アフィリエイト会社が解説!今さら聞けないアフィリエイト広告のキホンの「キ」

河崎 玲央奈

こんにちは。アフィリエイト広告プラットフォーム「A8.net」のマーケティング担当、株式会社ファンコミュニケーションズの河崎と申します。

突然ですが、みなさんは「アフィリエイト広告」と聞くと、どんなイメージをお持ちでしょうか。なんとなく、個人のブログに貼られている広告、という理解の方も多いでしょう。

しかし、もしこれだけのイメージであれば、少しもったいないかもしれません。

今回はそんなアフィリエイト広告について、実際の詳しいしくみや、運用することでエンドユーザーの購買体験にどのように影響するのか、「ここだけわかれば大丈夫!」という基本要素を、全6回に分けてお伝えします。

第1回のテーマは『アフィリエイト会社が解説!今さら聞けないアフィリエイト広告のキホンの「キ」』です。

また、今回は自社製品やサービスを販売している中小企業さまにお届けしたい内容となっています。そのため、なるべく「専門用語を使わずに」「わかりやすく」、そして「中立に」紹介したいと思います。自社PRもしたいところですが、フラットにご紹介するつもりですので、ぜひご覧ください。

現代トレンドにおける「口コミの重要性」

まず、多くの人々に商品やサービスを届けるために、世の中の消費背景を把握しておく必要があります。特に、「インターネットの普及」により、ユーザーの購買行動は大きく変化しました。

ふだん私たちがなにか購入に悩むとき、インターネットで検索すればSNSやホームページ、動画サイトなど、あらゆる情報がすぐに得られるようになりました。なかでも、ユーザーが購買に至る要素として重要なもののひとつが「口コミ」です。

ある調査によると、商品・サービスの購入時、インターネット上の口コミが購入決定に影響する割合は約55%と言われています。SNSでの口コミをきっかけに、爆発的に人気商品となったニュースもしばしば見られます。

口コミを調べる人の深層心理としては、多くが「自分が求めているものと合っているか知りたい」「失敗したくない」のいずれかでしょう。なぜなら、ユーザーは企業(=当事者)が発する宣伝や売り文句を、半信半疑で聞いているからです。そして、これらの信憑性を確かめ、購入へあと押しするのが「購入者による生の声」、つまり口コミなのです。

商品を手に取らずに購入できるほど、情報にあふれた世の中だからこそ、購入後の様子をイメージできるWEB上の口コミは、現代のマーケティングにおいて必要不可欠といえます。

実は私たちの身の回りにある、アフィリエイト広告

では、検索行動において、ユーザーはどのように口コミを探し、購入に至るのでしょうか。

まずイメージしやすいのは、GoogleやYahoo!といった検索エンジン内での検索結果に表示されるWEBサイトです。「商品名+口コミ」「商品名+評判」などの検索キーワードで表示される、レビューサイトが代表的です。

次にSNSでの検索です。SNS検索とは、X(旧Twitter)やInstagramなどの検索窓から投稿を探すことです。SNSでは、ユーザーは「いいね!」や「シェア」機能を使って投稿を拡散できるため、インフルエンサーや個人の口コミ投稿をきっかけに、爆発的なブームとなることもあります。

近年ではSNS検索をしたのちに、さらに検索エンジンを使って詳細情報を調べる消費行動も増えています。ユーザーは上記をはじめとした口コミ投稿をもとに、金額や使い心地、メリットなどを比較し、自身にあった商品を見つけ、購買に至ります。

これらのWEBサイトやSNS投稿に関わっているのが、アフィリエイト広告です。全てのサイトが該当するわけではないものの、そのほかにも「ポイ活」などに想起されるポイントサイトや、旅行代金の比較サイトなど、アフィリエイト広告は私たちの身近に存在しています。

アフィリエイト広告とは

ではアフィリエイト広告が、具体的にどのようなものかご説明します。
まず、アフィリエイト広告とは、WEB広告と言われるプロモーション方法の1種です。

アフィリエイト広告の大きな特徴は主に2つです。

・第三者訴求:メディアが記事を作成し、ユーザー目線で企業の製品を紹介してくれる
・成果報酬型:メディア経由で購入や申込みが発生した場合に、企業は広告費用を支払う


「メディア」とは、WEBサイトやSNSなどを運営する個人や法人の総称です。一般的には「アフィリエイター」「インフルエンサー」「WEBメディア」などとも呼ばれます。

アフィリエイト広告では、ユーザーがメディアのまとめ記事や、SNS投稿に掲載される広告をクリックし、企業の製品に対して申込み・購入といった特定のアクションを行うことで広告費が発生します。

企業が支払った広告費は、「ASP」と呼ばれるアフィリエイト広告のプラットフォームを経由し、メディアに支払われます。

ASPは、広告主である企業とメディアを仲介する存在であり、弊社A8.netもASPに該当します。ASPについては、今後の記事で詳しく解説しますので、まずは立ち位置だけ覚えていただければ問題ありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、口コミの重要性から、身の回りのアフィリエイト広告、そしてアフィリエイト広告のしくみを簡単にご紹介しました。まずは、アフィリエイト広告の特徴と「ASP」「メディア」だけでも覚えていただければ幸いです。

次回は、アフィリエイト広告がそれぞれ企業とユーザーにもたらす役割について、ご紹介します。

弊社「A8.net」のHPでは、アフィリエイトの特徴やメリットについて、さらに詳しくご紹介しています。
少しでもアフィリエイト広告にご興味を持たれた方は、ぜひ覗いてみてください。


著者

河崎 玲央奈 (Reona Kawasaki)

2018年ファンコミュニケーションズに入社。アフィリエイト広告の導入支援からアフィリエイトメディアの営業担当など、幅広い業務を経験したのちにA8.netのマーケティングを担当。
現在は主にオウンドメディア運営のほかに、コラムや導入事例といったコンテンツの企画~取材~執筆業務に従事。

社内では軽音サークルに所属し、ベースを担当。
趣味は猫とヴィンテージ雑貨集め。