海外販売ベテラン講師のアドバイスを聞き、悩みを直接相談できる「eBay Open Campusオフラインセミナー」を開催。eBay初心者の「つまずき」はここで解決!
海外からのインバウンド旅行者が増え続け、日本のモノに熱い視線を注がれている昨今。「国内だけでなく海外に向けて何かを販売したい」とeBayデビューをする人が増えています。しかし最初から上手くいくわけはなく、誰もが何かしらの「壁」を感じているのも事実。疑問があっても誰に相談していいかわからなかったり、自宅で一人黙々と作業をしていると、だんだん心細くなってきたり、なんとなく不安になったり。イーベイ・ジャパン株式会社は、そんなeBayを始めて日の浅いセラー(販売者)の疑問や悩み、つまずいているポイントを公認パートナーの4名が一気に解決するセミナー、「eBay Open Campusオフラインセミナー」を東京・青山で開催しました。
eBay Open Campusオフラインセミナー
2025年5月9日(金)の午後、「eBay Open Campusオフラインセミナー」は東京都港区南青山のイベントスペース、SHARE GREEN MINAMI AOYAMAにて開催されました。高層ビル群を望む緑豊かな敷地内には広大な芝生スペースやヤシの木があり、まるで都会のオアシスのような場所。自然溢れる空間の中、参加者はクッキーやコーヒーを手にしながら、リラックスムードでイベントは進行しました。
本日の講師はイーベイ・ジャパンの公認パートナーであり、eSCJ(eBay Seller Circle Japan)という名のコミュニティも運営する荒井智代さん、西脇直人さん、本山賢さん、山下泰三さんの4名。eBayで海外販売を行う傍ら、自身のスクールで個人や法人の販売サポートを行う方もいる、海外販売のベテラン集団です。このオフラインセミナーは、荒井さんが隔週金曜日に講師を務めるイーベイ・ジャパンのオンラインQ&A「eBay Open Campus」の拡大版という位置づけのイベントで、今回が2回目の開催です。対象者はeBayで販売を始めて間もない方で、年代やバックグラウンドの異なる幅広い層の参加者が計63名集まりました。講義形式ではなくトークセッション形式で進行された本セミナーでは、初心者がつまずきやすいポイントに的を絞って、解決法やアドバイス、「eBayあるある」などを紹介していきました。
最初はみんな「初心者」、つまずきポイントに沿ったトークでお悩みを解決
講師として登壇する、イーベイ・ジャパン公認パートナーの西脇さん、本山さん、荒井さん、山下さん(左から順に)
第一部は「eBay初心者お悩み解決!eSCJトークセッション」。3つのテーマにフォーカスを当てて、講師の4名が和気あいあいとトークを繰り広げていきました。まずは「テーマ①:初心者がつまずきやすいポイント」から。さっそく会場から挙がった「閲覧数が伸びない」というお悩みの声に対し、全員一致した答えが「何が閲覧数をとれるか知るために、最初はとにかくいろいろ出してみるのが鉄則」であること。また「100点くらい出品数がないと閲覧数はなかなかとれないので、まずは販売実績を作るためにも、リサイクルショップで売られている低単価のものを1ドルで出品するなど数をこなしてみては(山下さん)」とのアドバイスも。
「テーマ②:eBayを続けるコツ」に関しては「完璧を求めすぎると続かなくなるので、ある程度、適当にやるくらいがちょうどいい。エラーが起きて上手くいかないから明日またやろう、値段の計算はざっくり為替140円でいいや、とりあえず出品してみて反応が悪ければ後で変えればいいや、といった感じで、ルールを守りながらざっくりやったほうが心が折れない(荒井さん)」というアドバイスには会場からは笑いの声が聞こえました。
最後の「テーマ③:売上を伸ばすための具体的アクション」に対しては、「大手や先輩セラーの真似をしても、そこで自分のポジションを確立するのは難しい。なので、私は最初のころ、人気商品から派生した商品を売ったり、セット売りやシリーズもののまとめ売りをしたりなど、少しずらして販売することを意識していた(西脇)」とのエピソードが。他にも「eBayでは過去30日間に特定のジャンルの商品を買ってくれたバイヤー(購入者)をグループ化して、ニュースレターを送ることができる機能がある。あまり注目されてない機能ではあるが、とても便利なのでぜひ有効活用してほしい(本山さん)」と勧めます。
