ライブコマースは中国で大盛況!日本はその流れにのれるのか?
中国国内のライブコマースは大きな高まりを見せていますが、なぜ、これほどライブコマースが浸透し市場が急成長したのでしょうか。
その大きな要因として挙げられるのが、中国が有するインフルエンサーと呼ばれる影響力の強い配信者や、EC市場の80%近くを席巻する「タオバオ」の存在です。
日本のライブコマース市場の今後について占ううえでも、中国市場や日本市場の現状にたいする理解を深めることは重要と言えます。今はコロナの流行により外出への忌避感が続いているため、ライブコマースの浸透が思わしくなかった日本でも、オンラインで購買者とコミュニケーションが取れる販売手法としての有用性が見直されています。
日本におけるライブコマースの可能性に乗り遅れないよう、効果的な導入を検討していきましょう。
中国におけるライブコマース市場
中国は世界最大のライブコマース市場を有しており、ライブコマースはスタンダードな販売、購入方法として中国国内に浸透しています。
【ライブコマースとは?】
ライブコマースとは、EC通販サイトにライブ配信の動画を掛け合わせたもので、ライブ動画を見ながら商品を購入できる新しい販売方式です。テレビショッピングとの大きな違いは、視聴者がリアルタイムで出品者・販売者に対し、質問やコメントをしながらショッピングができる点でしょう。コミュニケーションを通じて商品を深く理解することができ、生放送の良さである「臨場感」も持ち合わせたハイブリッドなECの形であると言えます。
【中国のライブコマース市場の高まり】
中国でも2016年にスタートしたばかりの若い市場ですが、中国のライブコマースの市場規模はまもなく1.5兆円に到達する見込みと言われています。毎日4,000以上のライブコマース配信者が、15万時間以上のコンテンツを生み出しており、今やライブコマースは中国のEC市場を握っているといえるでしょう。
【あらゆる商品がライブコマースで販売される】
中国ライブコマースでのトップカテゴリーはファッション・美容関連ですが、生鮮食品のライブ配信にも人気が集まっています。食品の安心・安全に対して関心が高まっている中国の国内事情をよく反映していると言えます。また、本や雑貨など形のある商品から、技術や時間を提供する形のないサービスなど、あらゆる商材をライブコマースで販売することができます。
続きを読む >>
https://add.gig.co.jp/magazine/357