2025年9月国内ECサイト「表示速度ランキング」 ギャプライズ調査

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ECのミカタ編集部

【2025年9月版】ECサイト表示速度ランキング – 上位270サイトの最新情報と改善事例を公開

株式会社ギャプライズは「国内ネット通販事業者のECサイト表示速度ランキング」の、2025年9月版を発表した。

調査概要

◆調査期間:2025年9月時点でのデータ調査
◆調査機関(調査主体):株式会社ギャプライズ
◆調査対象:通販新聞社が発表した第83回通販・通教売上高ランキング上位300社のうち、月間トラフィックが10万以上の日本国内サイト
◆調査方法(集計方法、算出方法)
 ▷Google社のChrome ユーザーエクスペリエンスレポートの公式データセットを使用。各サイトのドメインレベルで4G回線かつモバイルデバイスのLCP(最大コンテンツの描画)を比較
◆出典:ECサイト表示速度ランキング – Amazonを上回る80サイトから見るパフォーマンス改善のヒント(株式会社ギャプライズ)

LCPトップは0.796秒を記録した「ムラウチドットコム」

今回発表された【2025年9月版】の国内ECサイト表示速度ランキングTOP10は以下の通り。

今回のランキングでは、トップ10のサイトすべてがLCP(Largest Contentful Paint)1.2秒以下を達成。特に、「ムラウチドットコム」「あみあみオンラインショップ」「BAYCREW’S STORE」は1.0秒の壁を突破している。

また、調査対象となった272サイトの約75.7%(206サイト)が、LCP2.5秒以内を達成している。

ギャプライズはこの調査結果について、「多くのECサイトが表示速度の重要性を認識し、積極的な改善に取り組んでいることを示しています」とコメントする。

Core Web Vitalsの新指標「INP」で優秀なトップ5も発表

また、2024年3月より導入されたINP(Interaction to Next Paint)について、特に優れた成績を収めたサイトを紹介。今月のトップ5の顔ぶれに変動はなく、安定した上位常連の様相を呈している。

ギャプライズは「これら上位サイトは、いずれも高いインタラクション性能を継続的に維持しており、ユーザーにとってストレスのない操作体験を提供していることがうかがえます」と述べる。

LCPの改善はサイト運営者にとって多大なメリットをもたらすため、改めて自社サイトの状況を確認し、改善に向けた取り組みを進めたい。「表示速度の重要性」については、下記のギャプライズの記事で詳述しているので、ぜひ参考にしてほしい。

参考記事:表示速度を約1秒改善してCVR4%向上を実現! 「Speed Kit」が持つ世界で唯一の技術とは


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