【日本初】フリーランス向けShopify教育プログラムが始動。個人事業主・中小企業のEC化とブランド価値向上を加速。

ECのミカタ編集部 [PR]

3社の強力タッグが実現。

世界最大級のマルチチャネルコマースプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」を提供しているShopify Japan、ブランディングエージェンシーのフラクタ、日本最大級のフリーランス115万人が登録するお仕事マッチングサイトであるランサーズの3社が手を組んだ、フリーランスのための特別プログラムが話題になっている。

この日本初の特別プログラムが解決できる業界の課題とは何か? EC事業者やフリーランスへどのような影響をもたらすのか? 株式会社フラクタの河野貴伸氏、ランサーズ株式会社の後藤信彦氏、Shopify Japan 株式会社の徳満泰彰氏の3名に、フリーランスのWEBデザイナー岸本健勇氏も交えて話を伺った。

学びと実践で仕事につなげる、フリーランスの教育プログラム

学びと実践で仕事につなげる、フリーランスの教育プログラムランサーズ株式会社
マーケティング部 部長
後藤 信彦氏

―今回の特別プログラムの目的について教えてください。

後藤氏:今回の取り組みの目的は2つあります。1つはフリーランスの方のスキルアップ機会の提供です。フリーランスの方たちがShopifyでサイトを構築できるようにする「基礎知識」及び、単にECサイトを作るだけなく、企業のブランディングなどもあわせて形にできる「実践的なノウハウ」を学ぶ場を提供しています。Boot Campへの参加もそうですし、フラクタが開発したスキームをもとに「考え方」などを身に付けていく研修も実施しています。

もう1つの目的は、スキルを習得された方に対して、「実際に仕事を供給していく」ことです。例えば事業者が「人手が足りない」「プロジェクトチームを組みたい」という時に、仕事を探しているフリーランスがスムーズに参画できるようなコミュニティを整備したいと考えています。

―教育だけでなく、そのあとの仕事の創出まで一貫したプログラムということですね。お話に出てきたBoot Campとは何ですか? また、今回の特別プログラムとの違いは何でしょうか?

徳満氏:正式な名称は「Shopify Partner Boot Camp」で、Shopify Japanが独自に作り上げた、6週間にわたるオンラインプログラムです。Shopifyのパートナープログラムに参加している方なら、1回限り誰でも無料で参加していただけます。コースはストア構築について学ぶものと、アプリを開発するためのコースの2つに分かれています。一度に両方のコースを受講して頂くことも可能です。ここで学べるのは、コーダーとしての知識だけでなく、すでにShopifyエキスパートとして活躍している先輩からリアルな話を聞ける機会や、営業支援ツールなどを提供しています。

今回の特別プログラムには、このBoot Campで構築・運用の基礎を身に付けることに加えて、フラクタによる実践的な運用ノウハウを学ぶ機会、さらには修了した方はランサーズのプロフィールページに修了バッジの表示やランサーズ担当者からの企業紹介といったサポートまでが含まれています。

フリーランスの成長が、事業者に変革をもたらす

フリーランスの成長が、事業者に変革をもたらす株式会社フラクタ
代表取締役 CEO
河野 貴伸氏

―フラクタ社はなぜこのプロジェクトに参画することにしたのですか?

河野氏:3つの理由があります。

まずは、フラクタの事業としての側面。フラクタには「日本のブランドが世界に羽ばたいていくことを支援したい」という想いがあります。一方で我々だけでは、日本全国すべてをカバーし切るのは難しく感じていました。しかし、ブランディングエージェンシーとしての活動の中で、Shopifyの支援はランサーズを通してコラボレーションさせていただいた方たちが、事業やブランドを大変理解し、素晴らしい仕事をしてくれていることを実感するようになりました。当社としてはそういった方たちと手を組んで、日本全国のブランドが成長できるように共に支援させていいただきたいと考えています。

2つ目はShopifyのエバンジェリストとしての側面です。Shopifyでサイトを構築するためには、技術だけでなく、「ビジネスのやり方」を学ぶ場が必要だと感じていました。そこが疎かになってしまうと、依頼側も受け手側も認識の違いが発生してしまい、お互い不幸になってしまいます。また、価格のプライシングなども日本ではあまりオープンになっていないため、極端に低価格に設定してしまったりということもあります。そのようなズレを極力無くし、正しい仕事の進め方のノウハウを伝えていくことが、Shopify発展のために有益だと考えました。

3つ目は個人的な側面です。私はかつてフリーランスとして活動していたことがあるのですが、当時怖かったのが、仕事がなくてスケジュールが真っ白になること。安定して仕事を獲得できる状況は大事です。また、フリーランスに不足しがちな「学びを得る」機会や手段を設けることで、日本のフリーランスの成長やスケールアップにつながると思いました。

―ランサーズ社がプロジェクトに参加したきっかけを教えてください。

後藤氏:フリーランスは同業者間でのコミュニケーションが少ないこともあり、自分ができる仕事だけを受けがちですよね。1人で仕事をしていると、会社のように先輩から教えてもらえる機会もなく、自らの領域やスキルを広げていくことが会社員に比べて難しいんです。その課題に対して、当社では以前からフリーランスのための学びのコミュニティを作ったり、オンラインでメンターを探せるサービス「MENTA」などを展開していました。

