リプレイスを経て信頼し合うパートナーへ コスメブランド「MiMC」と「メルカート」のファンを生み出すサイト構築

ECのミカタ編集部 [PR]

株式会社MIMC 代表取締役社長 北島靖彦氏(写真左)、株式会社エートゥジェイ メルカート事業責任者/取締役 渡邉章公氏(右)

目指す世界観をECサイトでも表現するためにモールではなく自社サイトに注力し、顧客との関係構築に成功しているオーガニックコスメブランド「MiMC(エムアイエムシー)」。ビジネスとして成長を続けながらファンを生み出す仕組みを構築している同ブランドのEC事業を支援しているのが、クラウドEC構築プラットフォーム「メルカート」を提供する株式会社エートゥジェイだ。

現状に満足することなく、さらなるサイトのリニューアルも進行中という両社の取り組みについて、「MiMC」を運営する株式会社MIMC 代表取締役社長の北島靖彦氏と、株式会社エートゥジェイ メルカート事業責任者/取締役の渡邉章公氏に話を聞いた。

「メルカート」をもっと知る

ブランドの“思い”をコンテンツで表現できるのがECの魅力

――まずは、MIMCの事業内容と販売されている商品の特徴をお聞かせください。

株式会社MIMC 代表取締役社長 北島靖彦氏(以下、MiMC 北島) 「MiMC」は2007年にアメリカで創業し、ミネラルを使ったナチュラル化粧品をアメリカから日本へ販売することから始まりました。「自然の力で本来の輝きを引き出していく」をコンセプトとして、肌に負担をかけない自然・天然原料を使用し、肌だけでなく地球環境にも優しいサステナブルな商品をそろえています。

――MiMCでは2009年にECでの販売を開始しています。コスメ業界では比較的早い時期からECに取り組まれていますが、その経緯をお聞かせください。

MiMC 北島 創業時は販売する実店舗を持っていなかったので、ECで販売をしていくのは自然な流れでした。しかし、基本的に化粧品は店舗で美容部員の方々が接客・カウンセリングをしながら販売するものですし、肌につけた感覚をご自身で確かめられないECで扱うのが難しい商品だと今も考えています。

一方で、ECにはブランドの思いをコンテンツとして表現できることや、その商品の販売店舗がない地域に住んでいる方でも購入できるというメリットもあります。ブランドの世界観を大切にしている「MiMC」にとって、思いを表現できることは重要な要素です。

大きな負荷に耐えることができ拡張性もある「メルカート」を導入

――その後、2019年にサイトを「メルカート」にリプレイスされましたが、リプレイス前はどんな課題をお持ちだったのでしょう。

MiMC 北島 当時は売上が毎日伸びていた時期でサーバーへの負担が大きく、サイトがダウンしてしまうケースもありました。そこで、色々なECの機能を持ちつつ安定して運用できるプラットフォームを探していたところ、「メルカート」を見つけたんです。

株式会社エートゥジェイ メルカート事業責任者/取締役 渡邉章公氏(以下、エートゥジェイ 渡邉) 私もリプレイス時のプロジェクトを担当させていただきました。MIMC様は事業を拡大していくために、その負荷に耐えられるプラットフォームで、システムの拡張性と自由度を兼ね備えたものを探されていました。

「メルカート」はMIMC様に導入いただいたのと同時期の2018年に販売を開始しているのですが、ECサイト構築実績で国内1位であるECプラットフォーム「ecbeing」を基盤としています。そのため、負荷への耐性はもちろん、導入時点からの機能が豊富で、「ecbeing」への移行も可能な拡張性を備えたECシステムです。このように、MIMC様のご要望に応えられることから「メルカート」を採用いただきました。

「メルカート」の特徴

――「メルカート」を導入するにあたり、どのようなサポートを提供したのでしょうか。

エートゥジェイ 渡邉 MIMC様はサイトのデザインや世界観の表現に長けていらっしゃるので、私たちは従来のデザインを踏襲しつつ、内側のプラットフォームを強化するように進めていきました。大掛かりなサイトの刷新というよりも、利用されるお客様にご迷惑をかけないようスムーズに移行できるように心がけていましたね。

