国民生活センター、事業者に「金属アレルギー対応のアクセサリー」販売時に注意書き表示の協力依頼

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ECのミカタ編集部

金属アレルギー対応をうたうネックレス-ネット通販で購入できるものについて調べました-

独立行政法人国民生活センターは2026年2月18日、金属アレルギー対応をうたうアクセサリーの販売に関する、注意喚起を発表。併せて、事業者に対して「販売時の注意書きの表示」への協力依頼を行っている。

EC運営のパートナー企業を紹介してもらえるって本当?

金属アレルギー対応アクセサリーから症状

金属アレルギーは、皮膚に金属が触れることでアレルギー反応が起こる「接触皮膚炎」の一種である。金属アレルギーの原因となる金属はさまざまだが、その中でもニッケルによるアレルギーは、発症頻度が高いことが知られている。

国民生活センターのPIO-NETには、「金属アレルギー対応とうたうアクセサリーを使用したら、かゆみ等の症状が発生した」という危害情報が寄せられている。

主な相談事例は以下の通り。

◆ネットで金属アレルギーでも使用できると表示されていたネックレスを購入したところ首が赤くただれた。
◆シルバーのネックレスを試着してから買ったが、自宅で装着したらアレルギー反応が出た。
◆通信販売でアレルギー対応とうたうピアスを購入し、着用したところ、ピアスの穴から膿(うみ)が出るようになった。

消費者に誤解を与えるおそれ

国民生活センターは、ネット通販で購入できる金属アレルギー対応とうたうアクセサリーのうち、PIO-NETに相談の多いネックレスについて、ニッケルの溶出や材質等の品質に関わるテストや表示の調査等を実施した。

テストの結果は以下の通り。

◆販売サイトの商品ページに「金属アレルギー対応」等の表示がみられた33銘柄のうち、8銘柄の販売サイトと1銘柄の付属説明書に金属アレルギーに関する注意書きがみられた。
◆欧州規格EN 1811:2023に準じた方法でニッケルの溶出を調査した結果、1銘柄で欧州規格基準値の17倍に相当する溶出がみられた。
◆テスト対象銘柄の中には販売サイトの素材に関する表示と本体表面の素材が異なる可能性がある銘柄があり、消費者に誤解を与えるおそれがあると考えられた。
◆刻印と蛍光X線分析法による表面分析の結果が一致しないものが13銘柄。
◆刻印と販売サイトの表示が一致しないものが6銘柄。

各事業者へ協力依頼・要望

本結果を受け、国民生活センターは事業者に対して以下の要望を出している。

「実際の素材と、販売サイトの商品ページ上の表示や本体の刻印それぞれに差異がある可能性がある商品がありました。消費者が適切に商品を選択できるように正しい表示にするよう要望します。金属アレルギー対応のアクセサリーを販売する際は注意書きを表示するよう要望します」

また、インターネットショッピングモール運営事業者への協力依頼・要望として、「消費者が適切に商品を選択できるように正しい表示にするよう周知」「金属アレルギー対応のアクセサリーを販売する際は、注意書きを表示するよう周知」が出されている。

取扱商品を確認した上で、国民生活センターからの協力依頼・要望に対応したい。