イーベイ・ジャパン「東京レインボープライド」に初参加 LGBTQ+に対する理解を深める取り組みを日本でも

イーベイ・マーケティングチーム

越境ECビジネスを支援するイーベイ・ジャパンは4月22日~24日、東京・代々木公園イベント広場で行われたLGBTQ+をはじめとするセクシュアル・マイノリティの存在を社会に広め、「”性”と”生”の多様性」を祝福するイベント「東京レインボープライド2022」に初めて参加した。eBayには「すべての人に経済的機会を与える」という目的で事業が立ち上がった歴史もあり、日本での活動も広げていく予定だ。今回の取り組みについて、話を聞いた。

誰であろうと成功できるマーケットプレイスを目指す

誰であろうと成功できるマーケットプレイスを目指す

世界最大規模のオンライン・マーケットプレイスであるeBayが、日本で開催されるプライド活動に参加するのは初めてだ。参加に際しeBayは「誰であろうとその背景やアイデンティティに関係なく、成功できるマーケットプレイスを構築できると信じていました。多様性、公平性、包括性(DE&I=ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)は私たちが何者であるかということの中核であり、支持するものの中心でもあります。私たちは多様性に富み、真に公平で何も恐れない解放された職場であり、成長する取引の場であることを約束し続けます」とメッセージを寄せた。
 eBayには9つのDE&Iを実現するための9つのコミュニティがあり、時に個別に、時に連携して活動している。その一つである「ユナイテッド・イン・プライド」はeBayマーケットプレイスで働く、あるいは取引するすべてのLGBTQ+コミュニティのメンバーを歓迎し、祝福するコミュニティとなっている。他にもeBayでは福利厚生として子育てサポートや旅行保険などが用意されており、それらは性別や婚姻関係の有無不問で、従業員だけでなく同居パートナーも利用できる仕組みになっている。

グローバルな取り組みを日本でも

グローバルな取り組みを日本でも

 eBayではグローバルなセレブレーションイベント「eBay PRIDE」を毎年開催しており、昨年6月には「Everyone can be a superhero, Together we are invincible」(誰でもスーパーヒーローになれる。力を合わせれば私たちは無敵です)をテーマにLGBTQ+の従業員、バイヤー、セラーをサポートし、“自分自身と愛する人について誇りを示す”ことができるようにと「eBay PRIDE 2021」が開催された。
 プライド活動はLGBTQ+の人々の知名度、受容度、法的保護を向上させるために、70ヵ国以上で開催されている。取り組みや認知は広がっているが、世界中でLGBTQ+のコミュニティが完全に受け入れられているわけではない。そこには壁が残っており、課題を感じているという。

イーベイ・ジャパンでは今回の取り組みを「第一歩」と捉える。「リアルで会うのは今回のイベントが初めてという社員がいる」など、コロナ禍で社員同士のコミュニケーションに困難さがある中で、9人のコアメンバーを中心に準備と、当日の運営を行った。イベント中に複数の社員も駆けつけた。色違いの「eBay」Tシャツを着て、アンケートを実施し、協力してくれた人にはレインボーカラーのeBayステッカーやうちわなどオリジナルグッズをプレゼントした。ブース前にはフォトスペースを設け、撮影した人にSNSへ投稿してもらったり、日曜日(4月24日)のTRPパレードに参加したりもした。社員一人ひとりがコミュニティへの理解を深め、できること、するべきことを見つけていく段階という。同社では今後も、コミュニティへの支援、社員相互のコミュニケーションの向上、越境ECビジネスの拡大などの活動を増やしていく予定だ。


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イーベイ・マーケティングチーム

世界200か国・地域から年間1億6,700万人の購入者に利用されるグローバルなオンライン・マーケットプレイス「eBay」(イーベイ)。
この世界最大級の越境ECプラットフォームを通じて海外への販売を行う日本企業を、イーベイ・ジャパンがサポートします。