ラクスル、個人・中小事業者向けの新決済プラットフォームを提供開始

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ECのミカタ編集部

ラクスル、売れるまで固定費ゼロの個人・中小事業者向けの新決済プラットフォーム「ラクスルPay」を提供開始

ラクスル株式会社は2025年11月17日より、新決済プラットフォーム「ラクスルPay」の提供を開始した。

売れるまで一切料金がかからない設計

「ラクスルPay」は、誰でも最短10分でスマートフォンからオンライン販売を開始できる新しい決済サービスである。

決済基盤には、グループ会社ペライチの実績あるシステムが採用されており、販売ページの作成や決済機能の設定、カートリンク・請求リンクの発行まで、すべてスマートフォン上で完結する。

「売れるまで一切料金がかからない設計」のため、初めてのオンライン販売でも負担なく開始できる。

◆「ラクスルPay」サービス特徴
▷初期費用・月額費用ゼロ
▷決済+サービス手数料合計5%
▷最短10分で販売ページを作成できる
▷売れるまで一切費用がかからない設計
▷最短5営業日で入金

スマホだけで販売を始められる仕組みを提供

現代の購買行動の多くはスマートフォン上で完結し、パソコンを使わずに事業を行う人も増加している。しかしながら、既存のEC構築サービスはパソコン操作を前提としており、デジタル化を進めたい層ほど参入ハードルが高いのが現状であるとラクスルは指摘する。

また、オンライン販売が一般化した今も「設定が難しい」「手数料が高い」「売れるか分からない」といった理由から、第一歩を踏み出せない個人や中小企業の事業者も少なくない。こうした市場変化とユーザーの声を踏まえ、ラクスルは「スマホひとつで誰でも販売を始められる仕組みが必要だ」と考え、ラクスルPayを開発した。

同社は「ラクスルPay」の利用について、次のようなシーンを想定している。

◆商品やサービスのオンライン販売:SNSでの物販やセミナー、スクールなどをオンライン販売したい人
◆訪問サービス、商談のあるサービス:ハウスクリーニング、引っ越しなどの訪問サービスでその場での料金徴収を簡単にしたい人
◆取引内容がある程度きまっている場合取引内容がある程度きまっており、効率化したい人

※画像元:売れるまで固定費ゼロの個人・中小事業者向けの新決済プラットフォーム「ラクスルPay」を提供開始(ラクスル株式会社)

今後もアップデートを予定

「ラクスルPay」は今後、以下のアップデートを予定している。

◆事前決済の導入で事前に料金を徴収が可能に
◆AIによるアシスト機能によりショップ作成が更に簡単に
◆シンプルさを保ったまま販売ページのカスタマイズが可能に

※機能提供は予告なく変更になる可能性あり。

本サービスは「安い、カンタン、リスクがない」をコンセプトに、オンライン販売に挑戦したい個人や中小企業が、スマートフォンだけで10分で始められるシンプルな作りとなっている。

売れるまで一切費用がかからない設計でオンライン販売における初期ハードルを大幅に下げることで、あらゆる個人・中小事業者がデジタル上で取引を始められる環境を提供する。

EC参入のハードルを下げる存在として、今後の動向に期待が寄せられる。