越境ECの送金受取・支払い・両替をワンストップで! 国際送受金サービス「WorldFirst」の機能とメリットを解説【手数料・対応通貨も紹介】

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ECのミカタ編集部 [PR]

越境ECや海外サプライヤーとの取引に伴う、外貨の入出金。EC事業者としては、その際に発生する工数やコストは可能な限り抑えたいが、どうすれば……。そうした課題に対するソリューションのひとつが、海外顧客からの入金やビジネスパートナーへの送金をワンストップで行える国際送受金サービス「WorldFirst」だ。本稿では「WorldFirst」の仕組みから、越境ECにおける入金(送金受取)&送金方法まで、同サービスの特徴を紹介する。

国際送受金サービス「WorldFirst」の仕組みと機能

まずは越境ECを行う事業者の視点から、「WorldFirst」がどのように機能するかを把握していこう。

◆グローバルのマーケットプレイスから売上金を受け取れる

「WorldFirst」は、各国のAmazonをはじめとする100以上のECマーケットプレイスと、Stripeなど30以上の決済ゲートウェイに対応。事業者は海外の消費者が各プラットフォームで購入した商品の代金を「WorldFirst」を経由して受け取ることができ、しかも受取通貨も日本円や米ドルなど20以上が用意されている。

例えば複数の国でAmazonストアを運営している事業者の場合、異なる通貨での決済管理は複雑になるが、「WorldFirst」を利用すれば世界中のAmazonからの売上金の受取りから、海外サプライヤーへの送金まで、ワンストップで対応できる。

消費者(購入者)、ECプラットフォームと決済ゲートウェイ、「WorldFirst」、EC事業者の相関イメージ

「WorldFirst」は、130以上のECプラットフォームと決済ゲートウェイ、20以上の受取通貨に対応

200以上の国と地域に、費用やVATを送金・支払い可能

「WorldFirst」は200以上の国と地域に向けた送金が可能。海外のサプライヤーをはじめ、物流業者、従業員、広告代理店などの銀行口座に主要通貨でスムーズに送ることができる。また、VAT(付加価値税)の支払いもオンラインで完結できる(※1)ことも、越境セラーにとってメリットと言えるだろう。

※1:「WorldFirst」がVAT支払いをカバーしている国は、イギリス、ドイツ、イタリア、オランダ、チェコ、オーストリア、UAE(アラブ首長国連邦)など

「WorldFirst」を使うメリットのある事業者

さまざまな国際送受金サービスの中から、特に「WorldFirst」を使うメリットが想定できる事業者の特徴は、越境ECでの販売に意欲的な事業者と、海外からの仕入れを行いたい事業者と言える。

◆越境ECで販売をしている/予定のある事業者

すでに越境ECで販売を行っている事業者や、販売する予定のある事業者にとって、ひとつのマルチカレンシー(多通貨建て)口座で入出金が行える「WorldFirst」は有力な選択肢になる。世界中のマーケットプレイスに対応しているため新規市場の拡大が狙えるし、競争力のある明確な手数料体系(後述)も事業の後押しになるはず。リアルタイムで為替レートを把握でき、適切なタイミングで両替できるのもポイント。

◆海外のサプライヤーなどへ支払いをしている事業者

商品の仕入れなどで海外に送金することの多い事業者も、「WorldFirst」を使うことでコストを下げられるかもしれない。選択した通貨でたった数クリックで口座を無料開設できるため口座開設の手間や手数料を削減できるし、「WorldFirst」で受け取った資金を支払いに使うこともできる。

特に中国のBtoBマーケットプレイスから商品を調達したい場合に、「WorldFirst」は強みを発揮する。「WorldFirst」の決済サービス「World Pay」を利用すれば、中国の仕入れプラットフォーム「1688(1688.com)」「TaoWorld(タオバオとTmallの豊富な供給源を持っている)」で、オフショア人民元(CNH)を介して商品を調達し、サプライヤーに代金を支払うことが可能。中国の銀行口座は不要で、「WorldFirst」に日本円や米ドルなどをチャージすれば、簡単に中国から調達できる。

「WorldFirst」でコストを抑えられる3つの理由

グローバル展開している決済代行サービスは複数あるが、中でも「WorldFirst」は多通貨対応の受取口座が無料で開設できる点や、「World Card」による最大0.7%のキャッシュバック(期間限定特典 ※2)によって価格競争力を持つ。

