国際物流のDHLがひも解く、越境EC成功の秘訣シリーズ 第6弾
第6弾は、米国Amazonのフルフィルメントセンターの仕組みとベネフィット、それに関連したDHLならではのサービスを活用する方法です。
Amazon販売モデルについて
Amazonで商材を販売するには、皆さまがAmazonのお取引企業となり、Amazonに商材を卸しAmazonが販売する方法と、皆さまご自身が販売事業者となり、商品をお客さまに直接販売する、基本的な二種類の方法があります。さらに販売事業者様として商品を販売する場合には、商品受注後に皆さまが商品を発送する自社出荷→フルフィルメントby Merchant(FBM)と 受注から発送までの工程をAmazonに委託するフルフィルメントby Amazon(FBA)の二種類のソリューションがあります。
今回は、このFBMとFBAについて注目してみました。
自社出荷とFBA(フルフィルメント by Amazon)の違い
自社出荷(FBM)とFBAについてもう少し具体的にみてみます。FBMの場合は受注後に皆さまからの発送となります。購入者への商品のお届け日数が短く、購入者の希望に沿うほど顧客満足度が上がるということは前回のブログでも触れたとおりですが、まさに迅速な発送業務が求められます。一方でFBAの場合は、注文から商品発送までアマゾンが行いますので、皆さまからは、フルフィルメントセンターへの商品納品となります。ちなみにうまくFBAを活用すれば、商品発送後は在庫状況の把握、商品のプロモーションのみに注力することができ、売上拡大を図ることも可能です。いずれにしてもDHLは国際輸送で皆さまのお手伝いができますのでお気軽にご相談ください。
FBAのメリット
さらにFBAについて注目すると、FBA出荷することで商品がプライム対象となり、売上拡大ができるメリットがあります。米国のAmazonに出品されているある販売事業者様は、需要のある人気商材の中でも、競合販売者がいない商品を選びFBAを活用し販売されています。例えば商材としては、人気アニメのキャラクターカード、フィギュア、ゲーム機のコントローラー、ギターのエフェクターなど、今、何が購入者に求められているかをよくリサーチし、商品の検索頻度やFBAの在庫保管費用なども考慮したうえで販売展開していらっしゃるようです。
DHLサービスを活用した米国Amazon フルフィルメントセンターへの納品
販売事業者様は、USD2,500未満かつFDA等の特別規定に非該当であれば現地輸入者が必要なくAmazonフルフィルメントセンターへの直接納品が可能となります。FBA納品の場合、特別な場合を除いてAmazonは輸入者にならないため関税元払いが原則です。その場合はDHLの「現地税金元払い請求サービス」をご活用いただければ、元払いで発送でき輸入代行業者や転送業者を利用せずにフルフィルメントセンターへの直送が可能となります。
Amazonの海外展開で最低限確認すべき点
ご参考までにAmazonで販売を始めるにあたり、
事前に確認すべき点をまとめてみましたのでご参照ください。
DHLでは海外のAmazonでのビジネス展開はもちろん、他ECプラットフォーム、自社サイトを活用した海外販売における様々な課題やご相談について、包括的に国際物流のスペシャリストの立場からアドバイスさせていただいております。皆さまからのご相談、心よりお待ちしております。
DHLを活用した海外Amazonでの展開術を動画でも発信しております。
ご興味のある方はこちらのリンクからご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=2rABzxPqcTA