あおぞら銀行、あおぞら信託銀行、GMOインターネットによる資本業務提携
株式会社あおぞら銀行(以下、あおぞら銀行)、あおぞら信託銀行株式会社(以下、あおぞら信託銀行)、及びGMOインターネット株式会社(以下、GMOインターネット)は、あおぞら信託銀行を活用したインターネット銀行の共同運営に関する資本業務提携(以下、本提携)に合意し、本日付で、出資契約、株主間契約及び業務提携契約を締結いたしました。
1. 本提携の理由
IT分野の技術革新により、顧客行動や社会生活に大きな変化が生まれています。金融業においても、FinTech(フィンテック)と呼ばれるITを活用した金融周辺業務の利便性を高めたサービスが高い注目を浴びており、既存の枠組みにとらわれない新しい金融サービスを提供しようとする動きが活発化しています。
一方、日本国内においては、EC事業者を含む中小企業・小規模事業者にフォーカスしたサービスを提供している銀行は少なく、ITを利活用することで中小企業・小規模事業者の要望に応える次世代型インターネット銀行の設立が望まれているものと予想されます。
このような状況のもと、あおぞら銀行グループは銀行経営及びリスク管理に関するノウハウを、GMOインターネットグループはインターネット技術及びEC市場向けサービス、並びにインターネット証券に関するノウハウを提供し、新たな顧客ニーズに対応する次世代型インターネット銀行を共同運営することにより、両社グループのより一層の発展及び企業価値の向上を目指すとともに、新たな社会的価値の創造に貢献していく所存です。
具体的には、あおぞら銀行グループは、本提携により中小企業・小規模事業者のお客様に、ITを活用した生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供するとともに、あおぞら銀行がこれまで主に”Brilliant 60s”(輝ける60代)にフォーカスして構築したシニア世代中心のリテール顧客基盤に加え、スマートフォン保有世代をターゲットとするインターネット銀行によって新たな顧客を獲得し、グループとしてのリテールビジネスを拡大してまいります。
GMOインターネットグループは、EC市場のメインプレーヤーとしてショッピングカートや決済代行サービスを提供しており、既存事業とインターネット銀行とのシナジー効果を創出することで、自社サービスの利便性を高めて新たな収益基盤を拡充させていきます。
2. 本提携の内容等
(1)業務提携について
■インターネット銀行事業のコンセプト
本提携により、あおぞら信託銀行において新たに開始するインターネット銀行事業(以下、新事業)のコンセプトは以下のとおりです。
「銀行×ITの“シンプル&高機能”なサービスでお客様に新しい体験と利便性を」
●EC事業者を含む中小企業・小規模事業者のお客様に、生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供
●個人のお客様にITを駆使したスマートな次世代型機能とGMOクリック証券株式会社と連携した魅力ある銀証連携サービスを提供
●GMOインターネットグループ、あおぞらグループと連携するだけでなく、外部のFinTech企業とも連携して、ユニークなサービスをスピーディーに展開
●低価格のサービス提供を実現するために、システムはインターネットサービスの先端技術を活用し、圧倒的なコスト低減を志向
■新事業を開始する時期
平成29年度中の営業開始を目指します。なお、以下に記載するあおぞら信託銀行の第三者割当増資の払込み後、速やかにあおぞら信託銀行内に「インターネット銀行準備室」を設置し、営業開始に向けた検討・準備を推進してまいります。
■新事業のために特別に支出する予定額の合計額
あおぞら信託銀行が新事業の営業を開始するために新たに支出する金額は約55億円の予定です。
■あおぞら信託銀行の信託業務の取り扱いについて
既存の信託業務につきましては、従来同様のサービスを継続して提供してまいります。
(2)資本提携について
本提携の一環として、あおぞら信託銀行は約66億円の第三者割当増資(以下、本増資)を実施いたします。本増資の概要は以下のとおりです。なお、株主間契約等に基づき、あおぞら銀行が引き受けたA種種類株式及びB種種類株式の全てについて、GMOインターネットが関係当局の承認を得てあおぞら信託銀行に係る主要株主認可を取得した日、又はあおぞら信託銀行のインターネット銀行事業の正式開始日から5年が経過した日等のいずれか早く到来する日に、GMOインターネットが譲り受けることが可能となっています。
