冷凍冷蔵倉庫に熱視線、“5温度帯”だからこそ広がる可能性やメリットとは

ECのミカタ編集部 [PR]

事業統括部 八街センター センター長代理 江連秀明氏
事業統括部 営業課 リーダ 小山有貴氏
営業統括部 営業課 小川大介氏

食品ECの伸長などを背景に、近年注目が高まっている冷凍冷蔵倉庫。千葉市中央区に、全5温度帯に対応した最新設備の冷凍冷蔵倉庫がある。この冷凍冷蔵倉庫を運営しているのが、1984年創業の株式会社キーペックスだ。同社の担当者3名に、5温度帯倉庫ならではのメリットや可能性を聞いた。

全国的にも珍しい5温度帯の冷凍冷蔵倉庫を完備

全国的にも珍しい5温度帯の冷凍冷蔵倉庫を完備事業統括部 営業課 リーダ 小山有貴氏

――まずは、キーペックス様の事業概要やサービス内容についてお聞かせください。

事業統括部 営業課 リーダ 小山有貴氏(以下、小山) 2つの事業の柱があり、ひとつは企業の書類保管、もうひとつが物流です。物流事業は、物流アウトソーシングと冷凍冷蔵倉庫を中心に展開しています。2019年に千葉市中央区に5温度帯の冷凍冷蔵倉庫を新設したことで、食品など温度管理が必要な商品をお預かりできるようになりました。

――EC事業者向けには、具体的にどのようなサービスを展開されているのでしょうか。

事業統括部 八街センター センター長代理 江連秀明氏(以下、江連) 当社の冷凍冷蔵倉庫は「冷凍」「冷蔵」「冷温」「定温」「常温」の5温度帯に対応しているので、それを武器に事業者がやりたいことを実現するお手伝いをしています。例えば、通年での冷凍食品の発送、スポットでの懸賞商品の発送、季節商材の梱包・発送などに活用されています。

――どのような事業者が御社の倉庫を活用しているのですか。

江連 5温度帯に対応していますので、やはり食品を扱う事業者様が多いですね。ただ、当社としては食品に限らず、幅広い商材を扱う事業者様にご利用いただきたいと考えています。最小で1パレット単位から対応しているので、スタートアップの利用も多いです。実際に、大手の倉庫会社では断られてしまったスタートアップ事業者様が当社倉庫を活用されているケースもあります。

きめ細かい対応で「そこまでやってくれるの?」の声も

きめ細かい対応で「そこまでやってくれるの?」の声も営業統括部 営業課 小川大介氏

――他社の倉庫とは異なる、御社ならではの強みや差別化ポイントを教えてください。

営業統括部 営業課 小川大介氏(以下、小川) やはり一番は、5温度帯(冷凍・冷蔵・冷温・定温・常温)に対応している点です。要冷蔵・要冷凍の食品はもちろんのこと、医療品や精密機器、酒類など、温度管理が必要な幅広い商材を保管できます。最新設備による徹底した空調管理に加え、免震性を備えた頑丈な造りになっているので、大切な品物を安心してお預けいただけます。

江連 流通加工にきめ細かく対応している点も強みですね。他社様ではパレット単位でないと受け付けないこともあるとお聞きしますが、当社の倉庫では「荷受け後、開梱し、種類の異なる複数の商品をピッキングしてひとつにまとめて梱包し、宅配業者に引き渡す」といったケースにも対応しています。

小山 当社の倉庫をご利用いただいている事業者から「そこまでやってくれるんですか?」というお声をいただくことも多いですね。「どうすれば要望にお応えできるか」「どうすれば喜んでいただけるか」を考えているのが、結果的に細かい対応につながっているんだと思います。

