物流代行「ウルロジ」で手間とコストを削減し売れる基盤づくりを支援

ECのミカタ編集部 [PR]

中小規模のEC事業者に向けた物流代行サービスの「ウルロジ」。ダイレクトメール(DM)の発送代行事業などを手がけるディーエムソリューションズ株式会社のこの新事業が、コロナ禍で拡大するEC通販市場で契約社数を急伸させている。

入荷から在庫管理、発送業務までを一括で担うほか、各サイズ全国一律の発送費用や安価でシンプルな料金設定がわかりやすく、業務の負担軽減につながると利用者に好評だ。「ECの売れる基盤づくり」を目指して名付けたというウルロジの特長や今後の展開などを、同社の東日本ダイレクトメール事業部 ウルロジセールスチーム主任の福田梨帆氏にうかがった。

入荷から発送まで一括対応、オンラインで業務完結

入荷から発送まで一括対応、オンラインで業務完結ディーエムソリューションズ株式会社 東日本ダイレクトメール事業部 ウルロジセールスチーム 主任 福田梨帆氏

ーーディーエムソリューションズの事業内容と、ウルロジを始めた理由から教えていただけますか。

福田:ディーエムソリューションズは、DMの発送代行事業とインターネット広告事業の二つを柱に展開する、2022年度で19期目を迎える会社です。DM事業では、東京都八王子市や日野市などに自社倉庫をもち、物流代行の実績を積んできました。

インターネット事業では、SEO対策やコンテンツマーケティング、Webサイト制作などの知見を持っています。コロナ禍でEC通販市場が拡大するなか、これらの基盤やノウハウを活用しようと2020年8月に、中小規模のEC事業者に最適な物流アウトソーシングを提供する「ウルロジ」をスタートさせました。

「ウルロジ」サービスフロー図

ウルロジでは、入荷業務・在庫管理から発送業務までを一括で請け負っています。WMS(倉庫管理システム)を活用して、お客様がご利用のモールやカートとシステム連携を図れば、出荷の指示や在庫管理などがオンラインで出来ます。

日々手間のかかる物流業務から解放されて、商品開発やPR活動などにお客様が注力できるようサポートするサービスです。今後のEC市場拡大とともに、会社の第3の柱として成長させようと、いま力を入れている事業です。

全国一律の発送費用、わかりやすい料金設定

ーー事業がスタートして約1年半ですが、通販を新規に始めた事業者の契約が多いと聞きました。

福田:ご契約いただいているお客様は、新たに通販事業を始められたスタートアップの事業者が全体の6割、自社で行っていた物流業務のアウトソーシングが2割、他社倉庫からの切り替えが2割といった感じです。2021年度は前年の約6倍に契約社数が増えました。商品はコスメ関係が多く、サプリメントやアニメグッズ、大学の公式グッズなど多種多様です。一部商品(温度管理が必要な商品、大型家具、高額な商品、医薬品、危険物や中古品)を除き何でもお受けしています。通販事業を開始されたお客様が多いのは、ウルロジが発送個数1個から受け付けます、とうたっていることも大きいと思います。

ーー少数の発送に応じる物流業者は少ないのでしょうか。

福田:発送個数が少ないと、物流業者が固定費や発送費用を高く設定したり、契約自体を断ったりするケースがあります。最低でも月500個、それ以下だと利益がなかなか見込めないからです。当社はDM事業を含めた会社全体での発送個数が非常に多いので、ヤマト運輸や佐川急便などの配送事業者から業界の中でも安い卸値をいただいています。そこが、ほかの物流業者や自社物流との違いであり、強みです。その結果、梱包資材と納品書、作業費込みの送料がA4サイズ以内のSSサイズで300円、コンパクトで600円という低価格で、沖縄と離島を除いた全国一律の料金としてご提案ができます。

ーー全国一律の発送費用に魅力を感じるお客様は多いですか。

福田:やはり多いですね。料金の安さもそうですが、全国一律であることで、商品価格や送料の設定がしやすいとか、物流にいくらコストがかかっているかが把握しやすいといった声をいただいています。正直に言いますと、たとえば北海道への発送は、当社の利益は出るか出ないかの価格設定なのですが、ウルロジの事業を始めるにあたって最優先したのは、お客様にわかりやすいサービス内容にすることでした。そこが支持されているので、考え方に間違いはなかったと思っています。

