Google Site Search提供終了!「サイト内検索」の重要性を改めて考える。

ECのミカタ編集部

 先日、Google Site Searchが2018年4月をもって終了すると発表されました。とはいえ、サイト内を回遊するユーザーに比べ、サイト内検索機能を使用するユーザーのコンバージョン率が高いというのはよく耳にする話。では、これまでGoogle Site Searchを利用していたEC事業者はどのような対応を取るべきでしょうか。改めてサイト内検索機能の重要性を考えるとともに、これに変わるツールをいくつかご紹介します。

Google Site Search 2018年4月1日までにサービスの提供を完全停止

 Google Site Searchとは、Googleが企業向けに有料で提供しているサイト内検索サービスです。無料で提供している「Googleカスタム検索エンジン」もありますが、今回の発表は、有料のGoogle Site Searchのみ、サービスの提供を完全に停止します。無料の「Googleカスタム検索エンジン」は引き続き利用が可能です。

 Google Site Searchの販売及び更新は、2017年4月1日を持って終了し、サービス提供は2018年4月1日までに完全に停止されます。これまで、Google Site Searchを利用していた企業は、それまでに、他社サービスへ乗り換え、もしくは自社で開発するなど、なんらかの対策をとる必要があります。

「サイト内検索」の重要性とは?

 改めて、「サイト内検索機能」とはどのようなものか振り返ってみましょう。「サイト内検索機能」とは、各ECサイトの中で、ユーザーが入力したキーワードに対し関係の深い商品やページを検索結果として提示するツールです。特に商品数が多いECサイトでは、ユーザーが目的の商品に導くための重要な手段といえます。

 サイト内検索機能を活用しているユーザーは、目的を持って検索をしているため、ECサイトを回遊しているだけのユーザーと比べコンバージョン率が高いと言われています。そのため、売上の向上にはサイト内検索を利用しているユーザーをいかにして購入につなげるかが重要であり、自社のECサイトに合った、サイト内検索ツールを活用していく必要があります。

サイト内検索で重要な「精度」と「スピード」

 サイト内検索を導入する際に考慮すべき点として、「精度」と「スピード」があります。
「精度」とは、ユーザーがサイト内検索を利用した際に「目的と違う商品が表示される」、「検索結果が0件」など、購買意欲を下げる結果を表示しないことを指します。このようなことが起こると、多くのユーザーは、目的の商品を取り扱っていないのだと判断し、離脱していまします。ユーザーが望む検索結果を表示できるよう精度の高いサイト内検索を活用することが売上に繋がるのです。

 次に「スピード」です。サイト内検索をした際に、精度の高い検索結果を表示することができたとします。しかし、検索結果を表示するまでに1分以上かかるなど、表示速度が遅いとユーザーは表示されるのを待たずに離脱していきます。ユーザーは検索結果が表示されるまでゆっくりとは待ってくれないのです。ユーザーがストレスと感じないよう、検索結果の表示にかかる時間が短いツールを利用するべきでしょう。
 
 ECサイトからの離脱を防ぎ、CVRを高めるために「サイト内検索機能」を使いこなすことはとても重要です。また、サイト内検索を利用する際に入力される検索ワードは、ユーザーが欲しいものを表しているため、ユーザーのニーズなどを知る重要なデータになります。サイト内検索エンジンの導入は、ECサイトのユーザービリティ向上、CVRアップ施策として役立ちます。自社の商品数や運用体制に応じて活用しやすい『サイト内検索ツール』を導入されてはいかがでしょうか。

Google Site Searchに変わるものとは?

 以下で、サイト内検索サービスを紹介しています。各サービス資料を無料でダウンロードできるので、サービス詳細はそちらも併せてご覧いただきたい。
サイト内検索システムのサービス資料一覧はこちら
⇒ https://goo.gl/Fdu6GW

ポップリンク

ポップリンク

 ポップリンクは、ビジネスサーチテクノロジ株式会社が提供する検索補助ツールです。「キーワード検索」と「詳細情報」をダイレクトにつなぎ、ユーザーを目的のページに導くことができます。また、スマートフォンに最適化したUIも用意されているのが特徴です。

ポップリンクのサービス資料はこちら
⇒ https://goo.gl/xjqLNq

ZETA SEARCH

ZETA SEARCH

 ZETA SEARCHは株式会社ゼロスタートが提供するサイト内検索システム。膨大なデータを高速で処理し、素早いレスポンスを実現できる。ヤマダ電機やイトーヨーカ堂、ゴルフダイジェスト・オンラインなど、商品数が多い大手ECサイトが導入しています。「除外キーワード設定」や「並び替え機能」などを用い、検索結果を在庫状況や押し出したい商品を加味した、レコメンドリストのように展開できるのも魅力です。

ZETA SEARCHのサービス資料はこちら
⇒ https://goo.gl/xtxSDs

NaviPlus

NaviPlus

 Navi Plusはナビプラス株式会社が提供するサイト内検索エンジンASPサービス。簡単に高速で高精度の検索機能を導入できるほか、利用料金は業界最低水準に設定されており、導入しやすいサービスとなっています。導入実績は、ebookjapanやマイナビ看護師など100サイト以上に及びます。

Navi Plusのサービス資料はこちら
⇒ https://goo.gl/EFRhwJ

sui-sei

sui-sei

 sui-seiは株式会社神戸デジタル・ラボが提供するECサイト用ASP/SaaS型検索エンジン。高速な検索スピードを実現しているほか、0件ヒットの防止、検索ログの収集が可能です。また、ASP/SaaS型をとっているため、最新のサービスを利用できるのも特徴といえます。ファミリア公式オンラインショップやSHIBUYA109 NET SHOPなどアパレル企業における導入実績が豊富です。

sui-sei のサービス資料はこちら
⇒ https://goo.gl/uhtS2L

Advantage Search

Advantage Search

 Advantage Searchは株式会社アピリッツが提供するECサイト・コンテンツサイト特化のサイト内検索ASPサービスです。ECの天敵「0件ヒット」を防止する表記ゆれ対策や、アイテム画像が表記可能なオートコンプリート機能、検索キーワード毎に詳細な分析ができるため「効果のあるキーワード」を把握できます。更に分析を生かして、検索キーワードに対し検索を自動で最適化するため、手間をかけずより良い検索になります。

Advantage Searchのサービス資料はこちら
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