諦めないでリサーチし続ければ、売れる商品は必ず見つかる
第二部は「リサーチ&出品体験してみよう!先輩セラーの着眼点利益が出る商品を見つけるためのコツとリサーチの実践方法について」。荒井さんが自身の経験から「最初から上手くいく人はいないし、すんなり商品が見つかる魔法もない」と釘を刺した上で、アドバイスをしていきます。まずはeBay上で出品されている商品をたくさん見て何が売れているかを知ること、そして利益の出る商品は「必ずある」と諦めずに探し続け、恐れずにチャレンジする強い気持ちを持つことが大事だと力説します。次にeBayセラーであればだれでも無料で利用できる『Product Research』機能とセラーポータルからダウンロードできる『人気検索キーワードTOP100』のキーワードを使った商品リサーチ方法について紹介。人気キーワードの一つ、「yokai watch(妖怪ウォッチ)」を例に挙げ、誰がいつ、何をどのくらいの値段で販売し、最終いくらで購入されたかを知るためのリサーチを実践しました。それらの情報をベースに、自分ならどの商品をどのくらいの値段で売りたい、送料はいくら、最終利益はいくら確保したいから仕入れ値はいくらで決定、という流れで具体的に計算するのだといいます。
出品ページをその場で添削!ベテラン視線の使えるフィードバック
次に、実際に作成した時計の出品ページを元に、4名が添削ポイントについて改善点を述べていきました。「商品写真は最大24枚入れられるので、なるべく多い方が良い」、「動画も入れるとバイヤーの目に留まりやすい」、「Promoted Listings General(広告)は2%でもかけておくと、ページ下のスポンサー枠に商品が掲載されるため大きく結果が変わる」など講師たちの意見が飛び交いました。「Item Specificsに情報を登録しないと絞り込み検索の結果に表示されないので要注意。ピンク色の商品を探すバイヤーが色で絞り込み検索した時に、あなたの出品商品のItem Specificsに「PINK」と入れておかないと、それがたとえピンク色でも結果に出てこない」という説明には、盲点だったとばかりに多くの参加者がメモを取る様子が。
個別相談会では、ずっとわからなかった事が一瞬で解決!
第三部ではブース質問相談会として、①リサーチ実践(西脇さん)、②出品添削(荒井さん)、③マーケテイング・データ分析(本山さん)、④Orange Connex社、⑤その他何でも質問(山下さん&イーベイ・ジャパン)の5つのブースが用意され、各自が希望のブースへ行き個別に質問しました。各ブースをくまなく回るセラーもいれば、一つのブースで集中して話を聞くセラーの姿も見られました。
eBayのセミナーに参加して、仲間と出会う
最後は懇親会。中で軽食を片手に自己紹介をし合う参加者や、外のベンチでパソコンを開きながらお互いに意見交換をしたり、仕入れのアドバイスをし合ったりする参加者の姿が印象的でした。計4時間の楽しい時間はあっという間に過ぎ、イベントは熱気を帯びたままと終了となりました。
参加者へ行ったアンケートによると、セミナーコンテンツに対する満足度は95%との結果が。また、参加者全員が「モチベーションが上がった」と回答し、非常に高い効果を感じることができました。プログラムの中では、第三部のブース質問相談会の満足度が一番高く、「直接その場で質問ができたことが良かった」との感想を多くいただきました。
イーベイ・ジャパンでは本イベントのように、普段はリモートで作業するセラー同士が実際に顔を合わせて交流できたり、ちょっとした質問をイーベイ・ジャパンのスタッフや公認パートナーに気軽に聞いたりできる会を不定期で開催しています。海外販売にこれから挑戦してみたい方、すでに始めているけれど上手くいかない方には、ぜひこのようなチャンスを有効活用してモチベーションの維持や作業効率アップにつなげていただきたいと考えています。また次回のイベント開催をどうぞお楽しみに!
筆者:Rutsuko Sakuma
■過去のイベント記事
eBayJapan Awards 2024
https://ecnomikata.com/blog/46469/
年末商戦セミナー
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