◆理由1. 口座開設・送金受取の手数料が無料

海外での取引額が大きくない場合、口座の開設費用や維持費は利益を圧迫することになる。その点、「WorldFirst」では口座の開設や顧客からの送金の受取に手数料がかからない。つまり、グローバルに使える口座が無料で開設でき、月額費用なしで維持できるわけで、これから海外展開したい事業者にとってはうれしい仕組みだ。

送金手数料は、国際送金で最大0.9%、1688.comへの支払いでは最大0.8%。月間取引総額が10万ドル以上の事業者の場合は、要望に応じて料金プランのカスタマイズが可能になる(※3)。

※2:「World Card」の期間限定特典について、詳細は公式サイトを参照
※3:料金プランに関して、詳細は要問い合わせ

◆理由2. リアルタイムな為替レートで即時両替

「WorldFirst」を介した取引に使用される為替レートはリアルタイムで実勢を反映している。最短で30秒に1回更新される為替レートをサービス内で確認できるため、レートが有利になった時に取引を実行できる。

さらに「WorldFirst」は即時な両替サービスを提供しており、数秒で外貨両替が完了するため、為替相場の変動から事業者の資金をしっかりと守ってくれる。

為替レートは利益率を直撃する外部要因のひとつ。越境ECで利益を最大化するためには、商品を売るだけでなく“できるだけ損をしないタイミング”を把握し、最適なタイミングで外国為替取引を実行する必要がある。

◆理由3. 「World Card」でキャッシュバックを得られる

「WorldFirst」が提供している「World Card」は、カード作成手数料や資金振込手数料なしのバーチャルカード。利用額は「WorldFirst」の口座から直接引き落とされるため、資金の管理もシンプルだ。期間限定(※2)で、毎月のカード決済で0.35%~0.7%のキャッシュバックが得られる特典も実施されている。

また、日本円や米ドル、人民元(CNH)などの特定の15種類の通貨で支払い、しかも「WorldFirst」の口座に該当通貨の残高が十分ある場合は、為替手数料は無料となる。

「WorldFirst」のサポート体制

「WorldFirst」は「ベーシックサービス」と「プレミアムサービス」の2種類を用意している。

「ベーシックサービス」はオペレーター、電話、メール、チャットボットによるサポートを提供。電話やチャットでは通常60秒以内に応答、電子メールの場合も24時間以内に回答するなど、スピーディーな対応も利用者にとってうれしいポイントだ。

「プレミアムサービス」に申し込むと、カスタマーサクセスマネージャーからの1対1のサポートや、日本語でのサポートを受けられるようになる。

越境ECの資金移動をフルサービス展開するアントグループの一員

2004年に英国で設立されたWorldFirstは、2019年に決済プラットフォーム「Alipay」を展開するアントグループの一員に。もちろん信頼性の判断は最終的には事業者がするところとなるが、世界で顧客数100万以上、ライセンス60件以上、累計取引額3000億米ドル以上、そして、JPモルガン・チェースやシティバンクといった世界中の大手金融機関の提携実現という、21年の歴史のなかで積み上げてきた実績は十分。

利用者の声

「WorldFirst」公式サイトでは、欧米の利用者からの「信頼できる決済によって工数を短縮できた」「1688への支払いが便利」といった声のほか、「為替リスクを回避できた」「担当者になんでも相談できる」といった声も紹介されている。

グローバルの通貨に一つのプラットフォームで対応できることが結果的に決済をシンプルにし、ユーザーの利便性を高めていると言えそうだ。

「WorldFirst」利用開始までの流れ

利用開始までの手続きがスピーディなのも「WorldFirst」の特徴。例えば【送金の受け取り】であれば以下の4ステップで利用がスタートできる。

【1】登録
申し込みフォームをオンラインで提出すると48時間以内に結果の通知が送られてくる。

【2】受取口座の設定
選択した通貨で受取口座を開設。

【3】口座の詳細情報を伝達
受取口座を顧客に伝えるか、マーケットプレイスに紐づける。

【4】資金の受取
自分の通貨口座で資金を受け取り、資金をそのまま維持するか、または他の通貨に両替してサプライヤーへ支払うこともできる。

まとめ

現地でのマーケティングや商品開発など、越境ECを拡大するために事業者が取り組むべきことは多く、加えて「国ごとのお金のやり取り」も避けては通れないが、どんな事業者でもリソースは有限。送受金・両替・口座管理といったことにかかる時間やコストを圧縮し、よりビジネスに集中するためにも、「WorldFirst」の利用を検討する価値はありそうだ。