2025年を象徴する食関連のキーワードは「米」関連がトップ ホットペッパーグルメ外食総研調べ
株式会社リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研は、「2025年の流行グルメ」について20代~60代の男女にアンケートした結果を発表。合わせて「今年を象徴する食関連のニュース・ワード」に関する調査結果を公表した。
調査概要
◆調査期間:2025年10月31日~2025年11月1日
◆調査方法:インターネットリサーチ
◆調査対象:全国20代~60代男女(株式会社マクロミルの登録モニター)
◆有効回答数:1035件(男性517件、女性518件)
◆出典:ホットペッパーグルメ外食総研(株式会社リクルート)
韓国SNSの影響力の大きさがうかがえる結果に
今回の調査によれば、ホットペッパーグルメ外食総研が挙げた37の選択肢の中から「今年流行ったと思うグルメ」を聞いたところ、「アサイーボウル」が24.1%でトップ。2位は「麻辣湯(21.8%)」、3位は数年来SNSで話題となっていた「ドバイチョコ(14.5%)」が入った。
この結果について同総研は、「1位~3位は全て韓国のSNSでも話題になったものであり、その影響の大きさがうかがえる」と考察している。

※「あてはまるものはない」はランキングから除く
グルメキーワードは、「米」に関する話題がトップ
同じく、ホットペッパーグルメ外食総研が挙げた20の選択肢の中から「今年を象徴すると思うグルメキーワード」を聞いたところ、「米騒動・米価高騰・米離れ・備蓄米」が過半数を超えて1位に(52.5%)。備蓄米放出が連日ニュースになるなど、日々の生活でも米の高騰を意識している人が多いことが推測される。
次いで2位は「サンマ“豊漁”(31.0%)」、3位が「エッグショック(16.3%)」。9位に「葉物野菜高騰(12.4)」、11位には「サケ不漁(10.6%)」が入っており、同総研は「物価の乱高下に振り回された1年」と振り返った。

※「あてはまるものはない」はランキングから除く
「SNS映え」「健康志向」「再注目」が特徴
同総研 所長の田中直樹氏は、本調査結果について次のようにコメントしている。
「SNS発信なのはもちろん、いかに早く上手に流通させていくかというのが流行のカギを握っています。また、ここ数年の傾向に引き続き、今年も『SNS映え』『健康志向』の2軸は健在。(中略)『SNS映え』『健康志向』『再注目』の3つが2025年流行グルメの特徴と言えそうです」
食品を扱う事業者にとって、本調査は2025年の振り返りに加え、2026年に向けた戦略づくりの一助となるはずだ。


