老舗質屋のリユースEC事業、メルカリ Shops・楽天・Amazonなど複数店舗を一元管理で売上拡大

ECのミカタ編集部 [PR]

左からメルカリの大島領太氏、森田質店でEC事業を統括する北島タウイラタ氏、SAVAWAYの小田切洋氏

SAVAWAY株式会社が展開する、複数ネットショップの受注・在庫・商品情報を一元管理できる「TEMPOSTAR(テンポスター)」が、リユース業界で注目を集めている。中古品販売と相性の良い「メルカリShops」との連携でより利便性が増し、多くの事業者からの支持を得ているのだという。創業400年の老舗質屋である株式会社森田質店も、TEMPOSTARの導入でEC事業を強化した企業のひとつ。販路拡大と新規顧客開拓に積極的だ。SAVAWAYの小田切洋氏、メルカリの大島領太氏をゲストに迎え、森田質店でEC事業を統括する北島タウイラタ氏に複数ショップ運営のノウハウについて話を聞いた。

受注の処理や在庫管理の対応に課題感

──ここ数年のリユース業界の概況について教えてください。

株式会社森田質店 北島タウイラタ氏(以下、北島) リユース・中古品の市場規模は、拡大傾向にあります。特にバッグや時計などのブランド品に関しては、良い状態の品が多いのが特徴です。円安の影響で最近では海外から商品を買い付けに来る業者も多く、業界全体が盛り上がっている印象です。

──ECに参入する企業も増えました。

北島 さまざまなプラットフォームが整備されたことで、ECへの参入障壁は低くなりましたよね。当社は18年程前からECに取り組んでおり、現在は楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどでブランドショップ「Blumin」を展開しています。2022年1月にはメルカリShopsでも店舗を構えました。

株式会社メルカリ 大島領太氏(以下、メルカリ 大島) メルカリShopsは、月間約2300万人以上が利用するメルカリ内にネットショップを開設できるサービスです。2021年10月7日にメルカリShopsの正式リリースをさせていただいたのですが、その直後から森田質店様には店舗を開設・運用いただいております。

北島 メルカリには「良い品を安く買いたい」「レアな掘り出し物を探したい」といった意欲的な利用者さんがたくさんいらっしゃるので、リユース事業者とメルカリShopsの相性は抜群だと思います。当社はすでに複数のネットショップを開設していましたが、従来とは異なる顧客層にリーチできると考え、すぐに申し込みました。

──森田質店様の場合、いわゆる多店舗展開で、実店舗もあるわけだから在庫管理が大変そうです。

北島 そうですね。だからこそ、一元管理ができる「TEMPOSTAR」が役立っています。

──「TEMPOSTAR」はSAVAWAY様が提供するサービスです。そのSAVAWAY様には多店舗展開をしようというEC事業者様から、どのような課題やお悩みが寄せられていますか。やはり在庫管理のお悩みは多いのでしょうか。

SAVAWAY株式会社 小田切洋氏(以下、SAVAWAY 小田切) ECで複数店舗を運営することは、新規顧客獲得や販路拡大に有効です。つまり、顧客との接点を増やして販路拡大につなげようという狙いを持つ事業者様が多いと思います。ただ、どの企業様もリソースが限られているのが難点。サイトごとに発生する受注業務や在庫管理の対応に課題を持たれていることが多いですね。そこで、当社のTEMPOSTARへの問い合わせも増えているわけです。

──森田質店様のように、リユース品はすべて“一点もの”になるから、商品の管理が一層大変そうですね。

北島 当社の場合は取り扱うすべての商品にSKUコードを割り当て、人の手で管理していました。ショップごとに商品の登録方法や受注処理・在庫管理の仕様が異なることは珍しくないですし、実はこの管理がもう本当に大変で。TEMPOSTAR導入前は、これらを解消することが当社の大きな課題でした。

圧倒的な使いやすさがTEMPOSTAR導入の決め手

──森田質店様がTEMPOSTARを導入した時期や経緯について教えてください。

北島 TEMPOSTARを導入したのは2022年だったと記憶しています。先ほどお伝えした通り、以前はすべての商品を人力で管理していましたが、運営するネットショップの数が増えるにつれてそれがだんだんと難しくなったので、業務効率化のため導入を決めました。

