イーベイ・ジャパン「ファッション DX EXPO[春]」にeBayブランドで単独出展!ファッションカテゴリー中心に 越境ECのチャンス広がる

イーベイ・マーケティングチーム

越境EC(海外販売)を支援するイーベイ・ジャパンは、4月5~7日の3日間、東京ビッグサイトで開催された「ファッション DX EXPO[春]」に単独で初出展した。円安などを背景に、ブランドバッグや時計など日本発のファッションアイテムが海外で注目を集めている。イーベイ・ジャパンの展示ブースには多くの来場者が訪れ、越境ECについて熱心に情報を収集していた。

日本の販売者に追い風。円安など背景に急成長

日本の販売者に追い風。円安など背景に急成長

日本最大級のファッション展示会「FaW TOKYO(ファッション ワールド 東京)」。イーベイ・ジャパンは、その構成展の1つである「ファッション DX EXPO[春]」に初めて単独で出展した。その目的について、イーベイ・ジャパン カテゴリーマネージメント部・部長の北村直樹氏は「越境ECとeBay(イーベイ)の認知度向上のため」と説明する。

eBayは世界最大規模のオンライン・マーケットプレイスだ。190カ国・地域に1億3000万人を超えるバイヤー(購入者)がおり、その約6割が米国のバイヤーだという。海外、特に米国の巨大なEC市場にアクセスできる数少ない越境ECプラットフォームといえる。

日本の個人や法人もeBayセラー(販売者)となって手軽に越境ECを始められる。eBayには新品・中古を問わず日用品から嗜好品、マニア向けのアイテムまで多種多様な商品がそろう。「トレーディングカードやフィギュアなど、日本発の商品はeBayの特性に合うものが多い」と北村氏は語る。

コロナ禍による巣ごもり需要の増大や、昨年から続く円安などを背景に、日本から出品されるアイテムの売り上げは大きく伸びている。日本から100万円以上の商品を販売することも可能になり、高額商品の売れ行きも好調だ。

イーベイ・ジャパンによれば、日本からの越境ECで2022年の年間取引額が最も多かったのは「女性向けアパレル&バッグ・ブランド小物」。次いで「時計・パーツ&アクセサリー」が続いた。いずれも成長率が高く、女性向けアパレル&バッグ・ブランド小物は前年比プラス24%、時計・パーツ&アクセサリーは同プラス45%の伸びを見せた。

日本からのアパレル、ファッション系商品の人気が高まっているにもかかわらず、越境ECに取り組む日本の関連事業者はまだ少ない。大きなビジネスチャンスが眠っているといえそうだ。

盛り上がりに手応え。セラー支援に力尽くす

盛り上がりに手応え。セラー支援に力尽くす

米西海岸風の開放的なつくりが印象的なイーベイ・ジャパンの展示ブースには、個人事業主から大手アパレル事業者まで様々な来場者が訪れた。同じ展示会に出展していたアジア各国の事業者も熱心に話を聞きに来たという。用意した資料がほぼなくなるほどの盛況ぶりで「越境ECに対する熱意の高まりを感じた。具体的に始めたいという人もおり、手応えがあった」と北村氏は話す。

イーベイ・ジャパンは、オンラインサポートをはじめ手厚いセラー支援を実施している。越境ECを始める際に課題となることが多い国際配送については、DHL、フェデックス、UPSといった国際宅配便(クーリエ)との連携を強化。手ごろな送料で簡便に発送できるようにするなど越境ECのハードルを下げる取り組みを進めている。今回の展示ブースにはDHLのスタッフが常駐し、国際配送に関する疑問に答えていた。

「海外から見て、日本は割安感がある。そのチャンスを生かせる越境ECプラットフォームがeBayだ」と北村氏。「より多くの人に使っていただけるようにセラー支援を拡充していきたい」と意気込む。イーベイ・ジャパンは今後も越境ECに参入する新規セラーの拡大と支援に力を尽くしていく。


著者

イーベイ・マーケティングチーム

世界200か国・地域から年間1億6,700万人の購入者に利用されるグローバルなオンライン・マーケットプレイス「eBay」(イーベイ)。
この世界最大級の越境ECプラットフォームを通じて海外への販売を行う日本企業を、イーベイ・ジャパンがサポートします。