パーソナル人工知能「SENSY(センシー)」が今度は、ソムリエのようにワインを提案

カラフル・ボード株式会社(以下、カラフル・ボード)と株式会社三越伊勢丹ホールディングス(以下、三越伊勢丹)は、2016年9月14日より、感性を学習する1人1台のパーソナル人工知能「SENSY」を活用した食の人工知能プロジェクトの一環として、
伊勢丹新宿本店にて、人工知能がワインをレコメンドする「AIソムリエ」を開始いたします。

▼食の人工知能プロジェクトとは
カラフル・ボードと三菱食品株式会社(以下、三菱食品)が展開する「食」分野に人工知能「SENSY」を活用し、原料生産者、加工、製造業者、小売業者、生活者等に向け、様々なソリューションを提案していくプロジェクトです。カラフル・ボードは、開発する人工知能「SENSY」のひとりひとり異なるパーソナルな感性を抽出する技術(パーソナル感性分析)を核として、自然言語処理、画像解析技術を組合せることで、これまでファッション分野にてサービス展開して参りましたが、これを新たに味覚の分析に応用することで、食分野において、三菱食品と共に「食の人工知能」プロジェクトとして、事業展開を開始しました。

味覚は、(1)定量的に測定することが困難なこと、(2)同じ食品でも人によって味の感じ方が異なること、(3)「美味しい」の定義も人それぞれ異なること、等の理由から科学的なアプローチが大変困難です。

そこで、SENSYの持つ「パーソナル感性分析」のアプローチを味覚に応用することで、ユーザーレビュー(飲食後の感想)からひとりひとり異なる味覚をデジタル化して捉える技術を開発しました。これにより、個々人がまだ食したことのない食品であっても、味覚を予測して提案することが可能になります。
この取り組みの第一弾として、2016年8月に伊勢丹新宿本店地下1階 粋の座(和酒売り場)にて、食の人工知能「AI利き酒師」を実施、そして、この度、第二弾として、2016年9月14日より伊勢丹新宿本店地下1階グランド・カーヴ(ワイン売り場)にて、食の人工知能「AIソムリエ」を開始いたします。

▼食の人工知能「AIソムリエ」とは
お客様に3本のワインを試飲していただき、それぞれのワインに対して、どう感じたかをアプリケーションにインプットすることで、人工知能が作成され、事前に用意された23約20本のワインの中から、ひとりひとりの味覚に合わせた最適な1本をセレクトします。

▼人工知能SENSYと伊勢丹新宿本店との取り組み
2015年9月より、「人工知能接客サービス」として、伊勢丹新宿本店に来店されたお客様に対し、人工知能SENSYがお客さまのファッションの好みを解析し、より好みに合ったファッションアイテムやコーディネートの提案をしてきました。伊勢丹新宿本店では、将来的にはライフスタイル全般での人工知能活用も視野に入れ、2016年8月24日より、本館地下 1 階 食品フロア 粋の座(和酒売り場) にて、人工知能が日本酒を提案する「AI利き酒師」を実施、この度、9月14日より本館地下1階グランド・カーヴ(ワイン売り場)にて、ワインを提案する「AIソムリエ」として、「SENSY」を活用した人工知能接客を開始いたします。

〈今後の予定〉※現在決定している日程。断続的に開催します。

・人工知能が日本酒を提案「AI利き酒師」
第二回:9/28(水)~10/4(火)
第三回:11/2(水)~11/8(火)

・人工知能がワインを提案「AIソムリエ」
第一回:9/14(水)~9/27(火)

▼「SENSY」とは
ユーザーの「感性」を学習する1人1台の人工知能のプラットフォーム。画像・テキスト・楽曲・動画・味覚物質・行動ログなどのインプットデータを、画像解析、自然言語処理などのディープラーニングにより、ユーザーの嗜好性を解析する。2014年11月にファッションアプリとして、「SENSY」をリリース、その後、ファッション分野にて、店頭接客サービス、EC接客サービス、パーソナライズDM等、「SENSY」を活用したサービスを展開。2016年7月には、「食」の分野でも味覚を解析する人工知能として、サービスを開始するなど、ライフスタイル全般での「SENSY」の活用を目指す。