【Google】2021年3月以降モバイル環境でアクセス出来ないサイトをインデックスしない方針

上林洋介

モバイルファーストインデックスの最新情報

Googleのウェブトレンドアナリスト、ジョンミューラー氏がオンラインで開催されているPubCon2020のKeynoteで以下の発表をしました。

2021年3月以降デスクトップ版でしか表示できないコンテンツは無視

2021年3月以降デスクトップ版でしか表示できないコンテンツは無視

Content only visible on desktop will be ignored

つまり、「デスクトップ版でしか表示できないコンテンツは無視する」ということです。そしてインデックスをさせたいコンテンツ(構造化データ、画像、動画など)はモバイルで表示ができなければいけません。最終的な期限は2021年3月になります。

2021年3月以降はモバイルで表示できなければインデックス自体がされません。

これまでモバイルファーストインデックスに関する情報が言及されていましたが、より具体的な内容と期限が明確にされた形です。

m-dotサイトではインデックスに不具合の可能性も

m-dotサイトではインデックスに不具合の可能性も

ジョンミューラー氏はまた、個別のm-dotサイトとして設定されているモバイルサイトのパフォーマンスについても言及しています。M-dotは、例えばモバイルサイトをm.example.comのように、サブドメイン(別々のURL)として設定しているサイトです。

氏はこの対応について、特にhreflang属性を使用しているm-dotサイトではGoogleがSERPからデスクトップバージョンに送信出来ない可能性があるとのことです。

Googleはディベロッパーガイドでも別々のURLを推奨はしていません。

まとめると、

・2021年3月にはデスクトップページのみのサイトはインデックスから削除する
・MFI(モバイルファーストインデックス)は2021年3月に実施する
・Mドットサイト(モバイルとデスクトップで別々のURLのサイト)はインデクシングにバグが発生する可能性がある

となります。また詳しい情報が出次第お伝えしたいと思います。


著者

上林洋介

立命館大学卒、(株)リクルート等を経て、2011年株式会社ロックウェーブ入社。営業・ディレクターの立場から幅広くレスポンシブECサイトの導入や立上げ、他ASPからの移行をサポート。SEOやECサイト速度改善、コンテンツマーケティングなど自ら実践してきたノウハウを使い、顧客の売上アップに貢献中。

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