FBAパートナーキャリアとは?やり方まで徹底解説!
本記事を閲覧頂きありがとうございます。
我々はECにおける総合的な売上向上サービスを展開しています。
楽天、Amazon、Yahoo!ショッピングの大手ECモールや自社サイトのご支援実績のもと、EC売上向上のノウハウをお届けします。
FBAパートナーキャリアとは?
ーFBAパートナーキャリアとは何か?
FBAパートナーキャリアとは、Fulfullment By Amazonを利用しているAmazon出品者向けの配送サービスです。FBAを利用している出品者は、出品する商品を事前に登録し、梱包の上でAmazonの倉庫に納品する必要があります。そこで、Amazon倉庫への納品の際に便利なのが、FBAパートナーキャリアです。
※FBAについては、以下の記事をご覧ください。
https://proteinum.co.jp/blog/amazon-fba/
ー2つの選択肢
FBAパートナーキャリアでは、Amazon倉庫へ納品する際に、日本郵便を使うパターンとヤマト運輸を使うパターンの2つの選択肢があります。
日本郵便とヤマト運輸のどちらでも特に大きな条件面での違いはなく利用できますが、実際のところ、2社の間では利用方法も料金も大きく異なります。2社を比較すると、料金を格安で利用できるヤマト運輸を使う方が、FBAパートナーキャリアのメリットを最大化できるといえるでしょう。
FBAパートナーキャリアの料金体系
少し前述しましたが、日本郵便とヤマト運輸を使う場合では、利用料金が大きく異なります。実際に1社ずつ料金を見ていきましょう。
ー日本郵便の場合
日本郵便のFBAパートナーキャリアでの配送料金の一例です。日本郵便の場合、料金はゆうパックの基本運賃と同様になります。
引用:ゆうパック基本運賃表(東京) https://www.post.japanpost.jp/service/you_pack/charge/ichiran/13.html
ーヤマト運輸の場合
ヤマト運輸のFBAパートナーキャリアでの配送料金の一例です。サイズや条件などにより、最大で7割近い割引を受けることができます。
引用:Amazon出品サービス http://go.amazonsellerservices.com/yamatopcp21_jp
ーFBAパートナーキャリアを使うならヤマト運輸がお得!
このように、料金を見るとヤマト運輸を使用した方がメリットが大きいことが分かりましたね。FBAパートナーキャリアを利用するなら、ヤマト運輸を利用するのがおすすめです。
FBAパートナーキャリアを使うべき理由
ーFBAパートナーキャリアのメリット
・FBA倉庫納品の手続きが簡単
FBAパートナーキャリアを利用する場合、手書きで伝票を用意する必要もなく、セラーセントラルの管理画面から配送手続きと伝票の印刷ができます。印刷した配送伝票と配送ラベルを箱に貼り付ければ、あとは集荷依頼と実際に集荷してもらうだけで完了です。配送は集荷依頼をかけることも、配送センターに持ち込むことも可能です。
・配送料金が安い
先程述べた通り、FBAパートナーキャリアではヤマト運輸を利用した場合には、宅急便正規運賃と比較して、配送料金が大きく値引かれます。最大7割近い割引になるのは、大幅なコスト削減となり、出品者からするとメリットになるでしょう。
・配送料金は後払いでAmazonが対応
FBAパートナーキャリアでは配送料金をAmazonが精算してくれます。配送の都度の支払いもする必要がありませんし、清算自体もFBAの手数料とともに売上金から相殺になるので、出品者の手間を大きく減らすことができます。
ーFBAパートナーキャリアで対象外になる商品
・商品のサイズ
FBAパートナーキャリアでは、利用できる箱のサイズに制限があります。日本郵便の場合は60~170サイズまで、ヤマト運輸の場合は60~160サイズまで利用できます。それ以上大きいサイズになると利用できないので、ご注意ください。
・商品の重量制限
サイズも制限がありますが、重量にも制限があります。小型/標準は15kgまで、大型は25kgまでになります。サイズの条件を満たしていても、重量オーバーですと利用できないので、併せてご注意ください。
・商品の種類
FBAパートナーキャリアでは、危険物や温度管理を必要とする商品は対象外になります。特に夏季になり、暑いと溶けてしまう商品などは利用が難しいと考えておいた方が良いでしょう。
FBAパートナーキャリアの利用方法
ーセラーセントラルから利用する
FBAパートナーキャリアは、セラーセントラルから操作して利用できます。ここからは手順を解説していきます。
・配送業者を指定する
ログイン後、納品プラン作成画面を開きます。配送業者の項目で、FBAパートナーキャリアか他の配送業者かを選択できるので、FBAパートナーキャリアを選択し、その中から日本郵便かヤマト運輸かのどちらかを選択します。
