消費者庁、2025年12月1日より「食品表示の適正化に向けた年末一斉取り締まり」を実施
消費者庁は2025年11月27日、食品衛生の監視指導が求められる年末に向け、食品表示の適正化を図るため、都道府県などと連携して食品表示法に基づく年末一斉取り締まりを実施すると発表した。
食品表示の衛生・保健事項に関する取り締まりを強化
国や都道府県はこれまでも、食中毒などの健康被害を防ぐため、年末に食品衛生の監視指導を強化してきた。
本年も食品等の表示の信頼性を確保する観点から、食品表示の衛生・保健事項に関する取り締まりの強化を全国一斉に実施する。
◆実施時期
▷2025年12月1日〜12月31日
◆食品表示の適正化等に向けた監視の重点事項
▷食品を製造し、又は加工した場所で販売する場合の食品の表示適正化
▷特定原材料及び特定原材料に準ずるものの取扱い
▷原産地及び原料原産地名表示の適正化
◆食品関連事業者等に対する啓発
▷食品リコール(自主回収)に係る主な発生原因を踏まえた注意喚起
▷遺伝子組換え食品に関する表示制度の周知啓発
▷その他
2026年2月27日までに報告予定
不適切な食品の表示に対しては、消費者庁が中心となって幅広く取り締まりを行っている。
また、地方出先機関を通した監視業務についてのノウハウを有する農林水産省や財務省、さらに都道府県・保健所などが連携することで、食品表示に関する法律に基づいて、効果的で効率的なチェック体制を整えている。
本取り締まりの結果については、2026年2月27日までに消費者庁食品表示課長宛てに報告されることとなっている。食品を取り扱うEC事業者は今まで以上に注意を払い、消費者に信頼される運営を心がけたい。