MiMC 北島 当時のサイトはサーバーも自分たちで構築しながら作っており、“手作り感”が拭えませんでした。サイトが落ちてしまうとお客様にご迷惑がかかってしまいますし、一度しっかりと作り直したいという思いで依頼しました。

「メルカート」のサポートを知る

クリエイティブやマーケティングも全面的に支援できるのが強み

――「MiMC」はサイトのリプレイス後も売上が伸び、多くのファンを獲得しています。ブランドとして大切にしていることをお聞かせください。

MiMC 北島 化粧品なので使って綺麗になることはもちろん、ブランドとしての世界観を表現することも重視しています。ナチュラルさだけを推すのではなく、使うことで気持ちが高まるラグジュアリーな雰囲気も表現したかったので、サイトのデザインにも非常にこだわっています。

「MiMC」は商品開発に対する思い入れが強く、本当に細かい部分まで検証してから販売に至ります。商品開発の背景まで含めた思いをサイトで表現できれば、サイト運営は成功だと考えていますね。

エートゥジェイ 渡邉 リプレイスの際は、MIMC様自身でデザインをされていました。弊社はクリエイティブやマーケティングも全面的に支援できる会社なので、現在ではデザイン面のご相談もいただいています。システムメーカーではなく、マーケティングパートナーという立ち位置で支援させていただけるのはとてもありがたいです。“ツールと人”の両方でお客様のビジネスを支えることを大事にして、丁寧に伴走することを意識しています。

――リピート購入してくれるファン作りにも成功されています。販売チャネルとしてECと実店舗をそれぞれどのように捉えているのでしょう。

MiMC 北島 「MiMC」の販売チャネルとしてはECのほかに自社の実店舗、百貨店、セレクトショップがありますが、当社ではECの売上比率が最も高い状況です。

私たちは「オーガニックインナーセラムドリンク」といって、ブルガリアンローズを取り入れた飲む美容液も販売しています。このような食品は百貨店の化粧品フロアではなかなか売れず、ECのほうが相性が良いこともわかりました。

自社ECにこだわっている理由は、創業時から「ブランドとしての発信も大切にしていきたい」との考えからです。化粧品会社はファンのお客様を大切にして、ずっと使っていただけることが大切なので、今後も大量に安く販売することなく、ブランドの価値を保っていくことに注力していきます。

Webプログラマー、システムエンジニアとしてのキャリアも豊富な北島氏。2021年からMIMCを率いる

エートゥジェイへの信頼は厚く、来春予定のリニューアルも依頼

――最後に、今後の展望をお聞かせください。

MiMC 北島 前回のリニューアルから5年が経つので、また今年(2025年)の2月を目処にサイトのリニューアルを進めています。この5年で追加した商品や機能、情報が“継ぎ足し”の状態になっているので、改めてメニューの階層を工夫するなどシステムを整え、お客様が必要な情報により素早くたどり着ける状態を作りたいです。

また、情報発信としてのオウンドメディア機能を強化していきたいとも考えています。私たちは数多くの商品を開発するだけでなく、イベントを開催したり異業種の方とコラボレーションしたりしています。プレスリリースを通じてメディアに情報を発信するだけではなく、「MiMC」を検索してサイトを見に来てくれたお客様に、自分たちで情報を伝えられるようにしたいですね。

実は、今回のリニューアルにあたっては複数の事業者を検討していました。その中で引き続きエートゥジェイ様に依頼したのは、ブランディングとEC機能の両軸で知見をいただけるからです。カートシステムだけ導入して、他社からコンサルティングを受けるという選択肢もあったかもしれません。しかし、これまで真摯に多くのご提案をいただけたという信頼もあって、エートゥジェイ様にお願いすれば間違いないと感じました。

エートゥジェイ 渡邉 “継ぎ足し”の状態を綺麗にするのはもちろんですが、単にすっきりさせるのではなく、将来の事業拡大も踏まえたリニューアルにします。MIMC様が自身で情報を発信できるように更新性や安全性、保守性なども考えて引き続き支援してまいります。「メルカート」もこの5年で急速に機能が増えているので、活かしきれていない部分があれば、最大限に活用できる状態にしたいですね。

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