comvey、食品業界初となる「シェアバッグ®︎」をNatural Farmingへ導入
株式会社comveyは2025年12月8日、株式会社Replowが展開するお米の通販サイト「自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming」公式ECサイトに、郵便ポストに返却できるごみゼロ梱包「シェアバッグ®︎」およびオペレーションシステムが導入されたことを発表した。
食品業界初となるcomvey導入事例
comveyのシステムが導入されたECカートでは、消費者は梱包方法をダンボール等の通常の方法にするかシェアバッグにするかを選択できる。届いたシェアバッグは郵便ポストに投函するだけで返却可能。返却確認ができたら消費者はクーポンを獲得できる。comveyへ返却されたバッグはクリーニング・修繕が施されたのち、再びEC事業者へと提供される。
今回、Replowが展開する「自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming」公式ECサイトに導入。利用者の梱包ストレスを解消できるほか、配送で発生する梱包ゴミを最小限に抑え、ダンボール回収やゴミ焼却時に発生するCO2排出量を85%以上削減、脱炭素化を推進することが可能となる。
また、本事例はcomveyにおける食品業界初導入事例となる。

※画像元:Natural Farmingにて、EC配送時の脱炭素化を推進するcomvey「シェアバッグ®︎」を導入(株式会社Replow)
12月8日の「有機農業の日」に導入
「自然栽培米・有機栽培米専門店 Natural Farming」は、独自基準に基づき、化学農薬・化学肥料・家畜由来の堆肥を使用しない、ナチュラルなお米だけを厳選して取り扱う専門店である。
comveyが導入されたことで、今後はユーザーが商品ページの「梱包方法」でシェアバッグを選択すると、商品がシェアバッグで配送されるようになる。
※画像元:Natural Farmingにて、EC配送時の脱炭素化を推進するcomvey「シェアバッグ®︎」を導入(株式会社Replow)
「有機農業の推進に関する法律」(通称:有機農業推進法)が成立してから10周年を記念し、2016年に「一般社団法人 次代の農と食をつくる会」により毎年12月8日は「有機農業の日」として制定されている。
有機農業とは、化学肥料や化学農薬を原則使わず、可能な限り環境に配慮した栽培方法であり、土壌環境や生物の多様性など農業生態系を守ることにつながる。
「有機農業の日」にサービス提供を開始した、comveyのごみゼロ梱包「シェアバッグ®︎」。EC事業者のこうした働きかけにより、ユーザーにもより一層の環境意識が広がっていくだろう。
ごみ削減とCO2排出削減の双方に寄与
株式会社Replow 代表取締役 小野寺理騎氏は本件について、次のようにコメントしている。
「Natural Farmingでは、ゼロウェイストの考え方に基づき、パンフレット類を極力同梱せず資源削減に努めてきましたが、お米の鮮度維持にはプラスチック袋が不可欠であり、出荷時の段ボール使用を完全に避けることはできません。こうした矛盾を『仕方がない』で終わらせず、改善し続けることが事業者の責務だと考えています。今回、comvey社の『シェアバッグ®︎』を導入することで、ごみ削減とCO2排出削減の双方に寄与でき、私たちの描く持続可能な未来に一歩近づくと感じています」
今回の導入を契機に、持続可能なEC物流の広がりが一層期待される。今後の動向に注目したい。


