LINEヤフー、AIによるテキストからの画像生成機能を提供開始

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ECのミカタ編集部

ビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」で、生成AIによるテキストからの画像生成機能を提供開始

LINEヤフー株式会社(以下、LINEヤフー)は2025年5月19日、提供するビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」において、テキストの入力内容から画像を生成する機能「テキストを画像に変換(以下、本機能)」の提供を開始したことを発表した。

用途に合わせた画像を生成

本機能では「LINE Creative Lab」上で広告主が、思い描いたイメージをテキストで入力すると、その内容を基にAIが画像を生成する。

画像生成時にはサイズとスタイルを設定できるため、広告の用途に合わせて、よりイメージに近い画像を生成することが可能に。生成した画像は、広告クリエイティブ制作時の背景素材やイメージとして利用することができる。

◆画像生成機能の概要
機能名:テキストを画像に変換
画像サイズ:正方形(1:1)、縦長(4:3)、横長(3:4)
画像スタイル:写真、デジタルアート、アートのカテゴリの13種類から選択可能

◆利用方法
クイックアクションや画像エディタ、LINE広告の管理画面から「テキストを画像に変換」を選択
プロンプトを入力する
画像サイズを設定する
画像スタイルを設定する(任意)
「生成」ボタンを押し、生成を開始する
生成した画像から利用したい画像を選択し、保存する

※画像元:ビジネス用クリエイティブツール「LINE Creative Lab」で、生成AIによるテキストからの画像生成機能を提供開始 (LINEヤフー株式会社)

LINEヤフーは「AIカンパニー」を目指す

LINEヤフーは「AIカンパニー」を目指すことを公表しており、中でも2025年度は「AIエージェント化の推進」に注力するとしている。

すでにLINEヤフー内では業務効率化やサービスへの生成AI機能導入などが進められており、ネクストステップとして、個人ユーザー向けサービスのAIエージェント化を進める方針だ。

※画像元:LINEヤフー株式会社 決算説明会 2024年度 通期及び第4四半期(LINEヤフー株式会社)

今回発表された機能を通して生成した画像は、広告クリエイティブ制作時の背景素材やイメージとして利用できる。また、「LINE広告」「LINE公式アカウント」「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」と連携しており、生成した画像はすぐに各プラットフォームで活用可能とのこと。

LINEヤフーは同機能について「これまでにデザイナーによる広告クリエイティブ制作業務の一部を代替し、広告出稿までにかかる工数と時間を削減します」とコメント。「全サービスのAIエージェント化を目指す」ことを掲げる同社の動向を、引き続き追っていきたい。

参考:新しいAI機能「テキストを画像に変換」についてご紹介します!(LINEヤフー株式会社)