ーーわかりやすさに気を配った点は他にもありますか。

福田:基本料や付帯業務の料金設定もそうですね。自動出荷システム利用料と1ラック分(100サイズ段ボール20個ほど)の保管料を合わせた月の基本料が3万円、チラシ同梱やお客様が指定したシール貼り付け作業はそれぞれ1枚10円など、オプション料金も安くわかりやすい設定にしました。

他社では、管理基本料やシステム利用料などの費目が細かく分かれたところが多いのですが、旧来の物流の慣習に染まっていない私たちは、利用されるお客様の立場に立って、料金表の費目数をしぼって、シンプルな価格設定を心がけました。

社内連携で集客力支援、出荷数急増にも対応

社内連携で集客力支援、出荷数急増にも対応ディーエムソリューションズ株式会社の提供サービス

ーーウルロジの強みについて、さらに教えていただけますか。

福田:インターネット事業やDM事業を行っているディーエムソリューションズの総合力が活かせるのも強みです。通販サイトの集客で悩まれている方には、現状を分析して、SEO対策やWebマーケティング、コンテンツ作成を行います。また、コンバージョン率の改善としてサイトデザインの修正や、リピート促進のためのDMの発送も社内連携でご支援できます。

そして、出荷数の急増に対応できる体制も強みですね。自社倉庫にはDM発送業務に従事するスタッフもいますし、協力会社もあります。素早く人を集められるので、例えば、出荷数が通常の5倍に跳ね上がっても、当日出荷が可能です。この臨機応変な対応力は、ほかの物流業者にはまねできないところだと思います。

新型コロナウイルスの感染拡大で、PCR検査キットを扱うお客様に最近ご利用をいただいていますが、急増する出荷依頼にも対応できています。お客様とはグループチャットを使ってコミュニケーションを取っていますが、レスポンスが速いと良く言われます。私たち運営担当者のほかに、システム担当、倉庫作業員などの関係者がつながっているので、お客様の問い合わせに応じて、担当がすぐに返答できます。お客様にストレスをかけず、業務効率を上げるこの仕組みも大変評価をいただいています。

ーー新規事業者や自社物流から切り替えるお客様が多い理由がわかってきました。

福田:通販を始めて間もない事業者の方は、初期コストを抑えようとして自社物流を選択されるケースがありますが、受注業務から在庫管理、配送伝票の作成などに結構時間を取られてしまい、毎日の作業で休みが取れないこともあります。そうした手間のかかるバックヤード業務を私たちが請け負うことで、売り上げを伸ばすための商品開発や販促業務に専念できるのがアウトソーシングの良さです。

また、自社物流ではピッキングミスなどのヒューマンエラーも起きがちですが、バーコード管理システムで検品し、誤出荷を防いでいますし、商品ごとに適切な梱包を施しています。段ボールが傷んでいたり、緩衝材がきちんと入っていなかったりして、万が一商品が破損してしまうと、そのお客様に再度購入いただく可能性は低くなると思います。梱包のクオリティーは、お客様がリピートしてくださるかどうかの重要なポイントです。梱包資材費は別途いただかず、発送費用に含む形をとり、物流のプロとしての丁寧な作業で、顧客満足度が高まるように取り組んでいます。

お客様とともに売れる基盤を構築したい

ーー最後に、ウルロジの今後の展開について教えてください。

福田:ウルロジという事業名は、「売れるロジ(=物流)」「ECの売れる基盤づくり」をイメージして名付けました。物流のコストダウンやお客様の作業削減にとどまらない役割を目指すことが、創業時からの目標です。今後の展開の一つとしては、カスタマーサポートのコールセンター業務を検討しています。

商品を購入されたお客様の声を聞き、クライアント企業へフィードバックしながら、一緒に商品開発やマーケティング戦略を考えて顧客満足度を上げていく。クライアントとの二人三脚で、EC事業を盛り上げる存在になりたいと考えています。エンドユーザーである消費者にまで目を向けている物流会社はあまりないと思いますので、顧客目線を備えた物流会社として、「ECの売れる基盤づくり」をお客様と構築していきたいと思います。

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