「ecforce」とTikTok Shopが公式API連携を開始 動画コマース運用を自動化

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ECのミカタ編集部

AIコマースプラットフォーム「ecforce」とTikTok Shopが公式API連携を開始

株式会社SUPER STUDIOは2025年11月27日より、「TikTok Shop(ティックトックショップ)」と連携可能な公式API連携機能「TikTok Shop連携 App」の提供を開始した。

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受注情報や在庫情報の連携をシームレスに反映

「TikTok Shop連携 App」の提供によって、ecforceを導入する事業者は、これまでの商品情報連携に加え、TikTok Shopでの受注情報や在庫情報の連携がシームレスに反映できるようになる。

SUPER STUDIOは本アプリの主な機能について、次の内容を挙げている。

◆ショップ管理機能
▷TikTok Shopアカウントとの連携

◆商品連携機能(カタログ連携)
▷ecforceからTikTok Shopへの商品情報連携⁠⁠
▷ecforceの管理画面への審査結果表示
▷ecforceで在庫が更新された際のTikTok Shopへの連携

◆受注連携機能
▷TikTok Shopからの受注情報の自動取り込み
▷⁠⁠ecforceからTikTok Shopへの出荷時の出荷情報登録

販売チャネル多角化によるコマース業界の「課題」を解決

近年コマース業界では消費者動向の変化に伴い、販売チャネルの多角化が進んでいる。なかでも、注目が集まっているのが動画コマースだ。検索起点からコンテンツ起点の発見と即時購入へと消費者の動向が移り変わる中、ショート動画やライブ配信で醸成される熱量を保ったまま購入完了までをワンストップで導けるかどうかが、事業やブランドの成長のカギとなっている。

その一方で、SUPER STUDIOは「この販売チャネルの多角化により、商品・在庫・受注・配送の管理や作業が煩雑になり、在庫の差異や出荷の遅延によって、顧客体験と収益性が損なわれるという課題も顕在化しています」と指摘。販売チャネルの拡大と運用の効率化・自動化を同時に進め、発見から購入、出荷までのデータを一元管理できる仕組みやシステムが不可欠であると続けた。

このような課題を解決するため、ecforceは本年7月1日より、ecforceの管理画面上からTikTok Shopへ商品名・説明文・画像などを直接連携できる「ecforce|TikTok Shop 商品連携 App」を提供。今回、更にこの課題解決に向け、ecforceとTikTok Shopは公式API連携を開始するに至った。

※画像元:AIコマースプラットフォーム「ecforce」とTikTok Shopが公式API連携を開始(株式会社SUPER STUDIO)

持続可能でより良い運営体験を提供

本件について、両社の代表は次のようにコメントしている。

◆株式会社SUPER STUDIO 代表取締役社長 CEO 林紘祐氏
「コマースDXの実現にむけ、AI-Readyなシステム基盤を構築するAIコマースプラットフォーム『ecforce』と、圧倒的なリーチ力を持つ『TikTok Shop』が掛け合わさることで、これまでにない購買体験と新たなビジネスチャンスが生まれていくことを楽しみにしています」

◆TikTok Shop Japan ゼネラルマネージャー Carlos Qiu氏
「ecforceは多くの事業者様に利用され、既存のEコマース運営において優れた体験を提供しています。当社とのソリューション連携により、さらに多くの事業者様の業務効率化を達成し、継続的なアップデートを通じて、持続可能でより良い運営体験を提供できると考えています」

両社は今後も連携を通じて、より多くのコマース事業者の成長と成功を支援する方針を掲げる。今後の動向に注目したい。

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