・荷物の情報を入力する
配送料の項目で、配送する箱の情報を入力していきます。サイズ・重量・個数を正確に入力し、「計算する」をクリックすると自動的に配送料が計算されます。
この時の荷物の情報は、正確にする必要があります。何度も間違えると、FBAパートナーキャリアの利用自体を一時停止されてしまう可能性もあるので、必ず荷物情報を詳細に把握し、正確に入力しましょう。
・配送料の見積を確認する
配送料の見積が確認できたら、利用規約に同意するにチェックを入れ、「請求額を承認する」をクリックすれば承認されます。
FBAパートナーキャリアでは、見積承認後3時間が経つとキャンセルができなくなります。その後実際に発送しなくても、承認した額で請求されてしまうので、覚えておきましょう。
・配送ラベルを印刷する
配送ラベルの項目で「配送ラベルを印刷」をクリックすると、送り状と専用ラベルを同時に印刷することができます。
日本郵便はA4用紙に印刷するのみで済みますが、ヤマト運輸では専用のA4ラベルシールが必要です。印刷する前にヤマト運輸から事前に取り寄せておきましょう。
ー集荷方法
・日本郵便の場合
日本郵便では、Web集荷サービスから集荷依頼できます。
https://mgr.post.japanpost.jp/C20P02Action.do
「今すぐ集荷依頼する」から必要事項を入力した後、ゆうパックを選択します。ラベルの用意は「用意済み」にチェックを入れて集荷依頼しましょう。
・ヤマト運輸の場合
ヤマト運輸では、集荷依頼サービスから集荷依頼できます。
https://shuka.kuronekoyamato.co.jp/shuka_req/TopAction_doInit.action
「通常の荷物を送る」をクリックし、集荷時間や集荷先などの必要情報を入力していきます。伝票の用意はセラーセントラルでできているので、「送り状をご用意済みの方」にチェックを入れて集荷依頼します。
FBAパートナーキャリア利用時に注意すべきこと
ーコンビニ発送には対応していない
日本郵便もヤマト運輸も、通常はコンビニ発送に対応していますが、FBAパートナーキャリアではコンビニ発送に対応しておりません。FBAパートナーキャリアを利用する際は、直接持ち込むか、Webか電話で集荷依頼するかのどちらかで対応する必要があります。
ー配送料の変更がある
FBAパートナーキャリアでは自分で入力した情報に基づいて見積額が提示されますが、最終的な配送料はAmazonフルフィルメントセンターでチェックの上で計算されます。そのため、入力した情報が実際と違うと、実際の配送料と見積額が違う、ということが起こります。
先程も申し上げた通り、入力情報を何度も間違えると、FBAパートナーキャリアの利用自体を一時停止されてしまう可能性もあります。必ず荷物情報を詳細に把握し、正確に入力しましょう。
ー夏季制限品の取扱い
FBAパートナーキャリアでは夏季制限品として、チョコレートやグミなどの溶けやすい商品などは、夏季の一定期間は納品が制限されており、冷蔵便や冷凍便の使用が必須になります。FBAパートナーキャリアは冷蔵便や冷凍便に対応していないので、夏季制限品はFBAパートナーキャリアを利用できません。夏季期間の取扱いに注意しましょう。
ー問い合わせ先
FBAパートナーキャリアに関しての問い合わせは、輸送する日本郵便やヤマト運輸ではなく、Amazonのテクニカルサポートになります。
ただし、輸送中の荷物のトラブルの場合は、日本郵便またはヤマト運輸の集荷依頼をした窓口になりますので、覚えておきましょう。
まとめ
FBAパートナーキャリアは、特にヤマト運輸を利用すれば、Amazon出品者にかなりのメリットがあることが分かりましたね。
AmazonでFBAを利用して出品している場合は、FBAパートナーキャリアを利用して配送料を抑え、少しでも利益を増やせるようにしましょう!
よくある質問
Q.ヤマト便でFBAパートナーキャリアを利用する際、集荷時間を細かく指定することはできますか?
A.原則として時間帯指定は可能ですが、地域や集荷量によっては希望どおりにいかないこともあります。集荷前日までに余裕を持って依頼することが、希望時間帯での対応を実現するポイントです。また、繁忙期(年末年始・セール時期)には遅れが生じやすいため注意が必要です。
Q.セラーセントラル上で配送ラベルを出力後、荷物の個数や重量に変更があった場合はどうすればいいですか?
A.荷物情報に変更があった場合は、一度配送ラベルをキャンセルして新たに納品プランを作成するのが基本です。配送後に実際のサイズと異なる場合、Amazon側で再計算された料金が請求される可能性があり、意図しない請求やトラブルにつながることもあります。