顧客満足度を向上させるEC物流品質の取り組み
高品質なEC物流倉庫であるために、トランスコスモスが実践している品質保証への取り組み、「稼働判定」についてご説明します。
高品質なEC物流倉庫であるためにやるべきこと
トランスコスモスでは、物流品質を高めるために、物流倉庫内に品質管理担当者をアサインし、様々な施策を実施しています。その一つとして、「稼働判定」という取り組みを行っています。
稼働判定とは
■実施目的
新規案件立上げ時における準備基準を制定、ルール化し、稼働合否の判断を下す仕組みを整備することで、稼働後のサービス品質を担保することを目指す
■実施方法
案件構築および運用担当者に対して事前に判定リストを配布した上で、品質課にて実態調査・ヒアリングを実施
■判定日
第1回:案件サービスイン3営業日前
第2回:案件サービスイン5営業日後
■判定者
品質管理担当
■チェック方法
①現場ヒアリングを通して、マニュアル・フローの内容に則った 作業構築が実施されているかチェック
②現物確認を通して、運用ツール・備品・帳票が準備されているかチェック
■合否判定基準
事前に設けた合否ボーダーラインに対して、評価判定結果が未達の場合には、センター長へのエスカレーションおよび関係各所へフィードバックを行う
トラブルゼロで物流代行業務をスタートするための準備
稼働判定では、要件定義、社内処理業務、お客様企業との取決め事項、フローやマニュアルなど、サービス構築時に必要なタスクが適切に対応できているかのチェックや、入荷~出荷までの業務工程における運用チェック、棚卸や廃棄に関するチェックなど、物流業務の全工程においてチェック項目を設けています。(案件毎に若干異なります)
新規案件の稼働が開始する前に、必要な情報、ツール、環境の可視化と、稼働後においての不安要素排除のために必要な工程を全てチェックし、トランスコスモスがお任せいただく全ての物流代行案件に関して、トラブルゼロでサービス提供開始することを目指しています。
稼働判定項目についてはこちら↓
https://transcosmos-ecx.jp/blog/fulfillment/28
EC通販における物流品質の重要性
EC通販において、物流品質は顧客満足度に大きく影響します。商品に誤りが無いこと、破損が無いこと、配達希望日に届くことなど、消費者にとって当たり前のことができなかった場合、顧客満足度は大きく下がり、顧客離れが起きかねません。
お客様企業のブランドイメージを守るためにも、物流品質の改善・向上に取り組むことが重要です。