高品質な「越境EC物流」をスピーディに実現。20年間の自社EC成功ノウハウが提供される『NEOlogi』に迫る。
「越境EC」は魅力的な販路だが、当然ながら国内ECのノウハウだけで成功することは難しい。
かつて、海外向けのECサイト構築が大きなネックと言われていたが、自動翻訳技術などの精度向上もあり、“売り場づくり”のハードルは大きく下がっている。
すると重要課題は、海外での集客と商品発送(物流)だ。
自社でイチから、越境対応した物流システムを構築するのは非常にコストが掛かるが、簡単かつ高品質な水準で「越境EC物流体制」提供してくれるのが、株式会社ネオ・ウィング(以下、ネオ・ウィング)が提供する『NEOlogi(ネオロジ)』である。
サービス誕生の背景やその魅力について、ネオ・ウィング 取締役 黛(まゆずみ) 将広氏に伺った。
20年の実績を持つ自社EC「CDJapan」の、豊富な実績と蓄積されたノウハウから誕生した『NEOlogi(ネオロジ)』
そもそもネオ・ウィングは、ジャパンカルチャー関連の多様な商材を扱う独自のEC事業『CDJapan』を、20年に渡って展開している。
海外発送件数も、日本で五指に入るほどのボリュームを誇る大型ECサイトだ。
そんな中、とあるきっかけから自社の越境EC物流面のノウハウを活かした物流サービス『NEOlogi』を、2020年に開始することになった。
黛氏:「ネットショップ作成サービスBASE(ベイス)のご担当者から、“越境ECを可能にするための倉庫を探している”とお話をいただきました。
そもそも『CDJapan』が扱う商品は、国内はもとより海外に発送することが前提でしたので、弊社ではすでに独自の倉庫システムを構築し、システマチックで効率的な物流作業を可能にしていました。
今回のお話をきっかけに、その物流システムを外部のEC事業者様に提供しようと考え開発したのが『NEOlogi』のスタートです。
『CDJapan』では、年間で数十万件にも及ぶ海外発送をオペレーションしています。
そこでの豊富な経験とノウハウが蓄積されていることで、越境ECにおける重要課題の海外発送を、極めて高水準・高品質で、しかもリーズナブルにご提供が可能です。」
こんなに違う。国内と海外の発送事情
海外発送を自社のオペレーションに組み込む際、担当者はどんな対応が必要なのだろうか。
黛氏:「まず海外発送は、ただ送ればいいというものではありません。
商品の受け取りは顧客体験の一部ですので、可能な限りきれいな状態で送ることがとても重要です。
国内の配送では、よくエアクッションを緩衝材として使用しますよね。
しかし、海外向けに空輸するような場合、空輸時の気圧の関係でエアクッション自体が膨らんだり破裂して、結果的に大切な商品を傷つけてしまうようなことがよくあります。
化粧箱など特に、角がつぶれてクレームに繋がることが多いです。
ですから、商品ごとに最適な緩衝材を使用するなど、物流のひとつひとつの要素を不測の事態を考慮した最適な対応にしていく必要があります。
さらに、相手国によってはインボイス(送り状)のチェックの仕方が変わり、いままでは通関できていた商品がある日突然できなくなるという事態も発生します。
実は、こうした特殊な事態はプロの物流業者様でも事前に把握することが難しいこともあります。
各国の法規制などによる変更点は入手可能でしょうが、通関の現場レベルでの手続きの変更などの情報は、なかなかキャッチできないのではないでしょうか。
しかしながら、越境EC物流ではこうした情報感度がとても重要です。
昨今の状況でいうと、配送方法によっては、コロナ禍の影響で配送出来なくなる国が頻繁に変更されています。
NEOlogiは日本郵便が提供するEMSや小形包装物、国際宅配便のDHL、FedExなど豊富な配送方法に対応しているため、一部の配送方法で送れない国があったとしても、他の配送方法に切り替えて出荷することも可能です。」
このように、顧客に届けるだけでもハードルが高いのが実情だ。
さらに、黛氏の話にあるように「きれいな状態で運ぶことが重要」というポイントも見過ごせないだろう。
自社ECで海外発送を成功させているからこそ、提供できる価値がある。
では、『NEOlogi』ではそれらをどのように解決できるのだろうか。
黛氏:「『NEOlogi』をご利用いただければ、弊社が培ったノウハウを活かした物流体制の構築をご提供可能です。
大きな特徴としては、150ヵ国以上の発送に対応しており、初期費用、固定費用無料で提供しております。