また、GMOインターネットが関係当局の承認を得てあおぞら信託銀行に係る主要株主認可を取得した場合等において、GMOインターネットは譲り受けたこれらの種類株式について、普通株式へ転換することが可能となっています。
あおぞら信託銀行は、第三者割当により以下の新株式を発行いたします。
1. 普通株式
株式数:20,580株
発行総額:1,160,917,800円
引受先:GMOインターネット
2. A種種類株式
株式数:96,430株
発行総額:5,439,616,300円
引受先:あおぞら銀行
3. B種種類株式
株式数:490株
発行総額:27,640,900円
引受先:あおぞら銀行
本増資後、各種類株式をGMOインターネットが取得した場合、及び各種類株式を普通株式に転換した場合におけるあおぞら信託銀行の議決権割合は以下の通りです。なお、株主間契約等に基づき、GMOインターネットは本増資後、引き受けた普通株式の一部を連結子会社であるGMOクリックホールディングス株式会社に必要な諸手続を経たのちに譲渡する予定です。かかる譲渡が行われた場合、以下記載のGMOインターネットのあおぞら信託銀行の議決権割合は変更することになります。
●あおぞら銀行
現在 ・・・100%
本増資後・・・85.1%
A種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・50.1%
A種種類株及びB種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・50.0%
●GMOインターネット
現在 ・・・0%
本増資後・・・14.9%
A種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・49.9%
A種種類株及びB種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・50.0%
3. 本提携の日程
2016年6月24日 出資契約、株主間契約、業務提携契約の締結
2016年6月29日 本増資の払込期日、本提携の開始日(予定)
2017年中 新事業の開始(予定)
4. 今後の見通し
本提携があおぞら銀行及びGMOインターネットの連結業績に与える影響は現時点では未定ですが、連結業績への影響が見込まれる場合は、速やかにその内容を公表いたします。
以上
1. 本提携の理由
IT分野の技術革新により、顧客行動や社会生活に大きな変化が生まれています。金融業においても、FinTech(フィンテック)と呼ばれるITを活用した金融周辺業務の利便性を高めたサービスが高い注目を浴びており、既存の枠組みにとらわれない新しい金融サービスを提供しようとする動きが活発化しています。
一方、日本国内においては、EC事業者を含む中小企業・小規模事業者にフォーカスしたサービスを提供している銀行は少なく、ITを利活用することで中小企業・小規模事業者の要望に応える次世代型インターネット銀行の設立が望まれているものと予想されます。
このような状況のもと、あおぞら銀行グループは銀行経営及びリスク管理に関するノウハウを、GMOインターネットグループはインターネット技術及びEC市場向けサービス、並びにインターネット証券に関するノウハウを提供し、新たな顧客ニーズに対応する次世代型インターネット銀行を共同運営することにより、両社グループのより一層の発展及び企業価値の向上を目指すとともに、新たな社会的価値の創造に貢献していく所存です。
具体的には、あおぞら銀行グループは、本提携により中小企業・小規模事業者のお客様に、ITを活用した生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供するとともに、あおぞら銀行がこれまで主に”Brilliant 60s”(輝ける60代)にフォーカスして構築したシニア世代中心のリテール顧客基盤に加え、スマートフォン保有世代をターゲットとするインターネット銀行によって新たな顧客を獲得し、グループとしてのリテールビジネスを拡大してまいります。
GMOインターネットグループは、EC市場のメインプレーヤーとしてショッピングカートや決済代行サービスを提供しており、既存事業とインターネット銀行とのシナジー効果を創出することで、自社サービスの利便性を高めて新たな収益基盤を拡充させていきます。