――5温度帯の冷凍冷蔵倉庫は全国的にも珍しいそうですね。

小山 はい。温度が違うと結露ができやすいなど、建物自体にリスクが生じやすくなるという背景もあります。それでも、温度差リスクに耐えられる冷凍冷蔵倉庫を提供したことによって、常温商材を扱っていたお取引事業者様が冷凍商材の取り扱いを始めるケースも出てきています。やはり温度帯の異なる品物を1カ所に預けることができ、温度帯によって倉庫を分ける必要がないのが、当社倉庫を利用される事業者様にとって大きなメリットになっていると思います。

江連 冷凍食品と冷蔵食品など、複数の温度帯での管理が必要な商材の保管・発送に加えて、常温での資材のお預かりなどもまとめて対応できるので、付帯業務の手間が省けると喜んでいただいていますね。

成田空港を利用する空輸商材でメリット大の立地

成田空港を利用する空輸商材でメリット大の立地事業統括部 八街センター センター長代理 江連秀明氏

――御社の倉庫は、物流倉庫としては比較的都心から近いところにありますよね。利用事業者様にとっての立地面の利点は何でしょうか。

江連 成田空港から車で1時間ほどですので、空輸の商材は特にメリットが大きいですね。海外から空輸した品物を通関後に当社の倉庫に集めてハブ的にご利用いただいたり、海外に空輸する前に日本全国から集めた品物を、一旦当社の倉庫に保管し、空輸の準備をしたりすることもできます。

最近は、首都圏での倉庫が見つけにくくなっていますが、当社倉庫は比較的東京に近いため、利便性が高いのではないでしょうか。

――書類保管サービスの経験をお持ちですが、倉庫事業にはどのように生かしていますか。

小山 セキュリティ面を気にされる事業者様も安心して利用できる体制が整っていることは大きいと思います。機密文書を長年扱ってきて、全社員が定期的にセキュリティ教育を受けているため、お預かりする荷物は単なる「モノ」ではなく「お客様の大切な資産」という認識が浸透しています。

江連 会社全体でも、情報セキュリティの第3者認証である「ISO 27001」を取得するなど、セキュリティへの意識が高いです。事業者の伝票情報や発送先リストなども、「絶対に漏洩してはいけない」という意識で慎重に取り扱っています。

スタートアップ・他社倉庫で断られた事業者も歓迎

――今後、どのような事業者に御社の倉庫を利用してもらいたいですか。

小川 当社倉庫は小規模でも受け入れができますし、細かな要望にもできるだけお応えするようにしているので、スタートアップの事業者にも積極的にご活用いただきたいですね。不明な点は一つひとつ話し合ってクリアにして、一緒に業務を構築していければと思います。仮に当社でできないことがあったとしても、お付き合いのある企業を紹介することもできます。

もちろんスタートアップに限らず、他社で断られてしまった方も、ぜひ1度当社にご相談いただければと思います。

――倉庫事業における今後の展望や目標についてお聞かせください。

江連 「市場の需要に対応して事業を成長させる」というのが基本的な考え方です。また、冷凍冷蔵に限らず、危険品倉庫など幅広い需要にも対応していきたいと考えています。

今は冷凍冷蔵倉庫に力を入れていますが、事業者のニーズに変化があれば、それに合わせて倉庫の仕様を変えることで、時代の流れに乗って成長していきたいですね。

――これから先、EC事業者に対してどのような支援や価値提供をしていきたいですか。

小山 最初は自力で発送業務を行っていたスタートアップの事業者が、当社倉庫をご利用いただきながら少しずつ事業を拡大し、常温商材から温度管理が必要な商材にも手を広げてきた事例もあります。5温度帯に対応している当社倉庫なら、温度帯の追加や変更にもスムーズに対応できるので、商材の拡大を通して事業成長に貢献できればと考えています。

小川 当社は、中小企業だけに身軽でスピード感が早いこと、細かなご要望にもできる限り対応している点が強みです。ですので、スタートアップの事業者とも、ひとつひとつ話し合いながら一緒に業務を構築して、ともに成長する関係性を築いていきたいですね。

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