YouTube、約57%が企業公式チャンネルを登録 その目的とは? 株式会社Utakata調査
ショート動画SNSの運用やインフルエンサーキャスティングを行う株式会社Utakata(以下:Utakata)は、10代〜50代のYouTube視聴者を対象に「YouTubeの企業アカウント」に関する調査を実施、結果を公表した。本記事では一部内容を抜粋して紹介する。
調査概要
◆調査期間:2024年4月15日〜29日
◆調査方法:インターネット調査
◆回答者数:283名
◆出典元:株式会社Utakata
半数以上が企業の公式アカウントを登録
「YouTubeで企業の公式アカウントをチャンネル登録していますか?」と質問したところ「している」が57.2%、「していない」が42.8%という結果に。

「YouTubeで企業の公式アカウントをチャンネル登録している目的」については、以下のような回答が上位に並んだ。
◆その企業の商品・サービスが好き:106票
◆投稿が面白い:70票
◆好きな芸能人やインフルエンサーがキャスティングされている:41票
◆割引やキャンペーンなど発信情報が有益:20票
商品、サービスのファンであることが最も重要である一方、投稿内容やキャスティングなどの割合も高い。一方で割引などのキャンペーンは比較的少数派であることが明らかになった。
サービス内容が理解できる点が重要
「YouTubeを有効活用しているイメージがある企業アカウントを教えてください」と質問したところ「Nintendo」「マクドナルド」が同率10票、「わかさ生活」が7票、「ジャンプチャンネル」「東京ディズニーリゾート」が同率5票と上位に並んだ。

「Nintendo」は「最新のゲームやワクワクするネタをライブで公開しユーザーの購買意欲を誘っている」、「マクドナルド」では「コラボ商品やコマーシャル動画で楽しませてくれる」などサービス内容が理解できる点が評価されている。
また、「わかさ生活」に対しては「投稿が面白いのはもちろんですが、そこにうまく自社の商品の宣伝を混ぜ込んでいるから」と面白さとPRのバランスに注目。その他企業に対しても「動画の種類が豊富」「ワクワクする」「好感が持てる」といった趣旨の意見が多く見受けられた。
動画の面白さや内容から登録に繋がる
今回の調査結果によって、10代〜50代のYouTube視聴者の半数以上がなんらかの企業公式チャンネルを登録していることが判明。視聴者の多くは「商品やサービスの魅力が伝わる動画」を求めていることがうかがえる結果となった。
企業戦略としてYouTubeを上手く活用した企業として「Nintendo」や「マクドナルド」などのチャンネル名が上位にあがり、「購買意欲を誘う」や「楽しませてくれる」といった意見で支持された。
視聴者が企業アカウントをチャンネル登録する理由として「その企業の商品・サービスが好き」という意見が最も多いが、動画の面白さや内容でも十分チャンネル登録に繋がる可能性は高いといえる。
Youtubeを通じた訴求を検討する担当者は、本調査内容を参考に今後の施策を検討してみてはいかがだろうか。