また企業ニーズを見て感じていたのは、市場ではデジタル系の人材のニーズが過熱しているのに、人手がぜんぜん足りていないということ。当社はそのミスマッチを少しでも解消したいと考えており、今回のプロジェクトに参加しました。

特にいまECに新規で取り組む企業が増えていますが、経験値のない社員が担当するよりも、経験値のあるフリーランスに委託した方が効率は良いはずです。このプロジェクトが企業の生産性を高めることに寄与できればと考えています。

WEBデザイナー
岸本 健勇氏

―フリーランスの視点から、今回の特別プログラムのことを聞いた時の率直な感想を教えてください。

岸本氏:河野さんの仰るとおり、フリーランスは「仕事がなくなってしまう」ことへの不安が尽きません。その中で今回のプログラムの話を聞いたときは、安心材料が増えそうだと思いました。Shopifyでの構築を希望しているクライアントを紹介してもらえるので、案件を獲得するチャンスが増えるのが良いですね。

Shopifyを使ったサイト構築経験者と情報共有ができることも魅力です。Shopifyの仕様やナレッジに関する情報は英語のものが多く、何かを調べる際には翻訳機が欠かせませんでした。相談できる場や情報を共有できる仲間がいるのは、とても心強いです。

―Shopifyの視点から、この特別プログラムに期待することを教えてください。

徳満氏:マーケットを見ている限り、日本ではまだEC化率が低く、社会全体でのDX(デジタルトランスフォーメーション)化が必須です。事業者側だけでそれを実現するのは難しく、Shopifyのサイト構築スキルを持った人材が、全国にもっと必要になります。そのために今回のプログラムが効果を発揮するのではないかと期待しています。

日本のブランドが世界進出を目指すきっかけに

日本のブランドが世界進出を目指すきっかけに

―特別プログラムの修了後、フリーランスとフラクタはどのように関わっていくのでしょうか?

河野氏:プログラム修了後は当社の案件をお手伝いいただくだけでなく、日本各地でフリーランスとブランドをつないでいきたいと思っています。「地元のクリエイターと一緒に地元を盛り上げていきたい」という企業は多く、このプログラムによって全国の人材を育成することで、それを後押しできると考えています。さらに店舗や企業のための優れたツールであるShopifyをブースターにして、日本中に優れたブランドが増えていく、というのが理想です。

―岸本さんはこれからプログラムを受講されるそうですが、修了後に目指したいことはありますか?

岸本氏:クライアントからのさまざまな依頼に合わせて技術を提供できるようになりたいと思います。そしてECサイトをローンチさせた後も、クライアントと伴走して支援していきたいです。私の専門外の領域やリソースが逼迫している時は、他のフリーランスやベンダーを紹介することで、クライアントにより広く、深く貢献していきたいです。

―このプログラムは、EC事業者にどのようなメリットがありますか?

後藤氏:新たにECサイト構築を希望する企業にとっては、納期や予算に合わせて、機動力のあるハイスキルなフリーランスを起用しやすくなるというメリットがあります。特に地方の企業などには恩恵が大きいですね。地方では、デジタル系の人手が不足する傾向があります。場所に関わらず全国のフリーランスと協業できることはメリットになるでしょう。

Shopify Japan 株式会社
パートナーシップ兼事業開発部長
徳満 泰彰氏

徳満氏:例えばコロナ禍で打撃を受けた飲食店は、これを機に、ビジネスモデルを変えていかなければなりません。ただ、首都圏ならデリバリーのサービスが充実していますが、地方では仕組みが不十分で、始めたくても始められないお店は多いでしょう。Shopifyにはデリバリーや店頭受取に対応した機能もありますが、飲食業界ではあまり認知されていません。知識を持ったフリーランスから全国の飲食店にShopifyの機能が伝わることで、新たなビジネスチャンスが生まれることを期待しています。このようにECを始めたい事業者だけでなく、Shopfiyの豊富な機能であったり、利用方法をフリーランスの方たちから伝えていくことで社会全体の底上げにもつながると考えています。

―この特別プログラムを通して、どのような世界を実現していきたいですか?

後藤氏:フリーランスと企業が1つのプロジェクトを一緒になって進める機会を今以上に増やすことで、秀逸なアウトプットが増えていくことを期待しています。Shopifyによるサイト構築は簡単に始められますが、本格的に作り込んでいくにつれて課題が出てくるはず。プログラムの拡充やサポート体制の整備によって、それを解消していきたいです。

河野氏:フラクタはShopifyにもランサーズにも縁が深く、どちらのサービスも素晴らしいと思います。それぞれの点と点を今回のプログラムが結んだことで、新たな面白い取り組みができるし、それに賛同してくれる方も多いという実感ができました。全国のフリーランスと手を組み、Shopifyを使って日本のブランドが世界に進出して、評価されるようになると良いですね。そんな未来が見えれば、全国の事業者に「今日より明日が楽しくなる」と思ってもらえるのではないでしょうか。

徳満氏:Shopifyというツールを使って日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させ、国内の事業者が世界へ出て行ける環境を整えたいです。エバンジェリストを配置したShopifyパートナーのコミュニティを日本全国で立ち上げて、情報発信の場を増やしていくことを計画しています。ナレッジ共有の機会が増えることで、日本中の事業者の発展をサポートしたいと考えています。今回のプログラムは、そのきっかけになる大きな取り組みだと感じています。

【EC事業者向け】Shopify構築を相談する

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