医薬品・医療機器EC構築で気を付けなければいけないポイントとは?③

SBSホールディングス

前回のブログでは、一般用医薬品のEC販売で遵守すべき重要なルールについて解説しました。

今回は注目ポイントである問診・承認などの医薬品独自のフローについてより深く掘り下げていきます。

問診・承認などの医薬品独自のフローについて

医薬品ECサイトを構築する上で、法規制への対応が最も重要なポイントになります。特に複雑となる購入者への問診と専門家からの情報提供の義務については、初期段階でその販売フローを正しく理解したうえで構築する必要があります。

販売フローについては大きく以下の3点が挙げられます。


① 使用者の状態等の確認
購入者への問診では性別、年齢、症状、過去歴等を確認します。問診内容によっては該当の医薬品の使用が適さない場合もあります。

② 使用者の状態等に応じた個別の情報提供等
専門家から購入者へ、選んだ医薬品の使用法・用量、服用上の注意、副作用が出た際の対処法など、使用に関する重要な情報を正しく提供する必要があります。

③ 提供された情報を理解した旨等の連絡
提供された情報を理解した旨等を確認します。再質問が発生した場合は専門家から購入者に回答の上、再質問の有無を再度確認します。

第一類医薬品は、上記①~③の販売フローが実施されていたことが確認できるような販売記録の作成、およびその記録を2年間保存することが必要です。


これらの要件を満たすために、ECサイトではシステムや運用での工夫が重要となります。カートシステムや運用体制に合わせた適切な構築をすることで、販売開始後に大きな差がでてきます。

SBSグループでは、物流と薬事法対応のノウハウを組み合わせ、お客様に最適なシステムや体制を提案しています。

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