EC通販事業者が知っておくべきEC物流のコストについて

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三浦 亜佳音


EC通販にとっては物流機能が肝となりますが、その物流コストが年々上昇しているというのが現状です。どのように今後EC物流のコストを抑えていくべきであるかお話させていただきます。

なぜ物流費・輸送費が上昇しているのか

物流費は、輸送費・荷役費・保管費・梱包費・物流管理費からなります。
その中でも、輸送費が全体の5~6割を占めると言われており、物流費の上昇は輸送費の高騰からきていると言えます。
商品を目的地まで配送するためにかかるコストである輸送費は、燃油高騰の影響やドライバーの不足が原因で上昇が続いている状況です。
燃油価格の高騰は、荷役費に関して大きく影響しますので、様々な要因が物流費の上昇に関わっていると言えます。

EC通販事業者が物流コストの削減を図る方法

EC通販事業者様で物流コストの削減をしたいとお考えの方は多くいらっしゃると思います。
物流コストが膨らんでしまう要因の中に、ヒューマンエラー(ピッキング間違い・送り状と商品・納品書のテレコ)などによる誤出荷のリカバリー対応があります。誤出荷によりクレームが発生し、対応するための手間や時間・コストがかかります。入荷~出庫までの工程において、実施作業の追跡ができなかった場合は原因が追究出来ず、再発につながり、無駄な物流コストアップにつながります。
そのような場合、物流コストを削減のためには人為的なミスや工程管理ができていないことを解決する必要があるため、物流アウトソーシングをすることを検討しましょう。
また、出荷量が多く作業が間に合っていない等もあるかと思います。その場合は、作業の単純化を図ることで作業のスピードがアップし、ミスを減らすことが出来たり人員を最小限に抑えることが可能になります。
そのように、物流費の洗い出しを行うことで物流コストの削減を図ることができます。

「EC物流お任せくん」のサービスで物流コストの削減

EC物流お任せくんは、EC物流に特化したサービスを提供いたします。
自社独自システムのWMS(倉庫管理システム)を使用しており、一体型伝票の活用で商品のピッキングミスや発送先の間違いを怒らない仕組み作りをすることができることやLT(ロジスティクステクノロジー)の導入で省人化にも対応が可能になります。
その他のバックヤード業務もWMSによって、カートや受注管理、販売管理の各種システムと連携が可能になるので効率化を図ることができます。
このように「EC物流お任せくん」のサービスを使用することで、人員の削減や作業効率のアップを図ることができます。
また、自社の倉庫で対応が間に合わなくなってきている事業者さまも保管場所を委託していただくことで、新たに場所を作る必要がなくなるため物流コストの上昇を防ぐことができます。
さらに今後はEC物流専門の大型物流センターが開設予定となっており、EC事業者様のセンター運営から配送までトータルでサポートさせていただきます。


何かお困りごとがあれば、ぜひ一度SBSロジコムにご相談ください。
企業様に寄り添ったご提案をさせていただきます!


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著者

三浦 亜佳音

SBSグループは、売上高約4300億円・国内外拠点700超の総合物流企業グループです。生産系や販売系の各専門業界のBtoB物流で培ったノウハウと、大規模拠点開発・運用能力、ITとLT(ロジスティクステクノロジー)への投資と研究開発力、自社ラストワンマイル網の構築を資源とし、EC物流を改革する、高付加価値・高品質のサービスを打ち出し、スタートアップから大規模荷主様まで、クライアント企業様の全体物流戦略の実現や改善に真に貢献してまいります。

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