ZOZOTOWN、「AI不正検知導入」で不正被害抑制額が約2.6倍に

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ECのミカタ編集部

【ZOZOTOWN】AI不正検知「Forter Abuse Prevention」を導入

Forterは2026年2月3日、株式会社ZOZOが「ZOZOTOWN」のポイント・クーポン不正対策にForterのソリューション「Forter Abuse Prevention」を導入し、大きな成果を上げていることを発表した。

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不正被害抑制額が約2.6倍に

ZOZOが「Forter Abuse Prevention」を導入して以降、以下の効果が確認されている。

◆不正被害抑制額約2.6倍の増加
▷不正ユーザーが使用していたポイントコストの削減額は、従来の自社対策に比べ約2.6倍に増加。AIモデルの判定により、従来は見逃していた「グレーだが限りなく黒に近い不正」を的確に食い止められるようになった。

◆業務負荷の完全自動化とリソース最適化
▷不正検知ロジックの管理やオペレーターによる目視確認作業にかかっていた工数が大幅に削減され、業務負荷が軽減。削減できたコストやリソースは、マーケティング施策の精度向上や顧客体験の改善といった、より付加価値の高い業務へと再配分されている。

◆企画の自由度とスピードの向上
▷不正リスクへの懸念がなくなり、インセンティブの高いキャンペーンも安心して実施できるようになった。不正対策に縛られることなく自由に企画を立案できるようになった結果、「ZOZOTOWN」の新規顧客獲得につながっている。

決済時点で不正をブロック

ZOZOはこれまで会員情報や注文情報を基に独自の不正判定ロジックを構築していた。しかし、不正手口の巧妙化に追い付くことが難しく、オペレーターによる目視確認作業など人的リソースの負荷も増大していた。

さらに、不正リスクを避けるため、インセンティブの高い施策や大規模キャンペーンの実施に二の足を踏んでしまうなど、「不正が怖くてやりたいことができない」というジレンマに直面していたという。

同社は慢性的なポイント不正への対策に加え「注文確定後ではなく、決済時点で不正をブロックできるか」という点を重視し、外部ツールの導入を検討。AI・機械学習を活用し、不正な注文をリアルタイムで高精度に検知する「Forter Abuse Prevention」を採用することで、以前のシステムで課題となっていた不正注文を一度受注し、後からキャンセル処理を行うという無駄な工数が解消された。

優れた購入体験を届けることが可能

Forter 日本担当カントリーマネージャー 野田陽介氏は、本件について次のようにコメントしている。

「このたび『ZOZOTOWN』の不正利用対策とマーケティング戦略に大きく貢献できたことを大変嬉しく思います。不正利用を防ぐことで、マーケティング原資を適切に使うことができ、新規ユーザーの満足度向上につながったと理解しています。ForterのAIによる高度な判定により、加盟店様はビジネスリスクを最小限に抑えつつ、優良な顧客一人ひとりにストレスのない優れた購入体験を届けることが可能になります」

導入に際しては、ZOZO特有の不正パターンへの対応をForterの専門チームとZOZOのチームで徹底的に検証し、検知の精度を向上させている。マーケティング施策の自由度と顧客体験の向上に貢献した事例として、参考にしたい。


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