ZenGroupとCRENEOが協業開始 日本の「ものづくり産業」を世界へ展開

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ECのミカタ編集部

日本の地場産品を世界へ。ZenGroupとCRENEOが地方企業の海外進出を加速させる「出口戦略」で協業。

ZenGroup株式会社は2026年4月1日より、地方企業のブランディング支援を展開する株式会社CRENEOとの協業を開始した。

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「ブランド可視化」から「国際物流」まで一気通貫で支援

本協業は、高い技術力を持ちながらも販路開拓に課題を抱える地方の中小企業を対象に、ブランド価値の可視化から海外販売、国際物流までを一貫して支援する体制を構築するもの。両社のリソースを統合し、地域産業の持続可能な輸出モデルの確立を目指す。

本協業による支援体制の概要について、両社は次の内容を挙げている。

◆ブランド価値の再定義と可視化(CRENEO)
▷デジタルモール「MONOKATARI JAPAN(モノカタリ ジャパン)」などを活用し、製品の背景にある物語をデジタルコンテンツ化。海外消費者の感性に訴求するブランディングを実施する。

◆越境ECモール「ZenPlus」への展開(ZenGroup)
▷翻訳、決済、カスタマーサポート、国際配送をZenGroupが代行。出店企業は国内販売と同様の手順で、海外販売が可能になる。

◆成果報酬型モデルによるリスク低減(ZenGroup)
▷初期費用および月額費用を無料とする成果報酬型を採用。資金力に制約のある中小企業でも、最小限のリスクで海外市場へのテストマーケティングが可能になる。

◆VR体験拠点「MONOKATARI JAPAN」の外観イメージ

※画像元:ZenGroupとCRENEOが地方企業の海外進出を加速させる「出口戦略」で協業(ZenGroup株式会社)

海外展開への課題を解決

「日本のものづくりは世界的に高く評価される一方、多くの中小企業が『初期投資』『多言語対応』『継続的な販促』という障壁により、海外展開を断念しています」とZenGroupは指摘する。

中でも、製品の背景にあるストーリーを海外の適切な市場に届ける「出口戦略(販路)」不足が大きな課題となっている。

こうした課題を解決するため、世界175の国と地域への販路を持つ同社は、地方企業のブランディングに強みを持つCRENEOと連携。入口から出口までを、シームレスにつなぐ支援を開始するに至った。

「継続的な地域産業支援」のプラットフォームを共創

ZenGroup ZenPlus 越境ECモール事業部 営業担当の向吉氏は、本件について次のようにコメントしている。

「日本の地域産業に深く精通するCRENEOが紡ぎ出す製品の『背景や物語』に、ZenGroupの世界175の国と地域に及ぶ販路とプロモーション力を掛け合わせることで、これまで海外へ届きにくかった地方の価値を、世界中のファンへ正しく届け、日本の中小企業が持続的に成長できる新たな越境ECモデルを確立してまいります」

今後は単なる販売支援にとどまらず、日本のものづくりの「価値」が正当に評価される伝達構造の進化を目指す。情報不足による機会損失を解消し、地方企業が無理なく世界とつながり続ける「継続的な地域産業支援」のプラットフォームを共創する方針を掲げている。日本の「ものづくり産業」を世界へつなぐワンストップ支援として、今後の動向が注目される。