2. 本提携の内容等
(1)業務提携について
■インターネット銀行事業のコンセプト
本提携により、あおぞら信託銀行において新たに開始するインターネット銀行事業(以下、新事業)のコンセプトは以下のとおりです。
「銀行×ITの“シンプル&高機能”なサービスでお客様に新しい体験と利便性を」
●EC事業者を含む中小企業・小規模事業者のお客様に、生産性向上につながる銀行サービスを低価格で提供
●個人のお客様にITを駆使したスマートな次世代型機能とGMOクリック証券株式会社と連携した魅力ある銀証連携サービスを提供
●GMOインターネットグループ、あおぞらグループと連携するだけでなく、外部のFinTech企業とも連携して、ユニークなサービスをスピーディーに展開
●低価格のサービス提供を実現するために、システムはインターネットサービスの先端技術を活用し、圧倒的なコスト低減を志向
■新事業を開始する時期
平成29年度中の営業開始を目指します。なお、以下に記載するあおぞら信託銀行の第三者割当増資の払込み後、速やかにあおぞら信託銀行内に「インターネット銀行準備室」を設置し、営業開始に向けた検討・準備を推進してまいります。
■新事業のために特別に支出する予定額の合計額
あおぞら信託銀行が新事業の営業を開始するために新たに支出する金額は約55億円の予定です。
■あおぞら信託銀行の信託業務の取り扱いについて
既存の信託業務につきましては、従来同様のサービスを継続して提供してまいります。
(2)資本提携について
本提携の一環として、あおぞら信託銀行は約66億円の第三者割当増資(以下、本増資)を実施いたします。本増資の概要は以下のとおりです。なお、株主間契約等に基づき、あおぞら銀行が引き受けたA種種類株式及びB種種類株式の全てについて、GMOインターネットが関係当局の承認を得てあおぞら信託銀行に係る主要株主認可を取得した日、又はあおぞら信託銀行のインターネット銀行事業の正式開始日から5年が経過した日等のいずれか早く到来する日に、GMOインターネットが譲り受けることが可能となっています。
また、GMOインターネットが関係当局の承認を得てあおぞら信託銀行に係る主要株主認可を取得した場合等において、GMOインターネットは譲り受けたこれらの種類株式について、普通株式へ転換することが可能となっています。
あおぞら信託銀行は、第三者割当により以下の新株式を発行いたします。
1. 普通株式
株式数:20,580株
発行総額:1,160,917,800円
引受先:GMOインターネット
2. A種種類株式
株式数:96,430株
発行総額:5,439,616,300円
引受先:あおぞら銀行
3. B種種類株式
株式数:490株
発行総額:27,640,900円
引受先:あおぞら銀行
本増資後、各種類株式をGMOインターネットが取得した場合、及び各種類株式を普通株式に転換した場合におけるあおぞら信託銀行の議決権割合は以下の通りです。なお、株主間契約等に基づき、GMOインターネットは本増資後、引き受けた普通株式の一部を連結子会社であるGMOクリックホールディングス株式会社に必要な諸手続を経たのちに譲渡する予定です。かかる譲渡が行われた場合、以下記載のGMOインターネットのあおぞら信託銀行の議決権割合は変更することになります。
●あおぞら銀行
現在 ・・・100%
本増資後・・・85.1%
A種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・50.1%
A種種類株及びB種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・50.0%
●GMOインターネット
現在 ・・・0%
本増資後・・・14.9%
A種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・49.9%
A種種類株及びB種種類株をGMOインターネットが取得し、普通株式に転換した場合 ・・・50.0%
3. 本提携の日程
2016年6月24日 出資契約、株主間契約、業務提携契約の締結
2016年6月29日 本増資の払込期日、本提携の開始日(予定)
2017年中 新事業の開始(予定)
4. 今後の見通し
本提携があおぞら銀行及びGMOインターネットの連結業績に与える影響は現時点では未定ですが、連結業績への影響が見込まれる場合は、速やかにその内容を公表いたします。
以上