディング活動まで一貫支援する事業として注目したい。


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