また、専用管理画面でのクラウド管理を行っており、各種ECプラットフォームとの連携もしやすいサービスです。
『CDJapan』の運営では、フィギュアのように状態の良さが価値に直結する商材も扱っているため、ひとつひとつの商材が、どのように届くと最適なのかを常に試行錯誤しています。
今では、届いた商品状態の良さをSNSで写真投稿してくれる海外の顧客もいらっしゃいます。
包み紙ひとつでもこだわっているので、梱包資材がクールだと発信してくれるユーザーもいらっしゃいますね。
そういった顧客体験の提案をお任せいただけるのもポイントです。
また、先ほどお話したような通関における現場レベルのトラブルも、自らが越境ECを展開しているので、世界中の情報をキャッチアップしています。
配送方法も多種多様な手段から選択できるのですが、NEOlogi独自のシステムとして1つの住所データから複数の配送方法のフォーマットに自動変換させる事ができます。
例えば、いったんEMSでの発送指示をいただいた後、DHLやFedExに変更する。ということも簡単に対応することができます。
配送を出来なくなる国が頻繁に変更されるため、それらの情報をクライアント様が網羅するのは非常に大変ですが、仮に出荷停止になっている配送方法を選択されていたとしても、NEOlogiシステムでチェックしているため、配送方法の変更をご案内し滞ることなく配送することが可能です。
この点もクライアント様には高くご評価いただいており、他社にはない優位性であると自負しています。」
『NEOlogi』を利用することで、より現場レベルに落とし込んだ、
課題解決手段を最初から準備できるということだ。
20年のEC実績も伴い、とても頼もしく感じる。
越境ECの最大ネックとなりがちな“集客”と“物流”のワンストップ・ソリューションを目指す
『NEOlogi』を利用するのは、将来の海外発送を見込して導入するスタートアップの国内EC事業者と、一定の成長を成し遂げ、次のステージのために越境ECを強化する中堅・中規模のEC事業者が多いそうだ。
黛氏:「最近では、ShopifyやBASEでECショップをスタートさせ、国内での販売開始と同時に越境ECを見据えて、物流を『NEOlogi』にお任せいただくケースが増えています。
ShopifyやBASEなら専用アプリが用意されており、それをインストールするだけで簡単にAPI連携を設定できます。
また、中規模のEC事業者様の場合、これまで使用していた倉庫が海外配送に対応しておらず、海外発送の倉庫を別途手配しているケースもあります。
別々の倉庫のオペレーションは手間なので、『NEOlogi』にリプレイスして一元化するという具合です。」
そもそも『NEOlogi』は柔軟性が高い。
海外配送に強い物流サービスだが、もちろん国内物流にも対応している。
黛氏:「積極的に越境EC展開をしていなくても、海外のユーザーさんがショップを見つけて、注文してくるケースも少なくありません。
そうした場合、多くのEC事業者さんがお断りするか、自分で海外発送を手配することになります。
未来の販路になる可能性を断るのはもったいないことですし、自分で海外発送するのはとても手間暇がかかります。
『NEOlogi』では、月に1件程度の海外配送でもきちんと対応しますので、安心して国内向けも国外向けもお任せいただけます。」
さらに、契約してから最短1週間ほどで海外配送が可能になるというから驚きだ。
今後の展開についても伺った。
黛氏:「現在、『CDJapan』を越境ECのプラットフォームとして、EC事業者様に提供する準備を進めています。
海外向けのマーケットプレイスとして活用いただけるようにするということです。
おかげさまで、『CDJapan』は海外で多くのユーザーを獲得しています。
そこに商品を掲載すれば、世界中のユーザーに告知することができます。
越境ECは、集客と物流が2大重要課題だといわれます。
そのうちの物流については、まず『NEOlogi』が解決策となりますが、
近い将来には、集客部分も弊社がお手伝いできるようになります。」
数年前に比べて、越境ECは始めやすくなったとはいえ、やはり集客と物流をしっかりとした体制で構築しなければ、売上を伸ばすことは難しい。
すでに『NEOlogi』を通じた物流支援で越境ECを支えてくれるネオ・ウィングだが、今後は集客支援もしてくれる予定なので、越境ECを検討しているならまずはネオ・ウィングに相談してみることをおススメしたい。