──数あるサービスの中で、なぜTEMPOSTARを選ばれたのですか。

北島 ネットショップの一元管理システムの導入にあたり、3~4社のサービスを試験的に導入したところ、TEMPOSTARが圧倒的に使いやすかったからです。管理画面が非常にシンプルですし、誰でも直感的に操作できるように設計されていますよね。多機能かつ高性能であることに加え、カスタマイズの柔軟性もTEMPOSTARを選んだポイントでした。

また、電話・メールでの問い合わせ対応が素晴らしいのはもちろんですが、オンラインマニュアルや初期設定の解説動画が完備されていたり、画面を共有しながらWebセミナーが受講できたりするサポートの手厚さも心強いですね。

──導入前の課題は解決されましたか。

北島 もちろんです。以前であれば複数サイトそれぞれの管理画面にログインし、手動でデータを変更する必要がありましたが、それが不要になったので業務効率化に大いに役立ちました。

管理画面上で画像や商品情報などを登録/更新すれば、その情報は即時に各ショップに反映されるので、商品登録の作業時間や工数を大幅に削減できました。ショップごとに商品の販売価格を変更するのも、ボタンひとつで行えて便利です。商品管理や在庫管理がしやすくなったことで滞留在庫が減り、売上げにつながるという副次的なメリットもありました。

小田切 TEMPOSTARの強みは、これまでサイトごとに発生していた受注処理や在庫管理などの業務を一本化できる点にあります。複数倉庫と連携できるマルチロケーション機能を使えば、複数倉庫への出荷指示も可能です。また倉庫によっては自動出荷にも対応できます。

ASPでありながら個別カスタマイズができる拡張性もありますので、事業規模や成長フェーズに応じて継続利用いただけるサービスです。

リソースの最適化で新規事業に挑戦

──TEMPOSTARはメルカリShopsとも連携しています。すでに連携済みのモールやカートシステムと同様、受注・在庫・商品情報などの一元管理が可能になったということでしょうか。

小田切 おっしゃる通りです。TEMPOSTARはすでにさまざまなモールやカートとAPI連携していますが、今年2月にメルカリShopsとサービス連携をスタートしました。実はユーザー様からは連携を望む声が多く寄せられており、「ようやく実現できた」というのが本音です。

またTEMPOSTARの他社ツールにはあまりないメルカリShops連携の強みとして、商品管理において、1つ1つ商品登録・出品ができるだけでなく、複数商品の一括登録・一括出品が可能。合わせて予約反映も可能なところです。

大島 当社としてもこの連携の意義は非常に大きいと感じています。過去にはTEMPOSTARと連携できていないことを理由に、出店をお断りされたこともありましたから。

北島 連携先が増えるというのは、手間やコストをかけずに売り場面積を拡大していることに等しいので、TEMPOSTARユーザーにとっては嬉しいことですよね。

──各種モールやカートシステム、外部サービスとの連携強化は、利用者のビジネス拡大につながりそうですね。

小田切 そうですね。TEMPOSTARは今後もユーザー様のニーズに合わせて外部連携を進めてまいります。複数ネットショップの受注処理や商品・在庫管理でお困りの方、出店モールの拡大をご検討中の方は、ぜひ一度お問い合わせいただければと思います。

大島 メルカリShopsはメルカリポイントやメルペイ残高、クレジットカード払いなどでお買い物が可能です。若年層のみならず幅広い年代の方にご利用いただいており、いわゆる型番商品やブランド品もよく売れるので、リユース事業者の皆さまにもぜひご利用いただきたいですね。

──最後に、森田質店様の今後の目標や計画についてお聞かせください。

北島 現在は国内のモールを中心に出店していますが、TEMPOSTARはeBayとも連携しているので、今後は越境ECにも挑戦したいと考えています。また、複数店舗をまとめて一元管理できるようになったことでリソースに余裕ができたので、ライバーを招待してライブ配信販売をするライブコマース事業にも注力しています。


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